今シーズンの最終沢登り

日程: 2020年 9月21日(月)-22日(火)
山域: 荒川水系荒沢谷(奥秩父)
参加者: 国府谷(L)・松林・雨宮・塩田

コロナ自粛も緩んだ9月の4連休後半2日、今シーズン最後の沢登りに参加した。
関越道も下道も大渋滞が続いていて、大洞林道のゲート到着が13時と大幅ににタイムオーバーした。ここから入渓地点の荒沢橋まで林道を1時間以上歩かないといけない。今日の幕営地までさらに3時間。5時までに着かないと谷底の樹林帯だと真っ暗になってしまう。 沢歩きはほどほどに沢筋登りで急ぎ、どうにか幕営地点の菅ノ平に5時半に到着。体は沢水では濡れていないが、汗でずぶぬれになっていた。曇りのうえ、ここ数日の寒気で気温も低く、寒い。


菅ノ平の幕営地は平坦でトチの巨木が多くビバークには最適だが湿っぽい。
雨宮さんの執念のたき火着火のおかげで冷えた体も、濡れた衣類も乾き、体も温まり、たまらない。
よく朝はテントに荷物を置いて6時40分出。
今回の沢登りは、泳ぎ・滝登りは無しで高巻きの連続。狼谷出合からは同じような枝沢が多く、どれが北雲沢か判らない。いつも私以外の3名が地図とナビ・GPSで位置確認をしてくれている。その間は、私にはサボって小休止できる貴重な時間であった。


ガレた河原には大きな倒木がひしめいていて先頭はコース取りに苦労している。
「遅い! このペースだと明るいうちにテントに戻れない! ペースアップ!」の御指令がリーダーから飛び、がぜんハイペースになる。沢のツメ部は鹿の獣道とヤブこきもないコース取りでバテバテになりながらも奥秩父縦走路に飛び出した。少々休止のあと縦走路を1時間歩き狼平先から下山の狼谷に入り込んだ。
ここでトラブル発生。私の年代物の沢靴のソールがつま先部分を残してはがれてしまった。かかとがずれて歩けない。雨宮さんが上手にテープシュリンゲで縛り補強。おかげで狼沢を下ることができた。


幕営地には予定時間で到着。撤収後往路を下山。筋肉疲労による足の痛みをこらえながらペタペタとソールのはがれた沢靴で予定の5時半に車に戻ることができた。
みなさん、ご心配おかけしました。

(記: 松林)

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