今シーズンの最終沢登り

日程: 2020年 9月21日(月)-22日(火)
山域: 荒川水系荒沢谷(奥秩父)
参加者: 国府谷(L)・松林・雨宮・塩田

コロナ自粛も緩んだ9月の4連休後半2日、今シーズン最後の沢登りに参加した。
関越道も下道も大渋滞が続いていて、大洞林道のゲート到着が13時と大幅ににタイムオーバーした。ここから入渓地点の荒沢橋まで林道を1時間以上歩かないといけない。今日の幕営地までさらに3時間。5時までに着かないと谷底の樹林帯だと真っ暗になってしまう。 沢歩きはほどほどに沢筋登りで急ぎ、どうにか幕営地点の菅ノ平に5時半に到着。体は沢水では濡れていないが、汗でずぶぬれになっていた。曇りのうえ、ここ数日の寒気で気温も低く、寒い。
菅ノ平の幕営地は平坦でトチの巨木が多くビバークには最適だが湿っぽい。
雨宮さんの執念のたき火着火のおかげで冷えた体も、濡れた衣類も乾き、体も温まりアルコールがたまらない。
よく朝はテントに荷物を置いて6時40分出。
今回の沢登りは、泳ぎ・滝登りは無しで高巻きの連続。狼谷出合からは同じような枝沢が多く、どれが北雲沢か判らない。いつも私以外の3名が地図とナビ・GPSで位置確認をしてくれている。その間は、私にはサボって小休止できる貴重な時間であった。
ガレた河原には大きな倒木がひしめいていて先頭はコース取りに苦労している。
「遅い! このペースだと明るいうちにテントに戻れない! ペースアップ!」の御指令がリーダーから飛び、がぜんハイペースになる。沢のツメ部は鹿の獣道とヤブこきもないコース取りでバテバテになりながらも奥秩父縦走路に飛び出した。少々休止のあと縦走路を1時間歩き狼平先から下山の狼谷に入り込んだ。
ここでトラブル発生。私の年代物の沢靴のソールがつま先部分を残してはがれてしまった。かかとがずれて歩けない。雨宮さんが上手にテープシュリンゲで縛り補強。おかげで狼沢を下ることができた。
幕営地には予定時間で到着。撤収後往路を下山。筋肉疲労による足の痛みをこらえながらペタペタとソールのはがれた沢靴で予定の5時半に車に戻ることができた。
みなさん、ご心配おかけしました。

(記: 松林)

片品川水系・中ノ岐沢・北岐沢~ブナ沢下降

日程: 2020年9月6日(日)
山域: 尾瀬
参加者:国府谷(L)・雨宮・関谷・塩田
行程: 大清水駐車場(6:00) – 東岐沢入渓(7:30) – 北岐沢終了点1770M(10:30) – 登山道(11:30) – ブナ沢下降(12:12) – 林道(13:10) – 大清水駐車場(15:15)

お天気が定まらなかったがひとまず出発。
昨夜、駐車場に到着したのが1時を回り
起床5時で支度をし、朝の林道をあくびをしながらテクテク1時間30分。
蒸し暑さでジットリ汗ばむが入渓すると爽やかだ。
小さい滝を登ったり巻いたりしながら、大釜を持った8M滝はなかなか岩面がいい。
左側をヘツリ回って滝上に。
塩田さんが逞しく先をいく。
4段10mもアクティブに登れる。
大滝の15mは右側を高巻くが下りが急でロープを出すと言う記録を読んでいたが、先を行く塩田さんのナイスルーファイのためロープを出さずに皆さんクリア。
途中、なかなか景観の良い枝沢の滝は高さがある。
水流に光や緑が写り込んだ緩やかなナメ床を歩くのはとても好き。
登れる小滝も沢山あって楽しい。
10:30分頃には北岐沢から右側、北小松湿原の枝沢を登り始める。
小松湿原の開放感、その周りの苔むした森も今回の見所だ。
登山道は想像以上に倒木があり風の強さがうかがえた。
下降のブナ沢は最初から最後まで急な下りで
滑らないよう足元を緊張させたままで疲れた。
そして最後の林道歩きは黙々と。。。。
前回のウツボギ沢に続き今回もロープは出しませんでした。
皆さんお世話になりました。
時間も早めだったので沼田で洒落たイタリアンレストランへGO!!

