谷川岳東尾根 2020.2.25

日程:2020年2月15日
山域:谷川岳
メンバー:国府谷(L)・五十島・雨宮
行程:駐車場(4:50)-一ノ倉沢出合(5:45)-シンセンのコル(8:30)-東尾根-トマノ耳(13:20)-西黒尾根-駐車場(16:10) 

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念願の一ノ倉東尾根


一ノ倉のバリエーションに入るのは初めてで谷川岳オキの耳に登り詰めます。
行く前からワクワク感が半端ないルート。
なぜって?毎回の山行でこのルートなら私でもいけるかな〜?
と眺めていた東尾根に行けるチャンスを得たのです。
ワ〜イワ〜イと一人静かに盛り上がっていました。 

そして、ここは初めて来たとても有名な一の倉沢出会い。
精鋭隊員の二人は何度も来ているのであちこちのコースの雪のつき方を見ていた。彼らが目指す滝沢リッジへの下見山行でもありました。この2週間後、なんと彼らは勝利の栄冠に輝くのです(拍手)

シンセンのコルまでは急登ではあったがペースを一定に登っていば問題ない。

それよりもコルからはどんな景観なんだろ?と楽しみながら一歩づつ登る。

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そして第2岩峰は五十島さんリード。
私はセカンドで後ろを国府谷さんが固めてくれる。
ここからは浮ついた心を引き締め丁寧に一歩づつ。
国府谷さんが後ろから声をかけてくださるのが心強い。
東尾根から見るゴージャスな谷川の雪稜と岩の造形が圧倒的に美しく、そして厳しい。
これで冬の谷川入門コースなの?
滝沢リッジならどーなっちゃうの?

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天候が安定していて風もなく神さまに守られて。
山岳会の精鋭二人に挟まれ安心感半端ないですが自分の足で登るしかない。

丁寧にアックスをさし一歩一歩集中して確実に。

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白いベールをまとった岩岩の景観が天空に連なってのびている。
神々の領域とはこういったところを言うのだろ。
国府谷さんがその白い階段を快走していく。
と、うっとりしている間もなく西黒尾根下山まで全神経を集中して行動。
天空のそこは下界にいるときより緊張感、神経、集中力が研ぎ澄まされて、この素晴らしい世界に生きている喜びを感じるのだ。

谷川山頂から飛び出している大きな雪庇を下から眺められるなんて滅多に無いことだわ。落ちてこないでね。

第1岩峰は左から撒いてもかなりの壁だな〜と思ったが
五十島くんからのロープが逞しく引かれ、安心して足を離して上に上にと歩を進める事ができた。
終了点は本当に谷川岳の山頂で、一般ルートの方々が嬉しそうに写真撮影をしていた。
もちろん私達3人もにっこりポーズ。

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ご迷惑もかけずに計画通りに終了して何よりでした。
肩の小屋まで下りてくると緊張感が解けたのか涙腺がーー。。。
涙が出そうなほどの感動の波動で私は包まれていた。

次の日、日曜雨 疲労回復日
荷物の整理をしながら写真の整理
この尾根を登ってきたと思うとハートがキュンキュンシビレル。
これは確かに私達。
記憶の底に焼き付けて来たが
記憶力の低下は避けられない

写真っていいなぁ。
二度とない一瞬だなぁ。
人生を写してるなぁ。

この度も素晴らしい世界に導いて下さりありがとうございました。

(雨宮:記)

茂倉岳北西尾根 2020.2.23-24

日時:2020年2月23日(日)-24(月)
参加者:林(L)・雨宮・塩田
山域:谷川
行程:1日目: 土樽駅(7:00)-茂倉岳北西尾根末端-茂倉岳北西尾根-1700m付近にて幕営(16:00)
   2日目: 幕場(8:00)-茂倉岳山頂(9:15)-茂倉新道-土樽駅(14:30)

また天気の悪い3連休。月曜は回復傾向だったので日月の2日間で茂倉岳北西尾根へ行きました。


1日目

土樽の駅を出発する頃に雪がちらつき出す。予報通り。

尾根末端は草の上にうっすら雪が乗った斜面があり結構滑る。尾根に乗ったら快適かと思っていたらなかなかの薮尾根であちこち引っかかりながら薮漕ぎ。結構大変。でも雪は少ないのでラッセルというほどにはならない。そして天気予報通り雪も風も勢いを増していく。1550mあたりでちょっと悪い岩場を通過。1600m手前くらいで傾斜の強い薮壁。念のためロープを出す。左のルンゼ状から行けるかなと思って取り付くも途中で薮に行く手を阻まれた。ザックが引っかかり、しばらくウンウン言いながら、もがいてみるもにっちもさっちもいかず。仕方ないので戻って右の傾斜の強い方から再トライして抜ける。この先あたりから雪稜っぽくなってきてリッジが出てきた。


