大武川 一ノ沢大滝

日程: 2022年1月29日(土) – 30日(日)
参加者: 国府谷(L)・林
行程:
第1日目: 駐車場 – 1393mピーク – 一ノ沢へ下降 – 下の大滝のちょっと上でBC
第2日目: 大滝登攀(登攀開始(6:30頃) – 大滝上(10:00頃) – 大滝基部まで下降(12:00頃)) – 往路を戻る

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まずは林道から大武川を渡渉して離山北稜の1393mピークを目指す。そこから東の尾根-ルンゼ状を下降して一ノ沢に降りる。そこから下の大滝までは意外と近かった。下の大滝は左岸から巻いて、その先少し上がったところで幕営。

幕営後、大滝の偵察に向かう。BCから10-15分程行くと大滝に着く。トポによると170m。でかい。ただ下から見る限りはそれなりに弱点はあるように見えた。下から見る限りは。一週間前からビビっていたけれど、ちょっとだけイケそうな気がしてきた。

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シュラフの中でイメトレを済ませて、明るくなりだした6:30頃に登攀開始。
荷物はまとめて国府谷さんに持ってもらい、ありがたいことに私は空身。

1P: 国府谷さんリードでスタート。基部の左寄りから。傾斜はゆるいけど朝一で体は硬い。一段上がって左側の氷で支点をつくりピッチを切る。

2P: 林
トポだと2Pの終わりはテラス右の残置支点でピッチを切れるとあるけど、遠目には残置が見当たらない。また右寄りは氷も薄そうに見え支点を取るのもどうかと思ったので、そのまま左寄りを直上気味にあがりテラス左寄りで終了。

3P: 林
3Pめの中間部の左-中央は繋がってなかったりつららだったりなので右寄へ向かう。前半の傾斜は緩めで、後半は傾斜が強くなっているが段状な感じ。50mロープいっぱい伸ばしたいのでスクリューは節約したいピッチ。少しあがりつつ右にトラバース。2Pめをトポ通りテラス右で切っておけばこのトラバースはしなくて済んだのかと後で気が付く。滝の右寄りに抜けてからが傾斜がやや強くなるが段々なのでレストしながら登れた。ロープほぼいっぱいに伸ばしてピッチを切る。

4P: 国府谷
出だしはやや傾斜が強いが後半の傾斜はゆるくなってくる。

5P: 林
4Pで終わりかなと思ってたらもう1Pあった。トポあんまり見てなかった。傾斜もなくやさしい。登り終わって充実感に浸る。

大滝を抜けると先にはさらに迫力満天の中滝がそびえてたけどそこまでやる余裕はなし。
この日は大滝貸し切りだったこともあり先行者の残置アバラコフと国府谷さんが登攀中に作成していてくれていたアバラコフで滝をそのまま降りる。懸垂4P。

帰りは往路を戻り車まで。

滝のスケール・登攀はもちろん、ちょっとアプローチがあって奥まったところにある大滝を登るという行程を含めて充実感のある山行でした。アイスタノシイ。

(記: 林)

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