二子山中央稜

日程: 2021年 5月31日(月)
山域: 二子山(奥秩父)
参加者: 国府谷(L)・松林・雨宮

平日の月曜日に国府谷さんに空きができた。天気も良さそうなので以前から何度も計画倒れになっていた二子山に行くことになった。
メンバーはこの時期ヒマな雨宮さんと年中ヒマな松林の3人。
平日だから渋滞知らずで快調にクルマを飛ばし、登山口駐車場に。
既に名古屋ナンバーを含めお山熱心な5台ほどが駐車。
10時過ぎに国府谷さんリードで登攀開始。
今日は雨宮さんがビレイ役。今月70の私はオジャマにならないよう影のようにリーダーに続く。と言うと格好いいが、遅れて下からつつかれないため。
手も足も置き場はしっかりしているから快調に進む。核心3pだけモタモタしていたら雨宮さんが追い付いてきてつつかれそうだったので、目の前のピンの根元をつかんで一気にズル抜けした。
4p目、眼下の集落から昼の有線放送がのどかに聞こえてくる。眼前の両神山も時折姿をみせた。13時過ぎ、登頂。
昼食をとって道路が混む前に早々に帰宅。
短いクライミング時間でしたがクラック、カンテと十分に楽しめました。
みなさんありがとう。

(記: 松林)

GW2021 鹿島槍

日程: 2021年5月3日(月) – 5日(水) 前夜発
山域: 鹿島槍ヶ岳(北アルプス)
参加者: 江戸(L)・塩田(SL)・坂田
行程:
第1日目: 大谷原駐車場(9:20) – 西俣出合(10:30) – 高千穂平(13:30) – 赤岩乗越(16:00) – 冷池山荘(16:30)
第2日目: 冷池山荘(5:20) – 布引山(7:20) – 鹿島槍ヶ岳(8:05) – 布引山(8:35) – 冷池山荘(9:15-10:00) – 高千穂平(12:00)
第3日目: 高千穂平(5:10) – 西俣出合(6:20) – 大谷原駐車場(7:00)

3日(月)

前夜は21時に新宿を出発し、大谷原駐車場に着いたのが翌1時半頃だった。7時頃に坂田さんと合流した後は、下山後の交通の便を考え江戸車を八方駐車場までデポしに行くことに。入山が予定より1時間程遅くなるが、初日の行程であれば大きな問題はないと考えた。
9時を過ぎて入山し、西俣出合へ向かう。歩き出して早々に雪がちらついてくる。気温は予報通り低かったが、登りメインとなる我々には有難かった。

西俣出合から赤岩尾根に取り付く際、夏道を見失って藪に入ったり雪を踏み抜いたりと少々苦労した。尾根の登り始めでは所々に残雪が見られる程度だったが、標高を上げるにつれて前日までに積もった新雪が目立ってきた。先行パーティーのトレースの深さや踏み抜きから、苦労が伺えた。

高千穂平で先行パーティーは幕営しており、そこから先は時折膝程度のラッセルを伴う行軍となった。以降、前進するにつれガスは濃くなり、風は粒状の雪を伴い我々を打ち付けるようになった。

赤岩乗越手前の急登はかなりの斜度があった。夏道は雪で消えており、またガスが濃くて視界が殆ど効かないことや雪崩の懸念等から、トラバースするのではなく斜面を直登する進路を取った。雪は脆く、眼前の雪壁を崩しては固め崩しては固めでようやく進めるような有様でペースが上がらない。塩田・江戸で30分程度雪と格闘した末に、ようやく稜線に乗り上げた。

稜線に上がると、今度は風速20mはあろうかという風が粒雪を伴って全身に打ち付けた。風下以外に顔を向けることが困難で、時にはザックごと持っていかれそうになる。懸命に稜線を下っていく中、曇ったサングラスを外そうとしたら、次の瞬間には私の手を離れ谷底まで吹っ飛ばされてしまった。ショック。

赤岩乗越を過ぎ、樹林帯に入ると風はいくらか和らいだが、新雪の吹き溜まりになっておりそれなりのラッセルを伴った。体温と体力を一気に奪われ疲労を感じる中、16時半頃にようやく山荘まで到着。行程的には2日目からが本番となる筈が、初日からかなりのエネルギーを使ってしまった。