(記: 雨宮)

谷川連峰白毛門ウツボギ沢

日程: 2020年8月30日(日) 前夜発
参加者: 国府谷(L)・雨宮・塩田
行程: (前夜仮眠)土合駅(5:30) – ハナゲの滝(7:00) – ウツボギ沢分岐(10:00) – 白毛門山頂(14:30) – 土合駅(17:30) 累計:12時間

●土合駅~ハナゲの滝

空は曇り模様。土合駅から白毛門登山口まで徒歩でいく。登山口から橋を渡ってすぐに白毛門へ上る分岐が現れる。そこを上がらず、沢沿いをいく。その後数分で堰堤を超えて東黒沢入渓となる。入渓点付近はゴーロ歩きとなるが、すぐにナメ床となり歩きやすい。この日、他のパーティと出会うことはなく独占状態。静かな沢の脇には小さな蛇も顔を出し、我々が近づくゆっくりと岩の隙間へ避難していく。そうこうしているうちにハナゲの滝に到着。なだらかな巨大なナメ岩。増水もしておらず、フリクションもきき、歩きやすいため一気にこの滝を上がっていく。

●ハナゲの滝~ウツボギ沢分岐

ここから先はなだらかだがナメ床だがヌメっており、慎重に進む。30分程度で白毛門沢分岐に至る。白毛門沢は比較的急峻になっているのでわかりやすい。我々は白毛門沢へは行かずそのまま東黒沢を遡行する。そのうち短いゴルジュに至る。水量がそこまで多くなかったため、多少泳いで渡れなくもないと思ったが、大事をとって右を大きく高巻く。高巻のルートファインディングは悩まされる時がある。踏跡がはっきりとしていればそれを使うとよいが、見当たらない場合、どこまで大きく巻くかは経験やセンスが物を言うだろう。沢から近い所を巻けば労力は少なくて済むがひとたび脚を滑らせて周りに支えになる木等が無い場合、大きく滑落しゴルジュに落ちるリスクがあった。そのため今回は、比較的急峻でなおかつ一部支流でえぐられて木が生えていない所を跨ぐ箇所があったためか、大きく巻くことになったと想像した。この高巻は国府谷さんがルートファインディングしたためあくまで推測でしかない。その後もヌメるナメ床が続くので慎重に進む。徐々に川幅も狭くなり小さい支流がいくつも合流するため地図読みをこまめに行う。地図読みの手順としては、GPSで現在地と標高を確認。そしてGPS情報と照らし合せて地図上での位置を確認し目的地の方角、支流が流れ込む方角を確認。沢は入り組んでいるので歩きながらも磁石で常に歩いている方角を確認する。そのうち沢が枯れてきて、藪漕ぎをしながら丸山越を目指す。藪漕ぎとなると正確なルートを常に行くことは難しい。今回は方角と比較的低くなっている鞍部を目指して進む。鞍部に着くと、獣道のような跡を発見し目的地の方角を確認しながら進むと小さな支流に出た。そのまま支流沿いを30分程度下るとウツボギ沢分岐に至る。

