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2606 大岳山・海沢岩稜

日程: 2026年6月13日
山域: 大岳山・海沢岩稜(奥多摩)
参加者: 大塚・酒入
行程: 海沢園地(7:44) – 三ツ釜の滝(7:52/7:57) – 探勝路分岐(8:00) – 840mピーク経由・海沢岩稜(8:16/12:55) – 大岳山(13:03/13:35) – 海沢岩稜ピストン下山 – 海沢園地(15:09)

月末に予定している八ヶ岳・天狗尾根および小同心クラックの予行演習として、奥多摩の海沢岩稜に行ってきました。渡渉や急斜面のトラバース、サイマルクライミングからピッチクライミングへの移行に懸垂下降と、アルパインの基礎的な技術がコンパクトなルートの中にぎゅっと凝縮されており、練習ルートとして非常に良い内容でした。

朝6時前に都内を出発し、途中でコンビニに立ち寄りながら7時45分に海沢園地に到着しました。探勝路を進むと程なくして三ツ釜の滝に差し掛かりました。静謐な森の中に朝の日差しが差し込む幻想的な光景にテンションが一気に上がりました。

しばらく進んでわさび田が見えてきたところで対岸に渡渉し、840mピークへ向かう山肌を約15分かけて回り込みました。再び沢を渡ると比較的登りやすそうな踏み跡を見つけて取り付きました。しかし、前日の雨で湿った岩肌が思いのほかツルツルと滑り、この時点ですでに緊張が走りました。100mほど登って840mピークで一息つき、そこからいったん下降して海沢岩稜の取り付きへ向かいました。この辺りも道が不明瞭なため、地図と踏み跡を慎重に確認しながら進みました。

取り付き地点でロープを結び、1ピッチ目はサイマルクライミングで登りました。中間支点を適宜取りながら、ロープの捌き方や適切な間隔についてお互いに相談しつつ進みました。このサイマルクライミング中のロープワークが、この日一番の学びとなりました。

2ピッチ目からピッチクライミングに移行し、私はフォローに徹してビレイに専念しました。2ピッチ目はすぐに終了し、続いて核心の3ピッチ目へ。ビレイしながら解除の合図をずっと待ちましたが、一向に聞こえてきませんでした。50mロープの残り5mほどまで使い切っているようだったので40m近いピッチだったと思います。声が届かないため、ロープが引かれ始めた時点で登り始めることを事前に取り決めていたおかげで、慌てることなく対応できました。

岩稜を登り切った後に懸垂下降で岩稜を降りて少しひらけた尾根にて小休止を取り、約1時間かけて大岳山山頂に到着しました。午後から天気が崩れる予報だったため、当初予定していた鍋割山経由の周回コースを変更し、海沢探勝路をピストンで戻ることにしました。15時前に海沢園地に到着。ちょうど雨が降り出してきたタイミングで、本降りになる前に戻ることができました。

海沢岩稜は日帰りでアルパインの基本技術を一通り練習するのにうってつけのルートでした。次々と景観が変わる道中はアトラクション的な楽しさもあり、奥多摩にこれほど充実したルートがあることを知れたのは大きな収穫でした。本番前の練習場所としてまた機会があれば訪れたいと思いました。

(記: 大塚)

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