4日(火)

2日目の方針については、昨夜夕飯の際に3人で話し合った。元々の計画では冷池山荘から五竜山荘または唐松頂上山荘まで進むというものだったが、入山前の数日間でかなりの積雪があったことから行程の余裕はないかもしれない。核心となるキレット部の積雪量も不明で、前日までの冷え込みが一気に緩む為に状態が不安定になるという気持ち悪さもあった。

結局、8時には引き返すという制限付きで鹿島槍ヶ岳へ向かい、11時迄には赤岩尾根の最初の急坂を下降することを念頭に行動を開始した。

テン場を出て鹿島槍方面へ向かうと、しばらくの間は吹き溜まりの中で膝上程度のラッセルとなった。風が昨日よりも弱まっており、日も差しているために大汗をかく。布引山が近付くと風が強まり、表面がクラストした部分や岩の露出が増えて歩きやすくなる。傾斜は増えたが、むしろペースは上がった。

布引山着は7時過ぎで、鹿島槍までは時間ギリギリ。荷物をデポして空身で鹿島槍を目指す。道程は変わらず歩きやすく、鹿島槍には40分程で到着。一息つきたいところだったが、数枚写真を撮って早々に帰路についた。

冷池山荘に到着し、テントを撤収し出発したのは10時頃だった。雪の湿り気が増す前にと急いで赤岩尾根の急斜面を下る。流石に斜度がキツく、30分程クライムダウンで降りる羽目になったが、ようやく緊張する場面は終わった。

あとは下るのみだったが、この日は高千穂平で幕営。穏やかな陽光の中で午睡を貪りながら、たまに鹿島槍の東尾根等を観察し、今季の冬山の見納めとした。

(記: 江戸)

ゴールデンウィーク、最後の残雪を満喫すべく鹿島槍ヶ岳を行く。急登赤岩尾根を江戸さんが先陣をきっていく。心強い。

標高2000mくらいで雪が降る。小粒の氷まじりの雪だ。先行パーティのトレースはここで終わり、ラッセルが始まる。ここから私もラッセルに加わる。稜線手前の急登に差し掛かる。寒波直撃による風雪で視界はゼロ。新雪でザラザラの雪に体が埋まっていく。おまけに氷交じりの雪が滝のように上から降りそそぐ。全然残雪期ではない…。

稜線に出る頃には心身疲れ果てていた。稜線は暴風であった。前に進むことができない。一瞬の風が弱まるタイミングで動き、すぐに風雪にじっと耐えるを繰り返す。雪庇に注意しながら最後の力を振り絞りラッセルをしていると冷池山荘に着いた。
山荘には管理人がおり、しっかりテン場代一人1000円を徴収された。4/26から小屋を開けているが、我々が初めての登山者だそうだ。
二日目、風はまだ強いが快晴だ。テントに荷物をデポして鹿島槍山頂を目指す。私は前日の疲労が残り、ペースが上がらず遅れをとる。布引岳で荷物をすべて置いて空身で鹿島槍を往復する。すると江戸さんのギアがまた上がり、まるでトレランをしているかの如く駆け上がっていく。坂田さんもそれに続く。圧倒的な力の差に愕然とするも、私も必死で追いかけるしかなかった。

ようやく鹿島槍山頂で二人に追いつくと、そこには360°の大パノラマが待っていた。5月とは思えない雪に覆われた北アルプスを一望できた。余韻に浸る間もなく帰路に就く。またしても二人に遅れをとる。

二日目は昼過ぎには高千穂平に着き、気温が暖かかったので、日向ごっこをして過ごした。強い日差しに当たり続け、顔は真っ黒になり翌日下山した。もっとトレーニングをしなければならないと感じた山行であった。

(記: 塩田)

