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奥秩父鶏冠谷左俣

鶏冠谷左俣山行記録

 

山域:奥秩父(鶏冠谷左俣)

参加者:国府谷・URAN・中村

7月15日(金) 新宿駅出発21:00 道の駅「みと」にて泊

16日(土) 6:00駐車場発 7:00鶏冠谷出会い 11:30鶏冠尾根 13:30木賊山

16:30駐車場

 

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先週のシレイ沢が雨で中止、今週の3連休も2日目・3日目の天気が悪そうなので、日帰りで鶏冠谷左俣に行くことにした。Uさんは静岡から参加。

 

 

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夜中に結構な雨が降り、朝出発時になっても弱い雨が降っていたため、中止にしようかと国府谷さんと話していたが、Uさんが昼前には晴れるという予報だからということで、取りあえず出発した。結果的に雨はやみ、晴れはしなかったが遡行を続けた。

数日前からの雨模様のため、水量は結構多く、以前右俣を遡行した時の1.5倍くらい。そのため、登れると記録にある2-3の滝を巻き、結局、逆くの字の滝だけ直登。左俣大滝15mあたりは、10-15mの2-3の滝が続き、結構迫力のあるところだった。

 

 

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途中美しいナメも続き、晴れていれば相当好感度な遡行になっただろう。詰めは結構傾斜の強い、木登り的な部分も含めた藪漕ぎが30分ほどで鶏冠尾根についた。そこから十賊山まで約1.5時間。面倒でも鶏冠尾根を下降したほうが良かったかな。。。

(記:中村)

 

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楢俣川前深沢遡行(狩小屋沢下降)

メンバー:国府谷(L), 中村
日程:2016年6月17日 22:00新宿駅西口集合、国府谷車にて楢俣林道ゲートまで
       6月18日 7:00発 9:30狩小屋沢出会 11:00前深沢出会 
            14:00大滝上(1600m付近)にて泊
       6月19日 5:45発 8:00至仏山 8:30狩小屋沢下降点 12:30林道
            15:30ゲート

 

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今回の二つの沢については、何年も前に2-3の記録を見て是非行きたいと思っていたが、片道3時間の林道歩きがいかにも長く、それも往復となると。。。しかし、今回、国府谷さんがのってくれたので、思い切って行くことにしました。
前深沢だけでなく、狩小屋沢についてもなかなかナメのきれいな沢ということで期待は大きく、欲張ってその二つを繋げたのですが。。。

 

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林道はゲートからしばらく上り、それから楢俣湖畔に至るまで下り。結構なアルバイトで、特に帰路では湖畔からのこの上りが結構きつい。途中まで舗装道路だったが徐々に荒れてきて最後は登山道のようになる。楢俣湖はおそろしく水位が低く、ニュースでやっていた八木沢ダム同様10%と感じ。やはり今年は積雪が少なかったためか。

 

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狩小屋沢出会から楢俣川本流にくだり、すぐに右岸の踏み跡をいく。矢種沢から本流に戻った。今回は、私がフェルト、国府谷さんはゴム底の沢靴だったが、私のフェルトがかなりすり減っていたからかどうか、どうもフリクションがききにくく、足元に自信がもてなかった。前週の東黒沢―ウツボギ沢ではゴム底でやはりすべったので今回はフェルトにしたのだが。ケチらないで新しい沢靴を買わなければ。
前深沢は、下流部はちょっと荒れた感じだったが、中流部から良くなり、期待通りの沢だった。シャワーを浴びながら登らなければならない12m滝は、濡れるのはまだ寒そうだったので右から高巻き。意外と早く大滝に到着したが、面倒ならこれも高巻くといっていた国府谷さんは、乾いた岩の状態をみて、これは登らなければと早速ザイルを出し右壁を登り始める。途中ビレイを一度も取らずにさっさと滝上へ。セカンドで行った私は、フェルトのフリクションが不安で大分緊張したが、何とか終了。途中残置ハーケンは一つだけしかなかったようだ。

 

