大面岩左稜線ルート

日時: 2008年5月18日(日)
山域: 瑞牆山
参加者:掛川・静岡山岳会メンバー4名
行程: 省略

10c 静岡山岳会の伊東さんにお願いして、久々のマルチを静岡山岳会の方と楽しんできた。
当日は、朝5時半に静岡を出て、現地に8時ごろ着いた。
前夜はかなり激しく雨が降ったようで、地面はじっくり濡れている。
取り付きは、駐車場から南の沢沿いの登山道(一般道ではない)を約1時間ほど行ったところだが、これが判り難かった。伊東さん、松永さんという経験者がいなかったら、とても見つけられなかったのではと思う。
着いた時は、今にも雨が降ってきそうな雲行きだったが、しばらく躊躇しているうちに明るくなってきたので行く事にする。
パーティは、松永・塚田・掛川と、伊東・田中に別れた。
私達のパーティは全て松永さんがリードしてくれた。
私はセカンドで、最後の塚田さんを確保しながら登って行った。
最初の10aのフェース20mは濡れて、こけでぬるぬるして最悪だった。
古いリングボルトに足を乗せたりしてなんとかぬけた。
右から岩を木を登って越え、ピッチをきる。
次のフェースは乾いて快適だった。今回初めて、キャメロットでプロテクションを取るのを見た。便利なもんだなあと感心し、欲しくなった。
その次のピッチは、スタートからやらしかった。なんでも、前にあったボルトがぬけたらしい。それからちょいとこわいダイクのトラバース。ダイクとは花崗岩に特有の横に走る岩棚のようなものだ。
上がかぶった岩なので、体をかがんで行かなきゃならなかった。
その後、10cの短いフェース。セカンドなので安心してトライできた。
そして、10bのカンテフェース。
その後の10a のピッチは、アブミを使い直上する。フリーのルートは左から巻くようだった。
最後のチムニーとオフウィドス10a は、フリーでなんとかぬけられたが、途中でテンションを掛けて休んだ。チムニーの身のこなしは、普段やらない動きなので難しく感じた。
3時過ぎに全員抜けて、稜線から反対側に懸垂で降りた。
下降点から、右のコルに出て、登山道に戻り、下山した。
5時ごろ駐車場に帰った。
久しぶりのマルチで、天気にも恵まれて、高度感もたっぷり味わえた。
瑞牆は静岡からは本当に「近くていい山」だ。
今度はリードしてみたい。

(記: 掛川)

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