4月前半に白馬方面へ登に行ったときには、もうGWかというくらい暑くて雪が少なく、こりゃGWを迎えたらつまんないだろうなと思っていた。
いざGWが近づいても(コロナでなかなか思うような山へ行けないこともあり)テンション上がらなかったが、えど君・塩田君が計画してくれ、ようやく重い腰が上がった。
お気楽山行気分で、すべて2人にお任せ(申し訳ない)。
荷物も2人が上げてくれるだろうからと、体力作りもサボった(申し訳ない)。
ところがふたを開けてみると、GW期間を通してツイてない天候で、山を舐めちゃいかんなと(反省)。
テントの中を含めて2人がどんどん進めてくれるので、成長を頼もしく思いながらも、自分がこんな有様じゃもう連れっててもらえないカモ(ヤバい)。
肝心の稜線を歩けず残念だったが、冬山と春山の両方を味わえて思いの外楽しかった。
次の冬はやる気出すので、またよろしく!

(記: 坂田)

大源太山

日時: 2021年4月6日(火) 前夜発
参加者: 江戸(L)・塩田
山域: 大源太山
行程: 0630林道入口(6:30) – 0720大源太山登山口(7:20) – 渡渉点分岐(7:40) – 尾根取付(夏道)(8:50) – 大源太山山頂(11:10) – 下山開始(12:00) – 尾根取付(13:30) – 渡渉点分岐(14:20) – 大源太山登山口(14:40) – 林道入口(15:20)

所感

残雪期の難しさを実感した山行となった。夏道である沢沿いは雪があることで、滑りやすく沢への落下に注意しなければならない。また登山道を外れ、山頂に続く弥助尾根を直接行くにも、雪が少ないと藪漕ぎが続き時間がとられる。当日現場での判断が重要となった。今回は弥助尾根のとりつきを探しながら、沢沿いを進んだことで、滑りやすい斜面で藪漕ぎを強いられることになり、時間をかけてしまった。大人しく夏道を選択していればすんなり進むことが出来ただろう。全体を通して、沢を跨いだり、藪漕ぎしたり、一部残った雪渓を登ったりと変化に富んだ山行となり、飽きることなく楽しむことが出来た。これも残雪期ならではの山の楽しみ方なのだろう。

(記: 塩田)

闘志メラメラで挑む

日程: 2021年1月3日(日) – 5日(火)
山域: 黄連谷左俣(甲斐駒ヶ岳)
参加者: 国府谷(L)・雨宮
行程:
1日目: 黒戸尾根 – 7丈小屋
2日目: 七丈小屋- 6合目 – 坊主の滝 – 大滝 – 8合目 – 七丈小屋
3日目; 七丈小屋 – 黒戸尾根下山

3日(日)

今回はリーダーと私の二人。
一週間前のお誘いに「ほんとにー」と内心驚いたが、「登れない山行には声をかけられない」と私は思っている。

出発前の一週間はトレーニングに励む。
静かな年末正月だけど、目標ができると嬉しいし強くなれる。

駐車場に前泊。
5時起床で支度して6時過ぎ出発。
神社で初詣。
いざ行こう黒戸尾根へゴーゴー。
12月にトレーニングに来た時は全ての山の神に、ありがとうございました、さようなら。
と、別れを告げてきた。
が、また呼ばれて黒戸尾根。
こんなことってあるのねと可笑しくもなる笑。

大滝の上の雪情報が欲しくて、前日に花谷さんにメッセージ。
すぐに返信を頂きありがたく思う。

「こんにちは。雪は昨年より少なめで、七丈小屋付近でも非常に少ないです。ただ谷はそこそこあると思います。年末年始も何パーティーかは黄蓮に入っているようですが、詳しくは分からないです。」
との事で決行。
メッセージ頂けなくてもリーダーの判断で行ってたな。

アイスクライミング冬装備満載の大荷物を背負ってヒイコラ黒戸尾根を登る。

ヒーコラ登って行く途中で花谷さんに声をかけられ、「昨日5パーティー入っているからいけるでしょう。」
初めてお会いしましたが、アニメに出てくる青年の様な爽やかさに嬉しくなって先を歩くリーダーに報告。
リーダーはクール。私は浮かれまくり。7丈小屋に13:30到着。
重い荷物の割にはまあまあでしょうか?
足を進めれば必ず前に進むからと、ひたすら登ってきたよ。