風が強く新雪もついているのでここも念のためロープを出して通過。1700m付近の尾根が広くなったところで雪を掘って風除けを作り幕営。夜にかけても風雪は収まらず少しでも外に出るとせっかく乾かした衣服がまた濡れちゃう。だましだまし使ってきたオーバーパンツの限界を感じちゃう。もう綿素材みたいだ。しんどい。今シーズンはもうクライミングでいいかなとか思っちゃう。でもしっかり風除け作ったおかげで夜はわりかし快適でした。

 

2日目

朝方風は少し収まってきている様子だけどまだガスがかかっている。ゆっくりと朝の準備をしているとわずかに晴れ間が出てきて俄然やる気。

ところどころ腿~股くらいのラッセルはあるものの尾根上はクラストしており快調に進む。1時間ちょっとで茂倉岳ピークに到着。もう少しかかるかと思ってた。のっぺりして広いピークでここが頂上でいいのかなって感じだったけど、雪の上に頭だけ出している道標を見つけて頂上だと確信。残念ながら天気は完全回復とはいかず展望はほぼなし。茂倉新道の方向もわかりずらい。ただしばらく下って行くと徐々に晴れ間が出てきて後ろに茂倉岳、周りには谷川の山々を見渡せた。

茂倉岳北西尾根は薮あり雪稜ありラッセルあり、ちょっとロープを出すようなアクセントもありでなかなかに楽しめました。

ちょうどいいルートです。

(記:林)

峰ノ松目沢 2020.2.10-11

日時:2020年2月10日(月)-11(火)
参加者:林(L)・雨宮
山域:八ヶ岳
行程:1日目: 美濃戸口-赤岳鉱泉-アイスキャンディ
   2日目: 赤岳鉱泉-峰ノ松目沢-赤岩の頭-赤岳鉱泉-美濃戸口

どこもかしこも天気がイマイチな連休。
結局天気の安定している八ヶ岳にまた行くことに。

 

 

1日目
今シーズン何度目かの赤岳鉱泉に向かう。いつ来てもここは賑やか。私の住んでいる家の周辺よりもこっちのが賑やか。
この日はアイスキャンディーで終日練習です。私知らなかったのですが、アイスキャンディーはトップロープで登るのならスクリュー刺しながら登っても良いみたい。でこの日はスクリューのセットも合わせて練習しながら登る。最低10本登るとか息巻いていたものの8本登って時間切れ。
初日は終了。

 

2日目
6時頃に鉱泉を出発して峰ノ松目沢へ。
昨日確認していた出合からトレースがついておりトレースを辿る。が違う沢に入ってしまったようでだいぶ稜線が近くなったところで気がつき戻る。峰の松目沢は八ヶ岳の中ではマイナーなルートなのかと思っていたらしっかりとテカテカにトレースついてました。
小ぶりながらも次々に滝が出てきておもしろい。滑滝は雪が少ないとはいえこの時期は埋まってしまっているようだった。しばらく行くと数えてた数とは合わないけれどF8に到着。トポによると短いながらもつららのカーテンとのことですが、私には空き教室のビリビリに破れたカーテンに見えた。途中アックスを刺していた氷がムーブを起こした途端につららごと崩れてしまいフォールするも、思うところがありスクリューの間隔を短めに打っていたので事なきを得る。丁寧に登らないといけません。こういう氷は特に。そんな状態だったので結構頑張って登って充実しちゃいました。フォローの雨宮さんも苦労しながらも根性見せて突破。そのあとは稜線まで抜けて赤岩の頭経由で鉱泉に戻る。
なかなかに充実した山行になりました。

 

あと帰ってから知ったのですが峰ノ松目沢って南東沢と南西沢があるんですね。今回行ったのは南東沢です。

(記:林)

八ヶ岳: 広河原沢アイスクライミング

日程: 2020年1月11日(土)-12日(日)
山域: 広河原沢(八ヶ岳)
参加者: 林(L)・高安・江戸
行程:
第1日目: 広河原沢 右俣
舟山十字路(6:13) − テント場(7:03/8:00) − クリスマスルンゼ(10:00) − 武藤返し(15:00) − テント場(17:030)
第2日目: 広河原沢 左俣
テント場(6:00) − 最後の滝(9:30) − 中央稜(11:00) − テント場(12:15) − 舟山十字路(14:00)