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大滝上の1600m付近で適当なテン場を見つけ、まだ14:00と早かったが本日はそこで終了。この沢は途中にテン場の適当なところがほとんどなく、この場所も地面が石その他で平らでなく、二人並んで寝ることができない。天気も良いと言うことで、二人別々にツエルトなしで野宿スタイルで寝ることにした。まだ日は高く、西日がカンカンの中でしばらく横になって休んだが、暑くてたまらない。しかし、景色は最高。登ってきた西方向には巻機山や奥利根の大水上山が、反対のこれから登る東方向には至仏山とその稜線がくっきり見えた。
それにしても、尾瀬側からみる至仏山は優しいなだらかな山容なのに、我々のいる反対側からは岩壁の急峻な様子が対照的だった。

 

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夜は寒くて震えて寝た。やはりツエルトでも、あると無しでは大違い。
翌日は2時間で至仏山頂へ。まだ8:00頃だったため誰にも会わず。尾瀬ヶ原が美しかった。これだけ山に行っている国府谷さんは、何とこれが初めての尾瀬・至仏山だそうだ。私にとっては初めての山行が尾瀬であり、それに魅せられて山に行くようになったのだが。

 

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風が強かったため、そそくさと狩小屋沢の下降点を探しながら下りて行き、適当なところで登山道をはずれ、源流の水流のあるところまでたどり着き、ちょっと一息。その後もどんどんくだっていったが、上部の2段20mの滝ともう一か所懸垂で降りた。それ以外はちょっといやらしい草付きの巻き下りが1-2か所あったくらいで問題なし。しかし、失望したのは、期待した狩小屋沢の渓相で、上流から下流まで全体にかなり荒れており、倒木や岩が多く、期待したきれいなナメなど一部しかみられなかった。

 

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足元も変わらず不安だったし。長い下りだった。やっと狩小屋沢を横切る立派なコンクリートの橋から林道を歩いて下ったが、林道とは名ばかりで、踏み跡程度の登山道と同じ。2-30分ほどで出発した狩小屋沢出会に着いた。そこからまた3時間の林道歩きでゲートまで。長かった。
(記:中村)

 

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谷川岳東黒沢―ウツボギ沢 山行記録

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日程:2016年6月11日5:00自宅発、車にて白毛門登山口の駐車場へ
7:40 駐車場発 10:40丸山―白毛門間乗越 
11:10-11:40 ウツボギ沢出会 15:00 笠が岳
18:00 白毛門登山口駐車場

メンバー:中村

 


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10年前にナルミズ沢、3年前に白毛門沢を遡行し、困難な個所がなくそれでいて素晴らしい沢遡行が経験できたため、朝日-白毛門東面のもう一つのウツボギ沢を東黒沢と繋げて遡行することにしました。

 

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5月の連休以降、腰痛のため山どころか外出するのもしんどかったのですが、やっと2週間くらい前からジムで少しづつ体を慣らし、脚力も大分戻してこられました。しかし、いまだに腰をひねると痛みを感じたり、長く歩くと腰が張るといった状態で、まずどこまで登れるかやってみようと思いきって行ってみました。
思い立ったのが二日前だったため、さすがに何人かに声をかけましたが都合のつく人がおらず、一人で行くことにしました。
東黒沢は2回目ですが、天候にも恵まれ、新緑の樹林の中を素晴らしいナメが続き、こんなに良かったっけ、と思うほどでした。今回はアクアステルスの沢靴でしたが、東黒沢上部はわりと滑りやすく、またシーズン初めで慣れないためかどうも足元に自信を持って歩けませんでした。

 
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ウツボギ沢は明るくてこれもナメが多く、15mの滝(右を簡単に越えられる)以外には滝らしい滝はないですが、初心者には適当な良い沢でした。ただ、トポによると源流部で左、左に行くべきところを、水流の多い本流筋を行ったら稜線手前で長さ3-400mくらいの雪渓にはばまれ、仕方なくその脇を藪漕ぎせざるを得ず、疲れました。
結局、トポにあるように笠が岳の白毛門寄りではなく、笠が岳の朝日岳寄りの稜線に出て、下山も長くなってしまった。。。 白毛門から振り返ると、雪渓があるのは私が取ったルートだけでした。まあ、本流だからその分雪が残るのは理解できますが、あれで1時間近くは損した。。。