●ウツボギ沢分岐~白毛門山頂

ウツボギ沢分岐から上流へと遡行するルートだが、10分程下流のナルミズ沢分岐周辺に広い川原があり、そこで休憩することにした。ナルミズ沢は朝日岳に登りつめるため日帰りは相当厳しいが、いつか時間がある時にでも行ってみたい。藪漕ぎと沢下りで奪われた体力を回復させてウツボギ沢遡行を開始する。大きな滝は遡行開始から20分程度で現れる。ここは踏跡がついた右を高巻く。その後は比較的緩やかなナメ床と小滝が数時間と続く。途中国府谷さんは「もう飽きた」とぼやく。単調な遡行でも途中、蛙の繁殖地を通ったのか、次々とヒキ蛙が現れる。それなりの大きさがあり岩と同じ色をしているので岩を持つ手のすぐ横に現れ驚かされることもあり、楽しむことができた。そうこうしているうちに川幅は狭くなり、視線の先には笠ヶ岳が姿を現す。ここから笠ヶ岳から白毛門に至る稜線を目指して急斜面を行いく。この辺りは小さい支流が多いが、我々は稜線を目指して進む。川も枯れ、多少沢の跡が残る藪漕ぎに入る。途中このままいくと笠ヶ岳に登りつめることになるので、方角を変え懸命に藪をかき分けながら稜線にたどり着いた。そこから30分で白毛門山頂に至る。晴れ間も見えて谷川岳の岩肌もくっきり見える。雄大であった。

●白毛門山頂~土合駅

ここからの下りは疲労した脚には大打撃の下りが待っている。距離3kmで高低差1000mを下ることになる。麓の建物は見えるが先が遠い。常に集中が必要なフットワークが要求される中、睡魔が急に襲ってくる。途中の休憩で思わず寝落ちして雨宮さんに起こされる。雨宮さん、国府谷さんは膝の痛みに襲われ、かばいながらでペースが落ちる。途中休憩を2回挟み2.5時間かけて登山口到着。

(記: 塩田)

梅雨の晴れ間のクライミング

日程: 2020年6月20日(土)

山域: 山梨 太刀岡山 小山ロック

参加者: 五十島(L)・坂田・林・高安

コロナ明けの初日クライミングです。

久々なのでどうなることやら。

坂田さんとは駐車場で待ち合わせ。

駐車場から川を渡って登って、下部岸壁を見学。当然、湿ってます。

トラバスして、小山ロックへ。1パーティいました。

西面は乾いていますが、北面と南面は、、、

とりあえず易しいところにトライしますが、うーん足が信用できない。

北面のルートに五十島先生がTRかけてくれたのでトライしましたが、

ぬめぬめぬめーーです。よく登ったね。

西面のハッピーバースデイですが、最初の体制とか後半の薄被りガバとか

全体的にヒイコラヒイコラという感じで、全く歯が立たない、やる気も出ない。

林さんは執念のRP。

岩場までの短い上り下りも、足腰弱ってるし息切れも多い。

悲しい1日でした。

まあ、コロナの影響と梅雨のぬめりのせいとしておこう。

触ったところ

・ 君の瞳に乾杯、ヤバイから逃げます、ハッピーバースデイ、チェリーブロッサム

(記: 高安)

日程: 2020年6月27日(土)

山域: 奥秩父 小川山 ストリームサイドエリア、バックストリームサイドエリア

参加者: 林(L)・坂田・高安

日曜はいまいちということで、土曜日のみの日帰り。

快調に中央道を進み、いつものすきやで坂田さんと合流。

駐車場についてみれば、けっこう満杯。みなさんやる気十分。

近場でよさげということで、ストリームサイドエリアへ。

駐車場からゲートに戻り、石楠花遊歩道を歩きます。

ちょっと迷って、渡渉点へ。水量が多いようで、水につかってわたります。

さすが坂田さんは用意も良く、クロックスで問題なし。

下部は湿っているものの、メインの上部は日当たりが良くて快適。

先週の太刀岡とは違って快適です。やったね。

ルートは短いものが多く、1点ムーブ的な感じが多いです。

太刀岡のグレードと比べて?? がつくものが多いですが、楽しいので問題なし。

姉岩と同じような感じかな。

ルート名が難しいものがあって漢字の勉強にも?

バックストリームサイドエリアは左に廻りこんだところにありますが、ちょっと湿度とコケ度が高めで状態は悪いです。

林さんは、11aのマスターオンサイトを3連発!

