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真砂沢BC剱岳

日程2015年8月8日-16日
山域:立山連邦
参加者:久世,中村,五十島,雨宮

 

行程
1日目:室堂-剱御前-長次郎谷-真砂沢-BC1
2日目:BC-長次郎谷-Ⅰ・Ⅱルンゼ-八ツ峰主稜線-Ⅴ・Ⅵのコル-長次郎谷-BC1
3日目:BC-仙人新道-仙人池-BC1
4日目:BC-長次郎谷-長次郎のコル-剱本峰-剣山荘-BC1
5日目:BC-内蔵助平-黒部ダム-下山(中村)
6日目:室堂-剱御前-長次郎谷-真砂沢(久世,雨宮)
7日目:停滞
8日目:BC-長次郎谷-長次郎のコル-剱本峰-剣山荘-BC1
9日目:真砂沢-内蔵助平-黒部ダム-下山

 

1日目:開業したての北陸新幹線で富山まで。
そこから在来線,ロープウェイ,バスと乗り換えて快晴の室堂到着。
今回は剱岳も初めてであれば、室堂も初めてだった。後にするのが惜しいような景観。
記念撮影をしてから歩き出した。
満載のザックは想像以上に肩に食い込むが、なんとか中村さんに付いて行った。

 

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2日目:晴れ。テントを出ると既に長次郎谷を登る登山者の明かりが見えた。
列の後ろの方に混ざり、まずは八ツ峰の取付きを目指す。
隊列はずっと上の方まで伸びている。私達の登る八ツ峰下半部は無雪期に登るPTが少なく、取付きから稜線までが若干不明瞭な点が不安材料だったが想像通り?ルンゼの登攀で苦しんだ。

 

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結局ルンゼを詰める事4時間、想像より左にトラバースしていたのかⅡ・Ⅲ峰間のコルに出た。
随分と疲労してしまった。快適な筈だった稜線歩きも余裕がない。
遮るものなく日差しで照らされ続けていたからか、想像以上に消耗している。
やっとの事でⅤ・Ⅵのコルに下降してから、上半部を諦め長次郎を下った。
残りの7日間に不安がつのる。。。

 

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3日目:八ツ峰下半部の疲労はとれず、”休養日”として仙人池を往復する事に。
今思えば8時間歩いて果たして休養になるのかと疑問だが、裏剱の迫力とスパゲッティを満喫した。

 

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4日目:この日も予定大幅変更。長次郎谷から本峰を目指した。
雪渓は上部が多少悪かったが、問題なく通過して本峰へ到着。
随分と行程は変わってしまったが、紛れもなく山頂だった。素直に嬉しかった。
下降は別山尾根を降りる。途中剣山荘で昼食をとった。私達のBCとは文明の隔たりを感じる綺麗な小屋だった。

 

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5日目:下山する中村さんと内蔵助平の手前まで歩いた。道の崩壊が進んでいて歩きづらく、気を使いながらの下山した。
テン場に戻っても時間がたっぷりとあるので、撮った写真を見返したりして過ごす。中エスパースに1人ではさすがの僕も持て余して、しんみりとした夜だった。

 

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6日目:終日撮影できる貴重な1日。とはいえ天候が不安定なのでテン場のまわりを徘徊していた。
長い間いたせいかこのテン場の雰囲気も肌に馴染んできた。山岳部の上下関係や山岳会のおじさんの自慢話にさえ愛おしさを感じる。
そんな事を考えながら写真を撮っていたが、いい時間になっても久世さん達は現れず徐々に不安に。。。
雨足も強くなりさすがに焦りハシゴ谷乗越まで走って2人を探した。土砂降りで視界はきかず茫然とするほかない。
諦めてテントに帰ると入り口の横に見慣れたヘルメットが。。。
何はともあれ無事?合流できて本当に良かった。

 

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7日目:雨はやむことなく停滞。久世さんが用意してくれて、雨宮さんが届けてくれた食事を有りがたく頂いた。明日の好天を祈って就寝。

 

8日目:晴れ。山行を通してできすぎな位天気には恵まれたように思う。この日も長次郎谷を登る事にした。気がついたらリーダー(暫定)になってしまっていたが、数日前と同じルートを辿ればいいので助かった。無事山頂を踏んで真砂沢に下降した。

 

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9日目:下山日。自己最高に重い荷物を背負って黒部ダムまで歩く。中村さんに付いて行って道の悪さは覚悟していたが、私が折り返した先に崩壊部の核心があった。
ロープを出すか迷う位の箇所もあり気が抜けない。ダム手前の登り返しは聞いた以上に厳しく何度も心を折りながら黒部ダムに到着。観光客の匂いが新鮮だった。

 

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濃厚な9日間でした。体臭とかも含めて。。。
それから1年近く経ち回想しながら記録を書いていると、リードの必要性を感じるようになった閾値のような山だったと思っています。そんな意味も含めて、大切な山行でした。皆様ありがとうございました。
(記:五十島)

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