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北アルプス蝶ケ岳

2004/5/2 ~ 5/4前夜発

単独:飯田平八郎(20期)

古希を迎えるにあたり山行を計画した。同行する人が見当らなかったことから、単独での山行を計画し、日程を5月2日~5日と設定した。当会に入会する以前の50年ほど前になるが、大学の体育の授業で山岳を選び、1週間ほどの日程で徳沢をべ一スに蝶、大滝山周辺を登った思い出が有り、昔の懐かしい思い出の地を散策したいと思い、計画した次第である。

コース計画 : 上高地着~徳沢~蝶ケ岳幕営~蝶ケ岳~常念岳往復~蝶ケ岳幕営~徳沢~上高地

装備 : 一般冬山装備

食料 : 軽量化を図るためアルファ米、乾燥野菜(山岳シリーズ)、甘酒、卵スープ、ふかひれスープ、

     卵スープ、フリーズドライ(牛丼)、嗜好品等々1人1週間分程度の食料を用意した。

5月1日(土)横浜発21:30新宿経由、上高地行きバスで出発。

5月2日(日)晴れ。

上高地着は定刻6:00に到着。朝食、支度をして6:50出発。明神7:40徳沢8:40着。8:55長塀尾根に取り付く。10~20人ほどの人がこのコースを登って蝶ケ岳に向かう。ザツクの重量約23㎏と重く、ピツチ上がらず、あとの人に追い越されながらゆっくり登る。明神岳、前穂高岳、奥穂高岳の眺めがすばらしい。しかし長塀尾根は樹林帯で視界があまり良くないのが残念である。15:30蝶ケ岳テント場に到着。テントは10数張り張ってある。夕日に染まる穂高の山々、明日予定の常念岳が美しく輝いている。しかし21:00頃より風強まりのち風雨となる。

5月3日(月)風強し、停滞。

咋夜は一晩中、風雨に悩まされる。風速30メートルはあると思われる。立っての歩行は困難である。夜中にテントを撤収し、山小屋に避難するパーティが出始める。夜が明ける5:00~6:00ころにはテントを撒収し、下山する人がいた。8:00頃、私を除くテントはすべて、撒収し下山、あるいは山小屋に避難した。私1人テントで頑張る。携帯ラジオの天気予報では天気の回復は望めないが、食料も十分あり、いざとなれば山小屋に逃げ込めると考えていた。明け方から雨は止み、風のみ相変わらず強く、霧も発生していた。12:00相変わらず風は強いが、ガスのみで上空は明るい。この天気は回復の見込み

がないと判断し、明朝テントを撤収し徳沢に下山する事にした。17:00漸く強風は収まりホッとする。この悪天候の中、テント組の2パーティが入ってきて雪上にテントを張った。20:00ころから雨はそれほどでもなかったが、風が強まりだんだんと激しさを増しテントが潰されては大変と思い、24:00荷物をまとめ、100メートルくらい離れた山小屋のトイレの前室に避難した。立っての歩行は困難で、中腰での避難であった。

5月4日(火)風強し時々雨。

夜の明けるのを待って、ザックをまとめ強風の中下山にかかる。雨はほとんど降っていないが、強風のため苦労する。500メートル程進むと稜線から離れ下りにかかる。このコースは稜線から離れると森林帯で風の影響を受けずホッとする。下山中に入山して登ってくる大小のパーティにすれ違ったが、この天候にと思った。徳沢着10:30風は弱くなっていたが、相変わらず雨は降っていた。涸沢、槍ケ岳方面から下山してくる人たちもここで合流しにぎやかになる。徳沢を10:45出発、11;45明神着、上高地に12:30到着した。16:00の新宿行き高速バスにて帰宅した。晴天は初日だけで天候に恵まれず、苦しい山行であった。(記 飯田平八郎)

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