2303 爺ヶ岳東尾根

日程: 2023年3月3日(金) – 4日(土)
山域: 爺ヶ岳東尾根(北アルプス)
参加者: 国府谷(L)・雨宮
行程:
第1日目: 鹿島村(7:00) – 2000m幕営(11:30)
第2日目: 幕営地(5:00) – 爺ヶ岳中峰(7:50) – 駐車場(12:45)

大迫力な爺ヶ岳

大町からも大迫力で聳え立っている爺ヶ岳への登山道は前日に降った雪でトレースはなく急登を登っていく。行きは大体元気なのでピッチを切りながらワクワクしながら登っていく。もちろん先を歩く会のリーダーは、雪に印をつけて楽しそう。天候や雪の量を含め滅多にない好条件だ。お昼前にはテント場所に到着。今日はイグルーを作るぞーとリーダーが張り切っていた。経験がなかったので途中、雪が硬くなってスノーソーを上手く扱えなかった。。。途中挫折した。まだ時間はあったので頂上アタックも可能だったが、この景色を独り占めしてのんびりすることにした。私は目の前に広がる大迫力の爺ヶ岳様の懐にいられるだけで幸せだった。音楽をかけながら至福の時間を過ごす。途中有名なタカさん一行3名様が頂上にアタックしに行かれた。我々が明日つける予定だった足跡を付けてくださったがやっぱりトレースの安心感はありがたい。

夜中突風が吹きつけてテントを揺らしていたが寝心地は最高だ。2時半ごろ脚音が聞こえて真夜中にここまで歩いてきた登山者に感心しながらウトウト。

2日目は3時半に起床し5時過ぎに出発。昨日登れば良かったと思うほどの強い風が尾根を吹き抜けている。しゃがみながら風に耐え登って行った。リーダーはいつも私を気遣ってくれる優しい人。尾根上に上がった頃には風は弱くなって気持ちの良い稜線歩きが待っていた。展望はそりゃもう最高で槍ヶ岳や剱岳方面も見えている。ところが私のカメラのバッテリーが起動せず、この目で見た山々の記録を残せなかったのがとても残念だーと叫ぶ。下山後の楽しみが減ってバッテリーのばかばかばか!!!!!

そして何年も前の夏に小野さんと歩いた思い出に手を合わせた。またここに来ましたよ。

下山はなかなか厄介だったが無事に、イヤ急坂の落ち葉で滑って10Mほど尻シェード。一度滑ると止まらないものねと、汚れたお尻にあらまー。。。これが雪の上だったらと考えない。駐車場に到着してやれやれだ。途中大きな荷物を背負って登ってくる登山者多数で、ここが人気ルートなんだと改めて知る。幕営地は相当賑やかになるだろう。我々は静かな冬山を堪能できてとても贅沢に思えた。感謝。

(記: 雨宮)

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