 

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白毛門からの下山は、下り始めが例によっていやらしく、濡れた沢靴で降りたので足の小指の爪がひどく浮いてしまいました。腰の調子が一番心配でしたが、翌日起きてみても前と同じ、悪くなっていない。(良くもなっていないけど)。安心しました。
これで、来週の楢俣川前深沢―狩小屋沢に行けそうです。
なお、ナルミズ沢や白毛門沢に比べると、遡行の魅力としてはウツボギ沢は一ランク落ちると思われます。つまり、まずは白毛門沢かナルミズへ。(記:中村)

 

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シルバーウィーク聖岳-聖沢

9月のシルバーウィークに、南アルプス聖岳に行ってきました。

元々は、聖沢に挑む行程の山行に飛び入りで、別行程での参加でした。直前の申し出で私のわがままを聞いてくださったメンバーのみなさん、ありがとうございます。当日心配されていた天気も何の問題もなく、快晴で、日差しがとても暑かった。

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前夜初で駐車場に着くと、さすがシルバーウィーク!すでに沢山車が並んでいる。早めに並んでいたおかげで、バスにもだいたい予定通りに乗ることができた。

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聖岳登山口からいざ出発。私は、ゴールデンウィークで初めて荷物を担いだぶりに、十何キロのザックを背負う。案の定私は、1時間して、急登にさしかかったとき、くたばってしまった。結局メンバーのみなさんが私の荷物を持ってくださり、私のザックはだいぶ軽くなった状態で、再出発。初日の行程は、6時間登山道を歩いて、沢の二俣付近にベースキャンプを貼る。途中、私がバテてしまって足を引っ張ってしまったが、なんだかんだで、6時間とちょっとで、到着。_MG_5423

沢沿いの、木々に囲まれた、なんだか秘密基地のような場所にBCを貼った。夜ご飯は、中村さん絶賛のウィンナーとキャベツのポトフ。キャベツがとても美味しかった。生野菜に感動。夜は、星が綺麗だったのでずいぶん長いこと撮影をして就寝。2日目は、国府谷さん、中村さん、五十島くんが聖沢行き、登頂。私は、別行程で、ひとり写真を撮りながら登山道を歩き、聖岳を目指す。

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同時刻に出発し、登山道を行く私が早く頂上に着く予想だったが、頂上直下でまさかの合流。4人で聖岳登頂。記念撮影と休憩の後、私と五十島くんは、奥聖によってBCに戻ることになった。途中小屋で食べたウェルカムデザートが美味しかった。BC地を少し移動させたんだけど、この日の夜は、昨日より寒い気がして眠れなかったことを覚えている。次の日は天候や体調の関係もあって一日早く下山することになった。私は、聖平小屋辺りまで、写真を撮り、それから下山。

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この朝の光とガスで湿った雰囲気がとても神秘的だった。聖岳登山口まで、4時間半で降りられ、椹島まで、バスが来ても乗れないということだったので、歩くことに。もう下山が怖すぎて、辛すぎ・・・荷物を担いでいても、上手に素早く行動できるようにならないかな~。ということで、最終日は、椹島の登山小屋に泊まって、次の日に帰宅。ちなみに、ここで食べたソフトクリームが美味しかった><連日天気が良くて、写真も撮れたし、白籏史郎記念館で写真の見たし、体力的にまだまだな私にとってはいいトレーニングになりました!!ありがとうございました!!

(文:高橋 写:五十島)_MG_5562_MG_5886

鬼怒川黒沢支流赤岩沢-魚沢

日時:2015年7月11日(前夜発)

山域:奥鬼怒 (赤岩沢遡行―魚沢下降)

参加者:国府谷・五十島・中村

7月10日金) 新宿駅出発21:00 女夫渕温泉駐車場泊)

   11日(土) 6:00駐車場-7:30赤岩沢出会-11:30黒沼田代12:00-16:30魚沢出会-17:00駐車場

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  今年2回計画して流れた山行だったので、やっと実現できた。前の計画では一泊二日でゆっくり行くつもりだったが、梅雨時でもあり天気の良い日を狙って日帰りで行くことにした。