坂田さんは徐々に足慣らし、

高安は息切れ多し、ウーン、、

いつもの川上村ヘルシーの湯は村内住民のみとのことです。ご注意ください。

触ったところ

ストリームサイド

・ Love or Nothin’、マレーネ、マリリン、星砂、ソフィア、マリリン、松虫草

バックストリームサイド

・ 臨機応変、徹頭徹尾、多岐亡羊


高安はもうジイサンの領域になったかも、太刀岡の登り降りだけで2~3日の筋肉痛!

クライミング中も息が切れやすいです。悲しい。

コロナテレワークの影響か、、、、

復活できますかネ

(記: 高安)

笛吹川東沢釜ノ沢東俣

日程:2020年6月20日(土)
山域:奥秩父
参加者:国府谷(L)・松林・高橋・雨宮・関矢・塩田
行程:道の駅みとみ(5:45)-両門ノ滝(11:00)-甲武信小屋(14:30)-道の駅みとみ(17:30)

・西沢渓谷-山の神
登山道を行く。ピンクのリボンが20~30mおきにあり、比較的分かりやすい。ただし道が荒れており崩れやすいところもあるため、臨機応変に対応した。今回は前述の理由で、ホラ貝のゴルジュを過ぎた後、登山道から沢へ早めに入水開始した。

・山の神-魚止ノ滝
ゴーロ歩き。ところどころある沢沿いの滑岩を歩く際は、沢靴のフリクションをきかせながら、慎重にいく。厳しいと判断したら潔く沢に突っ込む。最初は冷たくてためらうが、一度浸かってしまえば、あきらめがつく。魚止ノ滝手前で休憩。コロナ明けもあってこの辺りで疲労を感じてきた。

・両門ノ滝-ミズシ沢出合
両門ノ滝は右側を高巻して遡行した。この辺りは至るところから沢が合流しており、ルートファインディング技術が重要となる。逆に言えば、沢の地形を見極められれば自分の位置を特定しやすいということも感じた。このセクションの中盤は苔の生えた森林歩きとなる。焚火の跡もあり幕営に適している。また動物の糞もたくさんある事から彼らの憩いの場ともなっているのだろう。森林を抜けると、川幅はどんどん狭くなり、景色もガレ場に変わってきた。

・ミズシ沢出合-甲武信小屋
ここから高低差400mほどの急登が始まる。すっかり細くなった沢に突っ込み、岩をつかみながら登っていく。個人的に初沢登りにして最も楽しかったセクションだ。シビアでない登攀であればネオプレン手袋がおすすめ。岩をつかむ手が流水にさらされても快適に沢登りを楽しめた。沢を登り詰めると甲武信小屋ポンプ場に至る。ここで沢は終了。甲武信小屋まではきれいな登山道が整備されている。

・甲武信小屋-西沢渓谷
徳ちゃん新道で下山。雨宮さん、関谷さんは体力が有り余っていたため、甲武信ケ岳を往復。残りは疲れ切っていたため、小屋でゆっくり着替えながら待機。帰りは下りだが、皆久々の山行で足が限界に達していた。途中休憩を3本はさんで無事下山。お疲れ様でした。


(記:塩田)

雪上訓練山行 2020.3

日程:2020年3月20日(金)-22日(日)
山域:北アルプス鹿島槍ヶ岳赤岩尾根
参加者:国府谷(L)・雨宮・関矢・尾身

入山日はどうせ雪が少ないから大谷原まで車で入れるだろうと思っていたらなんと当日は雪。
手前のスキー場駐車場に停めさせてもらいました。
登山者らしき車は10台くらいで皆さん大谷原を過ぎてほとんどが東尾根へ向かって登っていきました。若いひとはイキがよくて羨ましい。
我々は赤岩尾根を登って高千穂平までの予定でしたが、林道を過ぎてトンネルを潜った先の雪の斜面に苦戦してしまい、結局尾根末端から左岸に渡り返したところで幕となりました。


