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二子山中央稜

日時: 2008年6月28日(土)
山域: 二子山(関東)
参加者: 国府谷(L)・廣岡
行程: 本文参照

Pict0002 週末は28日だけが晴れるとの予報を頼りに岩トレ目的で二子山に向かった。
午前6時、新宿を出発。股峠近くの駐車場に着いたのが午前9時半頃。朝方まで雨だったのか林道の舗装が濡れている。「祠エリア」の下を通り、ローソク岩への道を辿って突き当ったところを右に取る。そこからゆるい下りを少しいくと中央稜の取り付きに着く。

1ピッチ目はⅣ級40メートル。見上げると岩はほとんど濡れていてけっこう悪い。上の状態がわからないが天気はなんとか持ちそうな感じだったし、1パーティが先行していたのでとりあえず登ることにする。国府谷さんのリードでウォーミングアップをかねてしかし慎重にゆっくり行く。私も国府谷さんもこのルートは2回目だが、出だしからべったり濡れているので私にはなんとなく気が重い。

しかし、少々手こずったのはぬるぬるの最初のフェースだけだった。30メートルほど直上し、右のピナクルをよっこらしょっ、という感じで越え難なく大テラスに出る。

2ピッチ目(V級-、30メートル)から岩はほとんど乾いていた。このテラスは少し視界が広がる場所だ。梅雨時特有の湿った風が頬をなでる。雨が来なければいいが。今回は私のトレーニングが目的の一つだったので国府谷さんが「リードしてみます?」と言ってくれたが、この先ちょっと難しいところがあったような記憶があり、引き続き国府谷さんにリードをお願いする。凹角の左のフェースを快適に登り、途中から右にルートを転じカンテ状の岩を跨ぐようにして小さなルンゼに移る。ここは左側を直上してもいいが右にまわったほうが楽に上がれるようだ。国府谷さんは右よりも難しい左側を行ったがセカンドの私は国府谷さんのアドバイスに従って、右のルートを登った。2ピッチ目の終了点からはローソク岩が同じぐらいの高さに見え、なかなか高度感のある良い眺めだ。

Pict0001 3ピッチ目はV級40メートル。大きな凹角を行く。ビレイポイントから見える大きなピナクルの右のクラックにそって登る。最初はピナクルの末端が意外に大きく、少し張り出していてスタンスがちょっと取りにくい。一瞬おやっと思うがよく見れば手がかりは豊富で問題はない。そのクラックに沿って上がると左から張り出している岩の根元との間に狭いクラックが出てくる。このルートの核心だ。ここは左の岩にあまり頼らずに右のやや奥まったクラックをたどりながら登る。国府谷さんがカムを2箇所ほどセットして慎重に上がっていく。しかし、国府谷さんはあまり手間取る風もなくスムーズに上がって行った。さすがだと思う。私も以前来たときほどにはこの核心のポイントではあまり時間をかけずに抜けられた。といってもやはりスタンスが取りにくく、しかも頭上に被った岩を越えていくというのは私の実力ではなかなか難しいし、少し恐さも感じる。

3ピッチ目の終了点はちょっとした広場のような大バンドだ。ここで休憩を取る。先行パーティもいるので15分ほどゆっくりした。そろそろ行こうかとザックを背負ったときに突然天を裂くような「ドドーン!」というものすごい音がした。雷か!?と一瞬緊張したが、山の下の砕石場での爆破音(発破音)だった。天候が不安定なだけに余計な気を使う。

4ピッチ目はIV級-、30メートルで丁度良い練習になるからとこのピッチは私がリードをさせてもらった。階段状の岩を右側下部から草付を左上して小高い岩の上に立つとそこからは垂直の小さな岩を乗り越えればあとは簡単に上がれてしまった。これでは練習にならないしロープもまだ20メートル以上あるというので、国府谷リーダーの了解を取ってそのまま5ピッチ目(IV級)に入っていった。ここは垂壁を数メートル上がり一つ目の支点を取ると、左に行くか右に行くか迷ったが、右上に手ごろな小さなクラックが見えたのでそこにカムを差し込んで二つ目の支点を取った。あとはビレイポイントのある岩棚までほぼ垂直だがガバだらけの楽な上りだった。ここでセカンドをビレイするためのセッティングをするのだが、初めての経験で慎重になり、時間がかかってしまった。反省しなければならない。

6ピッチ目はIII級+(40メートル)でまったく問題ない。ツルベでそのまま国府谷さんがのんびり上がっていく。ほどなく「上がっていいよー」の掛け声に私も最期の岩を楽しみながら上っていく。

7ピッチ目は草付フェースといってもほぼ潅木帯で、歩くように30メートルほど上がると登山道に出る。登攀終了は午後1時半だった。途中の待ち時間と休憩をあわせた40分~50分を引けば2時間半程度の行程で概ねコースタイムで終了した。

登攀の途中から時折太陽が顔をのぞかせ、ガスの合間に緑豊かな里の美しい景色が眼下に広がっていた。

帰りはクライマーに評判の麓の小鹿荘赤谷(あかや)温泉に立ち寄った。土曜日というのに貸し切り状態で贅沢な時間を過ごした。二子山中央稜はコンパクトだが日帰りで色々なピッチを楽しめて、適度なトレーニングになる良いルートだと思う。

(記: 廣岡)

One thought on “二子山中央稜

  1. 今かんがえるとなんで6P目を廣岡さんにやってもらわなかったのか。。。。
    うーん
    なんでだろ?
    下降してくるパーティが遅いから焦ってたのかな・・・

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