当日はそれまでずっと続いていたぐずついた天気がうそのような晴天。よっしゃ、と意気揚々と出発した。女夫渕温泉駐車場には、夜中からすでにかなりの車が駐車していたが、朝起きてみて、奥鬼怒遊歩道をいくハイカーと釣り人だとわかった。沢に行くのは我々だけのようだ。

林道から赤岩沢の出会まで、少々わかりづらく、特に赤岩沢の出会いの堰堤は二つあるとどの記録にもあるが、どうしてもひとつしかなく、間違っていないか地図・GPSで何度も確認した。初めの堰堤をすぎたところから入ったのだろうか、といまだによくわからない。

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しばらく伏流やゴーロを越し、そろそろナメがではじめて赤岩の大滝が現れた。天気もよく、さっそくロープを出して、国府谷さんがリード。右壁を行くが、傾斜はあまりなさそうだが、上の方が逆層にみえる。トップは途中一度もランニングをとらずに落ち口に消えた。

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セカンドは、写真を上から取りたいと五十島君。背の高い彼は、ジムでトレーニングしていることもあり、苦も無く登っていく。それでも、上部で姿が見えなくなってから結構時間がかかった。私が最後に行ったが、途中は思った通り、3級から3+位の感じ。ところが

登り切ったと思った落ち口のトラバース2mがいやらしく、フェルトのすり減った沢靴のためかフリクションがあまりきかず、ちょっと苦労した。国府谷さんはここをノーザイルでいったと同様だが、さすが。

その後は、1kmはあろうかと思われるナメの連続で、天気が良いこともあり、歓声をあげた。

奥の大滝は50mと記録にあるが、6-70mくらいに見える迫力。そこを左から巻いてちょうど落ち口に出た。

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源流部で左と右にわかれる二股を右に行ったが、どうやらこれはまちがいだったらしく、黒沼田代よりずっと右にでてしまい、トラバースしながら11:30に黒沼田代に到着。

小規模な湿地だが、良い雰囲気で大休止とする。

12:00に出発し東南方向に歩いていくと水流が現れそれを下っていく。すぐにナメ状になり、

20mザイルで2回懸垂。さらにいくとナメの廊下が始まり、また歓声。赤岩沢よりナメは長いが、中流部は結構荒れていて倒木も多かった。結局巻き降りられないところでさらに3−4回懸垂した。

中流部以降のナメはすべりやすく、何度もスリップして転倒した。

以前から行きたかったし、天気も良く一日でうまく遡行・下降できたので大満足。良い沢だった。やはり、二つの大滝のある赤岩沢遡行してから魚沢下降したほうが充実感があると思う。

(中村記)

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ヒツゴー沢記録

日時: 2014年9月13日(土)前夜発
山域: 谷川岳ヒツゴー沢
参加者: 中村(L)・土井
標高差: 約1200m
装備 : 基本装備+8.5mm1本
行程:
21:00荻窪駅南口 – 23:30水上山荘下の駐車場(23:30/6:40) – 二俣(8:10/8:40) – 熊穴沢避難小屋からの支沢が入る地点(9:55/10:10) – F10(10mトイ状:右壁から)(10:30) – CS滝(10:40) – F12(7m)(10:52) – ゴルジュ(階段状4m・3mCS・6mトイ状・20mチムニー)(11:03/11:25) – 2段5m(12:03) – F17(10m: 中村は右壁・土井は左高巻)(12:30) – ゴーロ状に(13:00) – 二俣で休憩・本流左へ(13:00/13:17) – 二俣(右へ)(14:00) – 国境稜線(14:37) – 肩の小屋(15:05) – 天神平(16:27) – ロープウェイ駅(16:50)

 

ヒツゴー沢1谷川岳ヒツゴー沢を中村さんとともに遡行してきた。谷川南面から湧き出る水流は、エメラルドグリーンの釜、シャワークライミング、緊張のゴルジュと、濃密な沢登りを楽しませてくれた。でも、残念だったのはヤマビル。下山後に服を脱いだら何とプックリと肥えた3匹を発見。しかも2匹はパンツの中と、とんでもないところにへばりついていた!
帰京後、薬局に飛び込んだのは言うまでもないが、沢の魅力が高いだけに、玉に瑕とはこのこと。あ~かゆい。