トンネルまで行かずに尾根末端付近で渡渉したほうが得策だったかもしれません。
雪が少ないせいか川幅が広く出ていて躊躇してしまいました。
天幕の中は湿っぽく不快だが気温が高いので我慢出来るくらいだった。
時間が余ったので飲み食いして過ごした。
2日目は晴れるという予報なので空身で出来るだけ上部まで登ってから引き返すことにしました。
結果、高千穂平の少し先まで登ってきました。
幕場に戻ってからシュラフその他を干して乾かしたのでマシになった。
最終日も昼前から雨ということだったので早めに撤収して下山した。


天候に恵まれず、もしかしたら山域も選択間違えたかもしれない状況であまり練習らしい練習も出来なかったのは残念ながら、悪天の雪山にも少し慣れてもらったことで良しとしましょう。
自分も最近は天候の良い時にしか山に入らないし、ワンデイも多いのでいろいろ為になりました。

おわり
(記:国府谷)

2020.02レポート その2

○今年も通うヨ
日程:2020年2月15日(土)
山域:谷川岳一ノ倉沢東尾根
参加者:国府谷(L)・雨宮・五十島

記録的な暖冬の今年ですが、チャンスがないものかと思って一ノ倉沢に行ってみました。
(この時は)やっぱり全然雪も少なくて各リッジも下部はほとんど雪が着いていないように見えました。
東尾根も第二岩峰は岩が露出していて逆に登り辛かったです。
でも登れてよかったです。
(記:国府谷)

○所謂一つの終着点
日程:2020年2月29日(土)
山域:谷川岳一ノ倉沢滝沢リッジ
参加者:国府谷(L)・五十島
天候:晴れ
ロープウェイ駐車場(3:30)-一ノ倉沢出合(4:30)-取付(6:00)-リッジ上(10:00)-ドーム基部(15:10)-Aルンゼ(15:50)-国境稜線(16:50)-ロープウェイ駐車場(19:20)

いつも通り、真っ暗の中ロープウェイ乗り場駐車場を出発して一ノ倉沢出合の小屋に入る。
いつも通り、ついていくのがやっとなのですが手加減してもらっているので我慢です。
なんせ先は長い。初めからビバークは覚悟してました。2週間前より雪は増えている感じですがなんとかするしかないので気にしない。逆にリッジ下部は登り易いかもしれない。
1パーティが本谷を登っていくのが見えた。そのトレースを辿らせてもらう。
本谷に入るとすぐに膝くらいのラッセルになっているのだが、前のパーティが
近づいてこないのでかなり強いパーティと思われた。
そのパーティとは滝沢リッジの取り付きから最後まで一緒だった(終始彼らが先行していたが)。神奈川の有名山岳会の人たちでした。
私は終始4人目を登っていたのでトレースが出来ている状況であり、先行の3人とは難易度、印象が大きく違っていると思う。
取り付きからリッジ上まで3ピッチくらいあったので本来は更にリッジ末端側から取り付くのかもしれない。今年は積雪不足であまり末端付近には近付けなかった。確かにこの部分は所々出てくる岩と薄い雪、細いブッシュでごまかしながら登る感じで非常に嫌らしい。クライミングというより
沢登りの草付き登りのようだった。これに慣れていると役に立つと思った。
リッジに上がってからホルンピークまで10P以上あるかと思ったが60mロープで5,6ピッチくらいだったように思う。
この時点で成功しそうと感じたし、ビバークも無さそうと思った。

ホルンピークの先のリッジが不安定でビレイも取れない為に核心といわれるがこれも小雪の為ブッシュが掘り出せたため多少は気が楽だった。
ドーム基部は隠れたシュルンドにはなっておらずAルンゼの下降点まで普通に歩いて行けた。ビバークも快適そうに見えた。

Aルンゼの登りはラッセルが大変そうでしたし案外長かった。ルンゼ内の風景はこれまで見た中でも独特で素晴らしいものだった。
下山後は帰宅は翌日として、コンビニのイートインで贅沢に食べて、道の駅でビールを飲みながら2泊目の車中泊をしたのでした。さらに翌日、入浴してゆっくり帰宅しました。