テントを張ってくつろぐ。
明日に備えて18時に就寝するが、私はなかなか寝付けない。
テントの外で声が聞こえて、「良く帰ってこれたなー小屋はもう少し先か。」と。
山の中では真っ暗だ。
黄連谷の深さを感じて更に寝付けないと思っていたが、いづれ寝ていた

4日(月)

3時半起床5時半出発。
決意は固まりいざ行こう。
今更だけど笑。

6合目からヘッドランプをつけて谷に下るが、リーダーの導きによってスムーズに坊主の滝下に着いたのは7時ごろ。

なかなかの氷のカーテンに闘志メラメラ。
今回はリーダーが全てリード。

私フォローじゃなきゃこんな所にこれないもの。ありがたやー。
とはいえども。。。
中央道の車の中からいつも眺めていた黄連谷。
まさか自分がそこに立つとは!?

今ここで見上げてるぞー。目の前だよー。
そりゃそうでしょ、嬉しくなって。
心は闘志メラメラよ。

リーダーの導きにより、順調に進んで大滝まで登ってきた。
ここが大滝か。

リーダーの強く美しいクライミングは、これまでのトレーニングを重ねた当然の結果。

さて私の番。
氷に慣れたのかあまり大きくみえなかったが、登ると傾斜が強いっというか垂直でないの!?
一瞬びびってしまうが、闘志メラメラで登り切る。

8月からクライミングジムには、豆に通っていたので足を使って立ち込めた。

もちろんリーダーのご指導には、良く耳を傾けできた。

大滝を登り切った時、たっぷりエネルギチャージ。
と言っても20分くらいかな。

この先は暗くなるまでには8合目には着くぞー。と、違う意味で闘志メラメラ。

最後の30Mの滝は発達していない。
巻くか登るか?
リーダーの判断で登る事に。

15時に滝をクリアしてからは、気持ちは早く8合目へ行きたいと思うのみ。

だがだが なかなかの急登。
わかっちゃいたけどしんどいなぁ。

足もツリはじめたが止まってはいられない。

登る登る登る。
まだまだ登る。。。まだかよ?
そしていよいよ16:50。

8合目には神が待っててくださった。
やったね。
リーダーとお互いの健闘に感謝して握手。

まだ明るい。
本日は我々だけの黄蓮谷左俣でしたが、昨日入っていたグループのトレースのおかげ様。
ありがとう。

下山下山。
途中ヘッドライトでやっぱりだ!!!と。
可笑しくなるのは、皆様の記録を読んでいたからだろう。

17:15にテン場に到着してやっと安藤のため息は嬉しい。
実に11時間40分の活動時間はとても濃厚な中身で、お腹一杯だ。

この夜は目を閉じても黄連谷の氷の塊をずっと見ていた。
アドレナリンが出すぎて眠れないのか?はたまた夢なのか?
あったかシュラフに潜っても寒くて寒くて。

5日(火)

4時8分に起きてあくびしながら下山時は、闘志メラメラ感は萎えていた。
ただただ転けないよう一歩に、集中 集中 集中・

これは疲れすぎた。。。
今までの登山で、座り込むことはあまりなかったが、ワンピッチごとにだんだん座り込む。
それでもすぐ身体が冷えてくるので、休憩は10分だ。

いづれ駐車場に到着。
無事に下山できましてリーダに敬礼。

リーダーに何かあったらと考えた登山で、少しは成長したか。

フォローは、
・食料多め
・包むためのemergency sheet
・厚めのダウン
・怪我に対してのイメトレ
・GPSプラスバッテリー

シュラフカバーは?ガスは?
これは流石にリーダーに伺ったら、「いらないでしょ。」

後はリーダーと一緒に、闘志メラメラで登るのみ。

そして無事下山。
温泉。
鶏肉のグリルは美味い。
車の中での考察。

新宿での人の多さ。
無事帰宅。

「今宵は山の記録見ないぞー。」と、リーダーと別れたが、やっぱり遅くまで見ちゃうのだった。。。

地球の偉大さ。
リーダーの偉大さ。
自分の少しばかりの成長。

素晴らしき山行に感謝して、ありがとうございました。
体力作りをしておいて良かったわ。

(記: 雨宮)