 

金曜の夜、関越自動車道を飛ばし、水上温泉のどんづまりにある川沿いの駐車場にテントを張った。「人気のある沢だと聞いたけど、何で僕らだけなんだろう」「天気がすっきりしないからじゃないか」などと能天気な会話を交わして仮眠する。

 

翌日午前5時半、テントを出る。国境稜線の北から厚い雲が湧き出ているが、南側は青空に恵まれ、沢日和のようだ。「この先、民家なし」という立札を見送り、二俣を目指してテクテクと歩く。この林道はヒルの巣窟らしいが、整備されて歩きやすく何の不安も感じさせない。ところがどっこい、二俣でガチャを身に着けて「さあ、行くか」という、まさにその瞬間。沢靴の紐の穴の下で、何やら動く物体が視界に入った。しきりに蠕動運動を繰り返す、ミミズの赤ちゃんみたいな1cmの虫。顔を近づけて観察してのけぞってしまった。「ウゲー、ヒルですよ、これ」。左足をチェックすると、やはり1匹へばりついている。2匹ともやっつけ、気を取り直して出発したが、やはり興ざめ極まりない。

 

このブルーな気分を吹き飛ばしてくれたのが、目の前にドドーンと現れたかっこいい爼嵓の山容だ。さらに、その斜面には、鷹ノ巣C沢の大ナメが広がっている。上達したら、いつの日かトライしたいなあ。そう、思わせてくれる開放的な光景だ。

 

さて、肝心のヒツゴー沢は5分も進むと伏流が終わり連瀑となった。最初のF1・7mから中村さんがグイグイと登っていき、続くF2・7mもシャワークライミングだ。優しすぎ難しすぎず、といった滝が次から次へと現れ、時には腰の高さまで釜に入る。そして、迷ったときには思い切って水流に活路を求め、ずぶ濡れになる。水温が低い季節にはオススメできないが、この日は、これがヒツゴー沢の正しい登り方のような気がしたのだ。こうして沢と向き合っていくと、感覚がマヒして心が山と一体となっていく。思考から世俗が削がれ、研ぎ澄まされていくとでも言うのだろうか。沢登りの醍醐味だ。

 

F7・10mの手前、天神尾根・熊穴沢避難小屋からの小沢が左岸から入ってきたところで最初の休憩。握り飯をほおばりながらルート図を見ると、難しいとされる滝はこれからだ。左岸の草付をやわらかく照らす陽光を見ながら、ふと疑問に思う。ヒツゴーって、本当に2級の沢なの?

 

直後に出てきた滝は右岸から登るが、落ち口への磨かれたトラバースが微妙。残置シュリンゲを使って回り込むが、念のためにロープを出してもらった。

 

F10・10mトイ状は、右壁の岩場から。直上してから少し右へトラバースし、さらに灌木をつかみながら落ち口へ出る。ホールドはしっかりしているので、高度感を楽しめる。

 

ヒツゴー沢2今回、中村さんは高巻きをせず、ほぼ全ての滝を直登した。後ろから追いかけると、時間はかかっても、細かいスタンスとホールドを丁寧に拾って登るよう心掛けているのが分かる。そんな遡行で、緊張したのはF13~F15のゴルジュだ。ネットの記録によると、左岸のスラブをへつるパーティーが多いが、残置でプロテクションを取るまではランアウトするらしい。水流に突っ込むか、ランアウトするか。ここは中村さんの判断でゴルジュに下降する。CSを突っ張りで超え、その後もヒツゴーの水を浴びながら進む。難しかったのはゴルジュ出口の滝。水線左側の垂壁しかルートはないのだが、上部左壁から突き出ている岩がやっかいだ。中村さんがトライするが手こずっている。岩の裏側のハーケンにシュリンゲをかけA0を試みてもダメ。そこで、岩の下の小さなスタンスに左足を乗せて突っ張り、背中を水線側にこすりつけ、尺取虫のようにジリジリと上がっていく。最後は岩を抱きかかえるようにして突破していった。いや、あっぱれ。

