丹沢 沢登り

記:55期 掛川

2005年 4月2~3日

メンバー:掛川、坂田、和内、後藤、掛川(浩)

 2日土曜日の朝9時に、小田急線の渋沢駅で、東京組の3人坂田、和内、後藤君と待ち合わせる。

10時に戸沢に到着し、10時15分に出発する。今日は源次郎沢を遡行する。水量はさほど多くはない。

天気はくもりぎみで、少々肌寒い。途中から雨具を着込む。坂田君は逆にt-shirtになっていた。特に悪い場所はなかったが、今年初の沢登りということもあり、要所要所でロープを出す。最後の12メートルの滝を除けば、ほとんどが10メートル以下の滝ばかりだったので携行していった45メートルザイルは扱いにくかった。沢は上流に行くにつれ、荒れているのが目立った。12メートルの滝を越え、16時10分花立山荘に到着。坂田、後藤、掛川浩の3人に先に降りて買出しに行ってもらう。僕と和内さんが戸沢に戻ってきたのが17時45分。その夜は京都風なべと言おうか。あるいは入院なべと言うべきか。とにかく微妙な味を探しながらなべを食べ、飲む。味は薄いが、印象は強烈な鍋のせいで沢のことは忘れてしまった。

 翌3日、日曜日。予報に反して快晴で朝を迎える。6時に起き、テントを撤収し、河原でサンドイッチを作って食べる。

新茅山荘に車を置き、新茅ノ沢から、水無川に降りる。モミソ沢出合の懸垂岩でトップロープをセットして、岩登りをする。

日当たり良好で最高のクライミング日和であった。終了点にはてんとう虫達がひなたぼっこをしていた。春の訪れを実感した。新人の後藤君はボルダーをやっているということで、クライミングはうまかった。特に足の運び方に感心した。ファイトもある。坂田君にとって、若頭の地位をおびやかす強力なライバルの出現である。せっかく、ぱしりから脱出できたかと思ったのもつかのまの夢と終わるのか。2時間ほど遊んで、10時半に遡行開始。体は汗ばむほど充分暖まり、沢が恋しくなっていた。モミソ沢は狭いゴルジュの中をほそぼそと流れていた。水が谷を侵食し、両岸は岩に挟まれ暗い。水量も少ないためさほど美しくもなく、威圧感もないが、丹沢にもこんなゴルジュがあるのかと思った。坂田君は少ないながらも、シャワークライミングをやっていた。他の人は濡れたがらなかった。しかたないわな、4月だもの。途中いのししの死骸を見る。沢で水でも飲もうとしてこときれたらしい。沢に顔をつけるようにしていた。やっぱり、水につからなくてよかったと坂田君を除く一同再確認する。三段11メートルの滝を11時15分に通過。大棚12メートルの滝は僕と和内さんは左から巻いた。高さがあったため、ロープを出す。直登組も最後の落ち口のところは苦労したようだ。ここのところは僕は行ってないので誰かどういうところか補足してもらえるとありがたい。14時に尾根に出る。下山はルートを誤り、またモミソ沢に降りてしまった。3段11メートルの滝から、懸垂2回後はクライムダウンで出合まで降りた。沢の下降もいいトレーニングになる。出合16時10分。東海大学前駅の日帰り温泉に入り、夕食後解散。天気に恵まれ、充実した2日間でした。

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