これ登れたら終わってもいいと思っていたのが滝沢リッジだったのですがお陰様で念願を果たすことが出来ました。
2週前に東尾根を登った際に、今年も無理かと諦めていたし、計画し直してからも木・金曜日に多めに降雪があって難しいと思っていましたが五十島先生の観察力、洞察力、分析力?に説得されて、まずは出合までは行きましょう、となりその後は先生の登攀力に引っ張られて完登することが出来ました。それもなんとワンデイ。西黒尾根を下るのはこれで何回目だろうかと思いながら、真っ暗になっても不安もないのは今日の為だったのかもしれないと思ったりしました。
もちろん当日の好天にも恵まれました。
50歳を過ぎて登らせてもらうのもとっても幸せなことですが、若いうちに登っていたらもっと印象が強いのかもしれません。年をとると感受性が乏しくなるものです。今となってはこういう山人生だったと思う
しかありませんが。
登っている途中に三スラとか二ノ沢右壁とか3ルンゼとか烏帽子奥壁を眺めていましたが、どこかへいくことがあるでしょうか。なんちゃって。

おわり
(記:国府谷)

2020.02レポート その1

○初めてのエリアは楽しかったヨ
日程:2020年2月8日(土)-9日(日)
山域:北アルプス錫杖岳周辺
参加者:国府谷(L)・五十島

以前から来てみたいと思っていた冬の錫杖にやっと行くことができました。
暗いうちに槍見温泉前の駐車場に着きましたがクルマは一台も無し。
天気予報が良くないからですかね。雪の中、バス停の小屋で準備して
まずはアプローチ。積雪が少ない為ラッセルらしいラッセルはなく、渡渉に少し手間取った以外は(多分)順調にクリヤの岩舎に到着した。
風雪を防げる本当に居心地の良い幕場でした。
幕張って準備してちょっと降雪があるけど出発。なんとなくトレースが
残っていて案外苦労せずに前衛壁基部から1ルンゼ取り付きまで到着した。
時々シャワーが落ちてくるものの埋まるほどではないので五十島先生リードで取り付く。が、どうやら氷が繋がっていないらしい。
かなり粘ったものの下降することにした。よく見えないけど上部の氷があるのか怪しい感じだった。左側からの1P目迂回のラインを確認して、しばらく前衛壁を観察してから岩舎へ戻った。

さて翌日は3ルンゼ。天候は回復したが時々強い風が吹く状況。予報では午後からはまた崩れるとか。
3ルンゼもWebでよく見る記録のように氷も雪も少なめで簡単ではなかった。そういうピッチは先生にお任せしました。
コルに上がってからまだ時間があり天候も崩れてこなかったのでグラスホッパーへ継続しようとしたのだけど左ライン3P目途中で敗退した。
(詳しくは直接聞いてください)
右ラインは繋がっていなかった。
撤収、下山開始して駐車場へは18時半ころに暗くなってから到着した。
岩舎までは案外近く(赤岳鉱泉より近い印象)、そこから各ルートも近いのでとっても手軽な印象でした。登攀自体はやはり北アルプス。
氷も岩も一筋縄でいかない感じがして、同グレードでも八ヶ岳や南アルプスよりもワンランク難しく感じました(これからもっと通って慣れてくれば違ってくるかもしれないが)。
ということで楽しい、(もっと上手くなって)また行きたいと思ったのでした。

おわり
(記:国府谷)
 
 

○初めてのエリアは楽しかったヨ 第二弾
日程:2020年2月23日(日)-24日(月)
山域:長野県米子不動
参加者:国府谷(L)・五十島 

 

 

なにやら記録的な寡雪で長いアプローチ不要でBCまで車で乗り付けられるという情報を目にして飛び付いたのがこの計画でした。
自分には身の程を超えたエリアだと思っていたのに。

今季初めてノミックに新品ピュアアイスを装着しました。
林道は雪が無いとはいっても当日未明からの降雪があり路肩が崩壊していることもあって残り6km強くらいの場所で諦めて、そこをBC としました。