自信のない私はザイルを落としもらい、お手本通りに登っていく。凹でもないのに突っ張る怖さと、落ちたらゴルジュの下まで落ちていきそうな錯覚。セカンドとはいえ、もうアドレナリン全開だ。いったんハーケンでセルフを取り、息を整えてからて上がっていく。ただ、シュリンゲを回収する余裕がなく残置してしまったのは、実力のない証拠。ガッカリする。

 

このゴルジュに比べたら、F16・20mカンテは階段状で何ら問題ない。2段5m滝も記憶がないということは、さほど難しくはなかったのだろう。

 

この先のゴーロからは体力勝負だ。地形を確認するため1250m地点で2度目の休憩を取ったが、右岸から迫る中ゴー尾根はまだまだ高く、その奥の稜線の何と遠く見えること!先を行く中村さんの背中に引っ張られるようにして、細る水流を詰めあげていく。1700m付近の二俣で右に進路を取ると上部は草原。いつの間にか植生は草付から笹に変わり、稜線が近いことを知る。午後2時37分、たどりついた登山道にホッとして、思わず笹の上で仰向けになった。立ち込めるガスで視界はほとんどない。新潟側からの吹き上げも急速に身体の熱を奪っていく。それでも、きちんと遡行できた小さな幸せがほっこりと温かく、心地よかった。

 

下りはロープウェイに間に合い、山麓駅から午後5時発の最終バスで水上駅へ向かう。バスはきれいな登山服に身をつつんだ老若男女であふれかえり、沢登り後特有の異臭を放つ我々はひときわ異彩をはなっていたと思う。目の前の若い女性がおもむろに香水をつけ始めるぐらいだから、さぞかし臭かったのだろう…。

 

でも、実は、それ以上に気になっていたことがあったのだ。それは、左足太もも裏の違和感。「ひょっとしたら」という疑念は「いや、そうに違いない」という確信に変わり、駐車場でズボン、その下のサポートタイツを脱ぐ。案の定、吸血して満腹となったヒルが1匹、タイツ下からポロリと出てきた。さらに驚いたのはパンツの中にも、もう2匹いたこと。しかも、1匹は微妙なところからひっぺがす破目になり、泣きたい気持ちでいっぱい。メジロアブやスズメバチのように毒がないのが救いだが、このエリア、やはりヒル要注意です。

 

(記: 土井)

 

久しぶりに谷川の南面の沢、それもずっと行こうと思っていてなかなか実現できなかったヒツゴー沢に行って、あらためて谷川って良い山だなあと思った。

 

やさしすぎず難しすぎず次から次に滝が出てきて楽しめるし、美しい渓相とあいまって素晴らしい沢登りができました。いくつかの滝を越すのに高度感があまりないためザイルなしで登ったが、落ちれば4- 5mは行くからやはり念のためにザイルは使うべきだったと反省。

(記: 中村)

モロクボ沢

日時: 2014年7月22日(土) 前夜発
山域: モロクボ沢(西丹沢)
参加者: 国府谷(L)・坂田・五十島・URAN(会友)

曇り時々雨

今年最初の沢登りは西丹沢でした。
今頃ですかって感じである。

3連休はホントは山形まで行くはずでしたが、天候を判断して中止。土曜日日帰りで西丹沢にいきました。

金曜夜に五十島さんと新宿発、西丹沢自然教室駐車場で、静岡からの坂田さんURANさんと待ち合わせ。

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翌朝、7時前に出発。
買ったばかりのGPSをいじりながら白石川の出合に8時前着。

パラパラと雨が降るが気になるほどではない。

URANさんがきっちり読図してくれるのをGPSで照合。
約3時間の遡行で畔ヶ丸避難小屋のチョイ下に出た。藪漕ぎは無く、枯葉の浅いルンゼを詰めた。
ホントは畔ヶ丸の南側直下に出るはずだったが。

小屋の前のベンチ(?)でちょっと食事と下山の身支度して下山開始。
13時前に駐車場に着き、出発する頃に雨が強くなってきた。
ラッキーであった。

帰りは、山北駅前温泉さくらの湯で食事も済ませて渋滞も無く帰宅できた。

久しぶりに下山後チョー臭い自分に出会った。

(記: 国府谷)