今回は心強くも江戸さん参加。

Day1:右俣

暗い中、舟山十字路に到着すると、かなり車が停まっている。10台以上か。
これでは、混雑、待ちもかなりなものかと。

1時間もかからずに二俣のテント場に到着。緩やかな斜面の樹林帯で、廻り目平な感じ。
テントは1パーティ2張のみ。我々もさっそく設営してとっとと出発。

トレースを追い本谷の河原を詰めると、右俣の合流点で数人が準備していた。先行テントのパーティかな。

それを追い越して、クリスマスルンゼを目指す。小さな滝を越え、途中で左岸から小滝が合流するルンゼを見てその先で合流するのがそれと思い、詰めるも何もなし。これは間違い。
トレースが続いているので、さらに上流を目指すと、左岸に大きな滝が現れる。これがクリスマスルンゼ!
かなり大きい。3段60mということですが、まあ、2段です。誰もいません。貸し切り!

林さんに行ってもらいます。
1段目は、右側が傾斜がなく容易。右側でビレイ。
江戸君も続いてGO!初めてとは思えないアックスさばきで着実に推進。

2段目は左右が立っていて、中央が登りこまれて階段状。
林さんに登ってもらいトップロープ。
江戸君も垂直の滝に果敢にチャレンジ!
中央、左右と各人3回ほど遊ぶ。
なんと、ここまで貸し切り状態。ようやく後続が現れたのでここは終わりにする。

続いて、対岸に流れ込むポストクリスマスルンゼに。
雪の付いたナメを登ると正面に10mほどの滝が見えますが、、、、しょぼい。ムリでした。
それではと、下流に下って武藤返しへ、
来るときにみかけたナメで合流するルンゼを登ると左右に滝があって取付いています。
右側は薄そうなので、左側の滝へ。


トップロープで登っているパーティに断り、高安が行きます。
快調に登り、スクリューをセットしていたら、カラーン、スクリューが落ちました、、、
気を取り直して登りきる。
支点をセットしようと、スクリュー入れたらすぐに軽くなり、これはまずいと思って抜いたら水があふれてきた、、、急いで雪で埋めた。
ちょっと先のところで支点を作ってトップロープに。
江戸君に登ってもらう。
林さんも登り、時間切れで撤収。途中で水をくんでテントへ。

Day2:左俣

ヘッデンでトレースを辿ると、ほどなく滝に、3m。滝ツボが開いているので、落ちないように越える。
続いて6m。これも簡単に越えます。
ちょっと進んでまた滝に出会います。
それからも河原歩きに続いて連続しての滝が現れて飽きずに面白い!
10mの滝には先行がいましたが、先に行ってくれということで高安にてリードさせてもらいます。
右側がよさそうで取付きましたが、けっこうシャンデリア状態。なんとかこなし、右側の立ち木でビレイ。
江戸君も垂直の滝を登ってきました。
続いての30mは遠目では迫力がありましたが、近づいたらかなり寝ていて、簡単。
そして15m滝。
ソロの人が登っていましたが、なぜか途中で降りてきてしまいました。
スノーシャワーがすごい。3分おきくらいに定期的に降ってきます。
しかも雪ではなく、雹のような氷。
ロープを出すのもこれで終わりなので、林さんに行ってもらいます。
3人とも上がり、ロープをまとめていたら、林ザックがズルズルと落ちて「ラ〜ク」
商売道具は大丈夫か?取りに戻って、事なきを得ました。
天気も悪くなり、雪も降ってきた。ルンゼを詰めますが、トレースがなく、中央稜へのルートが見つかりませんが、適当なところを右へ。
雪のかぶったハイマツを登り、右側にトラバス気味にラッセルすればようやく、稜線のトレースに出会います。これを1時間ほどでテント場に到着。
撤収して林道を歩けば舟山十字路。

赤岳鉱泉に比べ、近いし、タダだし、水もとれるし、快適。
江戸君は初めてなのに、かなり安定して登っていてすごいです。

ありがとうございました。

(記: 高安)

毛無山

日程: 2020年1月16日
山域: 毛無山
参加者: 松林(L)・中村・雨宮
行程: 登山口ゲート – 地蔵峠 – 毛無山 – 大見岳 – 毛無山 – 麓分岐 – 登山口ゲート