最終のBCとなる駐車場までは1.5ピッチくらいでした。

初めてなので不動滝を確認したり、アナコンダはどこから行くのだろうとかうろうろしながら大沢に入って不動戻しに取り付きました。
時間がないので先生が1Pを登っただけでしたが、初めて本当の6級(バーチカル)を知った思いでした。リードするイメージが湧かない。
翌日はちょっと手頃な入門エリアの十八幅滝で練習となりました。
かつてこの山中に鉱山があったとのことで、そのころの暮らしに思いを馳せたり(実際は想像つかないのですが)するのでした。

おわり
(記:国府谷)

赤岳天狗尾根 2020.01.02

正月も日帰り 赤岳天狗尾根

 

日時:2020年1月2日(木) 晴れ
参加者:久世(L)・林
行程:美しの森駐車場(1:30)-赤岳沢出合小屋(3:20)-天狗尾根終了(7:45)-
(8:50)ツルネ(9:50)-赤岳沢出合小屋-美しの森駐車場(11:20)

 

 

諸々ありまして正月なのに、日帰り山行となりましたが、優しい林君がお付き合いしてくれましたので、今年初めの山行は赤岳天狗尾根になりました。
結構前に松林さんと行ったけれど、二日目の天候悪化で敗退していたので、リベンジをしたいとは思っていました。
この数年、元旦初詣は家族と七福神巡りをすることが決まりとなっていて、今年は谷中七福神を巡りました。西日暮里・東覚寺から始まり、最後は不忍池の弁天堂まで結構楽しく周れました。

 

そんなこんなで、夜に自宅前まで林君が車で迎えに来てくれて(贅沢)、東京を出発。
正月の中央道の下りは空いていて、途中初詣疲れで寝てしまいましたが(林君ゴメンナサイ)23時半には美しの森駐車場到着して少し仮眠。 1時前には起きて出発の準備、1時半には駐車場を出発。
天気は良好で星がキレイに見える、全然雪がないかと思っていたけど、そんなでもなく少しはある。赤岳沢出合の小屋に入ってテーピングの張り直しをしたら、寝ている人を起こしてしまった。小屋の中には2張ありました。

そんなことをしていたので小屋を3時半前位に出発して、天狗尾根に向かう。暗くてルンゼが判り辛く、適当に取り付いてしまった。中途半端な雪があって面倒な個所もあったけど、普通に尾根に這い上がる。
そこからが結構な急斜面で日帰り装備でも、思ったよりキツイ。前回を思い出すが、ここまで傾斜があったのはすっかり記憶にありませんでした。とはいえ真っ暗な中、とりあえず進むのみ、なんとなく大きな岩場が出てきて、林君から「カニのハサミですよ」の声。 これがそうかと思っただけで、特に難しくなく拍子抜け。

 

その後、岩稜を越えると、フィックスロープのあるのっぺりとした岩場が出てきた。 ここがまだ真っ暗な中だとシンドかったけれど、2歩進めば大丈夫。さらに進むと夜が明けてきて富士山の黒いシルエットが見えて、テンション上がるねー。大天狗の取付に6時頃に着く、後ろの富士山を振り返ると、5合目のあたりで凄いネオンが点灯している。何事かと思っていたら、あっさり消えてしまい、結局判らないまま。
不思議な感じで、大天狗に取り付く。ようやく明るくなり始め、気持ちよく登れる、正面のちょっとかぶり気味を登ると、右にトラバース。それで大天狗はあっさり終わってしまい、 中々映える小天狗の横をすり抜けるが、念のためちょっとだけロープを出して越えると、八ヶ岳の主稜線はもう目の前、大休止をして踏み跡のある主稜線に出て、天狗尾根完登。

 

しかし朝一の猛烈な風と、中途半端な雪がキレットまでの下降の邪魔をして、数回風のために吹き飛ばされそうになりました。ようやくキレット小屋迄来ると、ツルネはもう少し、 随分前に、降りたツルネ東稜だけれども、トレースがしっかりとあり、キレットの時とは 比べ物にならない程、気持ちよく下れる。
結構、順調に赤岳沢出合の小屋迄戻ることが出来、ここでアイゼンを外したりの大休止。 駐車場までも、行きは真っ暗だったので慎重に歩いたが、帰りはすっかり気を抜いてダラダラと歩く。何か行きより遠い感じがしながら、11時20分に駐車場に戻ることが出来ました。