本来は月山の沢へ行く予定だったが、梅雨明け間近の荒天予報のため断念。しかも日曜日が悪いとのことで、せっかくの三連休だが丹沢となった。
初心者向き、とのことで、足慣らしに最適。実際、大滝の巻き以外は直登可能で気楽に登れた。
ちょうど取り付き手前の橋で沢装備を準備するところで雨、テンション下がったが、通り雨で助かった。
コースタイム通り、登りに3時間半、下りに2時間。
下山してすぐに本降りとなり、タイミングとしては申し分なかった。
メンバーを考慮すれば、もう少し短縮を狙えたはず。
帰りに山北駅前のさくら湯で汗を流して昼食。
帰宅して筋トレやる余裕もあって、充実した1日だった。

今回、スマホでgpsログを取ってみたので貼り付け。
沢中はほとんど受信せず…。

(記: 坂田)

那須苦土川井戸沢山行記録

日程: 2014年6月14日(土)前夜発
山域: 苦土川井戸沢(那須)
参加者:中村(L)・土井・五十島
行程:
22時東京駅集合、中村車で那須深山ダムへ、ダム駐車場で泊
林道のゲート手前20分で駐車し歩行開始(7:30) –  9:00 三斗温泉小屋跡経由井戸沢入渓(9:00) – 流石山(13:40) – 駐車場(17:00)

林道のゲートまで車で行けると聞いていたが、その手前の林道入口で6-7台の車が止まっており、ゲートまでいけないか駐車できないかと思い、念のためそこから歩く。

結果的にはゲートまで車で行けたし、駐車スペースは十分だった(1台しか止まっていなかった)。さらに三斗温泉小屋跡には7-8台の車が止まっていた。後から考えると、林道入口に駐車していた車は釣り師、三斗温泉小屋跡に駐車していたのは三斗温泉に泊まる客であろうと。

三斗温泉小屋跡から本流に降りてすぐ(100m)で井戸沢出会いだが、本流の水量が恐ろしく多く、中ノ沢を下降する計画であったが、これを下ってくるのはむつかしそうだと思った。(この10日間の大雨で大増水した)。

井戸沢は水量が多くところどころシャワーを浴びながらの遡行となったが、また水温も低かったが、楽しい遡行となった。入渓してすぐの15m滝が核心だが、右側のリッジを登り残置シュリンゲで強引に上がったところで、念のためザイルを出して投げおろした。

その後は、雨が降ったり太陽が出たりの繰り返しで天候は安定しなかったが、快適なナメ滝をいくつも超え、楽しい遡行が続いた。特に沢登りが初めての五十島君には良い初体験だったと思う。

上流部のところどころに雪渓が残っており、特に最後の詰めで100mほどの雪渓をさけるため高巻いて、本来の流れより一本右側の支沢を詰め、ほとんど藪こぎなしで草原状態の中を登山道にでた。今日出発してきた深山ダムから遡行してきた谷を振り返り、また那須連山全体を見渡せる気持ちの良いところだった。

下りは、地図にないがよく踏まれた道が峠沢すぎたあたりから派生していたので、三斗温泉経由の長い下りを省略できた。この踏み跡は峠沢左岸沿いに下っており、中ノ沢を渡渉して流れに沿ってさらに左岸のそばを下っていくが、最後の辺で踏み跡がなくなったため、本流に入りそのまま下って三斗温泉小屋跡にでた(本流の水量が多すぎて、渡渉するのも危険だったので、とにかく左岸沿の水線づたいに行くしかなかった)。

なお、大峠越えの登山道は昔会津にでる会津中街道だったそうで、三斗小屋跡のあたりには集落があり、幕末戊辰戦争で山岳戦の舞台となりその時の戦死者の墓があったのは意外だった。(中村記)

(記: 中村)