晴れてよし曇りてもよし 富士の山 もとの姿は変らざりけり

山仲間の8ヶ月ぶりの復帰に毛無山をセレクト♪
早朝、車の中から見る富士山はとっても大きくってテンションアップ↑↑↑↑

富士山はやっぱりすごいすごい日本一!!!と叫びながら、昨年雪シーズンに登ったことを思い出す。

ところが登り始める頃から雲がニョキニョキ湧きいでて~
あれま~山頂に着いた時には真っ白でその雄姿を拝むことはできなかった。

おまけに寒いのなんのってさっさと下山。
ここ、なかなかの急登ですね~
地蔵峠の方が緩やかで登りやすいかもですね。

下山した朝霧ジャンボリーオートキャンプ場には、平日にも関わらずテントの姿が。
ここはその価値があるキャンプ場だと思う。
富士山の迫力は写真では伝わらない。
この目がいい。

タップリと雄大な白富士をまた眺めに来たいものです。

夕方、「風の湯」の温泉に入る前に見えそうでみえなかった富士の山肌も素敵。
その雲をあたかもスカートめくりのようにめくってみたかった笑

最後に私は詩吟をやっているので富士山の和歌を貼り付けておきます。
「富士山 山岡鉄舟
晴れてよし曇りてもよし富士の山 もとの姿は変らざりけり

(記: 雨宮)

霞沢岳撤退

日程: 2020年1月3日 – 5日
山域: 霞沢岳(北アルプス)
参加者: 国府谷(L)・雨宮・関谷・江戸
行程:
第1日目: 釜トンネル(7:00) – 上高地(8:30) – 明神(9:30) – 徳本峠(14:00)
第2日目: 徳本峠(6:00) – ジャンクションピーク(8:50) – 小梨平野営場(13:00)
第3日目: 上高地 – 釜トンネル

雪がある‼︎霞沢岳を沢渡前泊で徳本峠から目指し西尾根を下山2泊予定で出発。

前日に雪が降ったので明神分岐からはトレースはなく高度を約600Mをあげる。
雪は膝下くらいでちょうど良い。

登りは雪に足を取られてきついなぁー、
でも冬らしくて楽しいなあー、
一歩一歩自分のペースで冬を楽しみながら登っていく。

若い衆が先にトレースをつけてくれるのでそんな楽しみ方をさせてもらえて感謝。

新人さんのペースが途中でダウン↓
雪山歩きになれていないので歩きのペース、足の運びかたや雪への蹴り込み、ストックもなかったので体力を消耗したのだろう。

早めに徳本峠に幕営。
雪と風がなんだか凄くなり、結果一晩中降り積もった。

次の朝、
ジャンクションピークへの登りは急登。雪は腰くらい。
ラッセル大好き「俺に任せろ!!」なナイスな青年がいたので、頼もしいなーと眺めていた。
まるで雪の中を泳いでいるみたいだった。

新品の真っ白い雪は、ふわふわで、なかなか前に進ませてもらえず、200M登るのに二時間以上かかってしまった。

なかなか進まないので、リックを置いてジャンクションピークまでトレースをつける作戦に。
今度はみんなで交代にトレースをつける。80Mも上がると2428Mのジャンクションピーク。

テントを張れそうな場所でもあったので、調子が良ければ昨日のうちにここまで登っておくのも、距離を稼げて良かったのかも知れない。

午後から天気が崩れるとの予報通り、ビュンビュン突風が吹いている。稜線は、大丈夫か?
ここは思案のしどころ。。。
新人さんの股関節の痛みがひどいと言う事で、突っ込まず下山することになった。

そのおかげでとても安全な上高地の小梨平野営場に宿泊することができた。

そうした次の日は上高地からなんだか長い道を歩く。
途中春に登ろうと思う西尾根の取りつきを確認して釜トンネルまで。

タクシー代金は行きも帰りも3000円ちょっと。
運転手さんが優しく、車の中はポッカポカ。

温泉は松本インター近くの日帰り温泉瑞祥へ。
お風呂に入って極楽極楽と何度もツプやいてしまう。
ご飯も頂けてそのポリュームはコスパ良し。
私じゃとても食べきれなかったわ。
上高地の帰りはここで決まりです。

短い冬山シーズン突入です。
アイゼンを引っ掛ければ死が待っているかも知れません。
そうなると周りを悲しませてしまいますね。
登山は山岳会に居れども、自己責任と危機管理をしっかり考え望まなければいけないと、改めて考えた2020年シーズン初めでした。

(記: 雨宮)