 

何とか10時間かからず登れたので、まずまず満足出来るものでした。 時間も早いのと正月だったけど、甲斐大泉駅前のパノラマの湯が営業していたので、そこに立ち寄り、サッパリとして正月山行を終えました。 帰りも高速は空いていたのに、またウトウトしてしまい林君ゴメンナサイ。またまた家の側迄送ってもらえて、有難い山行でした。

(記:久世)

谷川岳東尾根 2020.2.15

日程:2020年2月15日
山域:谷川岳
メンバー:国府谷(L)・五十島・雨宮
行程:駐車場(4:50)-一ノ倉沢出合(5:45)-シンセンのコル(8:30)-東尾根-トマノ耳(13:20)-西黒尾根-駐車場(16:10) 

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念願の一ノ倉東尾根


一ノ倉のバリエーションに入るのは初めてで谷川岳オキの耳に登り詰めます。
行く前からワクワク感が半端ないルート。
なぜって?毎回の山行でこのルートなら私でもいけるかな〜?
と眺めていた東尾根に行けるチャンスを得たのです。
ワ〜イワ〜イと一人静かに盛り上がっていました。 

そして、ここは初めて来たとても有名な一の倉沢出会い。
精鋭隊員の二人は何度も来ているのであちこちのコースの雪のつき方を見ていた。彼らが目指す滝沢リッジへの下見山行でもありました。この2週間後、なんと彼らは勝利の栄冠に輝くのです(拍手)

シンセンのコルまでは急登ではあったがペースを一定に登っていば問題ない。

それよりもコルからはどんな景観なんだろ?と楽しみながら一歩づつ登る。

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そして第2岩峰は五十島さんリード。
私はセカンドで後ろを国府谷さんが固めてくれる。
ここからは浮ついた心を引き締め丁寧に一歩づつ。
国府谷さんが後ろから声をかけてくださるのが心強い。
東尾根から見るゴージャスな谷川の雪稜と岩の造形が圧倒的に美しく、そして厳しい。
これで冬の谷川入門コースなの?
滝沢リッジならどーなっちゃうの?

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天候が安定していて風もなく神さまに守られて。
山岳会の精鋭二人に挟まれ安心感半端ないですが自分の足で登るしかない。

丁寧にアックスをさし一歩一歩集中して確実に。

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白いベールをまとった岩岩の景観が天空に連なってのびている。
神々の領域とはこういったところを言うのだろ。
国府谷さんがその白い階段を快走していく。
と、うっとりしている間もなく西黒尾根下山まで全神経を集中して行動。
天空のそこは下界にいるときより緊張感、神経、集中力が研ぎ澄まされて、この素晴らしい世界に生きている喜びを感じるのだ。

谷川山頂から飛び出している大きな雪庇を下から眺められるなんて滅多に無いことだわ。落ちてこないでね。

第1岩峰は左から撒いてもかなりの壁だな〜と思ったが
五十島くんからのロープが逞しく引かれ、安心して足を離して上に上にと歩を進める事ができた。
終了点は本当に谷川岳の山頂で、一般ルートの方々が嬉しそうに写真撮影をしていた。
もちろん私達3人もにっこりポーズ。

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ご迷惑もかけずに計画通りに終了して何よりでした。
肩の小屋まで下りてくると緊張感が解けたのか涙腺がーー。。。
涙が出そうなほどの感動の波動で私は包まれていた。

次の日、日曜雨 疲労回復日
荷物の整理をしながら写真の整理
この尾根を登ってきたと思うとハートがキュンキュンシビレル。
これは確かに私達。
記憶の底に焼き付けて来たが
記憶力の低下は避けられない

写真っていいなぁ。
二度とない一瞬だなぁ。
人生を写してるなぁ。

この度も素晴らしい世界に導いて下さりありがとうございました。

(雨宮:記)