苔と生き物とすだれ状滝に癒やされる沢


日時: 2012年9月15日(土) – 16日(日) 前夜発
山域: 豆焼沢(奥秩父)
参加者: 国府谷(L)・坂田・松林
行程:
第1日目: 出合の丘駐車場(7:30) – ホチの滝手前(8:33) – 大滝(12:37) – テン場(13:45)
第2日目: テン場(7:10) – 雁坂小屋(9:00/9:30) – 出合の丘駐車場(12:15)

久々の沢、というか久々の山行であった。まともな沢に登ったのは何年ぶりやら。ブランクのために体力も気持ちも急降下中な上に苦手とするヌルヌル沢、行く前から、ちょっと腰が引ける感じと、久々の山に対する楽しみとが入り交じっていた。いざ入溪してみると、軽い気持ちで直登できる滝は少ないものの、その分巻き道が整備されており、リハビリにちょうどいい感じだった。また、ふかふかの苔と生き物とすだれ状滝(この3点の写真が本文にあり)が、平日のストレスを癒やしてくれる。本来は日帰りの沢だが、1泊でのんびり登れたことにも助けられた。

15日(土) 晴れのち曇り一時雨

雁坂トンネルの埼玉側に架かる橋が有名なので、目指すべき沢に迷うことはない。アプローチの方法はいくつか考えられるが、今回はヘリポート脇からの作業道を少し登ってから沢へ降り立った。

奥秩父らしくヌルヌルで、ゴム底靴のこーやさんと自分は時々思わぬところでスリップしてしまったが、覚悟していたほどではなくホッとした。それでもこのヌルヌルが滝の直登を難しくしていることは間違いなさそうだ。ただ水量は例年よりも少なく、直登派には良いチャンスかもしれない。

前半部はゴルジュも多く、薄暗い雰囲気の中、全身水につかるので寒がりだと上着が必要かもしれない。また、トンネルからの排水で水質は良くなく、景観に人工物が入るので、作業道でショートカットしてしまっても良いかもしれない。しかし、水量の多い前半部を逃しては登りごたえは半減してしまうだろう。

水量のおかげでどの滝も迫力があったように思うが、同じような雰囲気のものが多いので、大滝までの間にこれといって記憶に残るようなものはない。
大滝を超えれば開けて明るくなってくるが、このタイミングで雨に降られてしまった。テン場いくつかあるが、大滝を過ぎた当たりのところが一番快適そうだった。床面の傾斜を気にしなければ、今回利用したすだれ状滝当たりは景観も良く、安全性も高そうであった。

こーやさんがどんどん先へ進んでしまってくれたおかげで、予定通り到着することが出来た。今回、これまた超久々に自分が食当だったのだが、それとは別にこーやさんがそうめんを差し入れてくれた。テントは雨がやんでから設営することにして、取りあえず小腹を満たして落ち着くのにちょうど良かった。

Mameyakisawa01_2タイミング良く雨が上がってくれたが、すっかり薪が濡れてしまっていた。しかしここは松林さんの出番、手際よく種火を作って薪を乾かしていく。が、これがなかなか大変。常に酸素を供給し続けないとすぐに火の勢いが小さくなってしまう。自分はすぐに疲れて食当の仕事に逃げてしまったが、松林さんのテクニックとこーやさんの根気のおかげで、日が暮れる頃には安定した火力を得られた。

16日(木) 晴れ

朝から青空が広がった。この時期、朝晩は冷え込んでくるようになってきた。いきなりすだれ状の滝だったが、遠目でみるよりもずっと傾斜がゆるく階段状だったので、気分良く登れた。ちょうど朝日が差し込んできて登りながら見とれてしまった。
その先のゴルジュや小滝も快適に水浴びしながら登れて楽しい。

Mameyakisawa02
途中、生き物たちも豊富だ。

Mameyakisawa03_2
途中、本流から外れて水量の多い左俣へ入ったところ、意に反してすぐに水が涸れてしまった。ややもろい小滝をいくつか超えると登山道に出た。

雁坂小屋でのんびり休んでから下山開始。下山道はクッションが良く快適。ただ前半部はほとんどフラットでなかなか高度を下げてくれないのがまどろっこしかった。

こーやさん、松林さんには毎度ながらお世話になり、ありがとうございました。

(記: 坂田)