2305 カサメリ沢 2

日程: 2023年5月27日(土) – 5月28日(日)
山域: カサメリ沢(瑞牆山)
参加者: 国府谷(L)・林・齋木

5/27(土) コートダジュール

触ったルート
・てるやまもみじ 5.10c ×
・リカちゃんバンザイフレーク 5.11a TP
・ツタンカーメン 5.13a ××

今日はオランジュ岩に行く予定でしたが、混んでいたのでそのままスルーし、コートダジュールで遊びました。
初めてのエリアなので楽しみ!と思ったのも束の間、最初に取り付いた「てるやまもみじ」5.10cでTO出来ず困惑、、、
自信を無くした私は隣の「リカちゃんバンザイフレーク」をTPで遊ばせてもらっちゃいました。
ヤケクソなので「ツタンカーメン」もトライ。3ピン目のクリップ体勢も、その後の抜けも分からず、、、抜けにあるホールド悪すぎますて、、、
できる気がしないのでAKIRAME~。

5/28(日)コートダジュール→あみだくじ岩


触ったルート
・怒涛のレイバック 5.11b ××○
・あみだくじ 5.11c TP

翌日は成果を出すべく「怒涛のレイバック」にトライ。オンサイトを狙ってみたけど早々にダメでした。
2トライ目は4ピン目上で足をスリップ。
ムーブも調整して3トライ目で時間をかけつつ、””戻りつつ””慎重に登って完登です。

変化に富んで本当に楽しいルートでした。何より序盤からずっと呼吸が上がりっぱなしで、これほど達成感のある5.11はなかなかないのではないでしょうか。
この3便で出し切っちゃいましたヨ。

ちなみに、今回初めて五郎舎さんに泊まりましたが、ご飯も美味しく、量も多く、おばあちゃん2人が元気で、また行きたいお宿でした。

(記: 齋木)

2305 城山

日程: 2023年5月10日(水)
山域: 城山(伊豆)
参加者: 国府谷(L)・雨宮・菊池

・バトルランナー(マルチ3ピッチ)
全て国府谷さんリードです。
私は筋トレ効果を試そうとメインディッシュのハングを超える事を密かな目標に掲げていた。
リーダーのムーブを良く見て真似してみたが、1回目で越えられずテンションがーーアワアワ涙
そして結末はなんと再び軟弱な指の皮が剥けて出血しイタタタで耐えられずヌンチャククライマーに成り下がった。。。悔しいわ。メインを食べられず心の底から残念におもう。

・西南カンテ
菊池さんがリードし頑張って登って頼もしい。自分はセカンドで楽しく登らせていただいた。
今回の西南カンテは以前よりスラブのムーブも最終コーナーも安定していて少しばかりの進歩を感じた。それだけでもすごく嬉しい。
登れなくても岩と戯れたい。
それだけで生きている実感。

(記: 雨宮)

2023年5月17日(水) HSK集会報告

●出席
林・雨宮・齋木・射場・久世・国府谷・ゲスト1
●欠席連絡
中村・松林・菊地・江戸

●報告
4月22日(土) / 三つ峠 / 菊地・他
4月22日(土)-23日(日) / 小川山 / 国府谷・齋木
4月29日(土)-5月1日(月) / 瑞牆 / 国府谷・齋木
5月3日(水)-4日(木) / 瑞牆 / 菊地・他
5月5日(金)-6日(土) / 瑞牆 / 国府谷・雨宮・齋木・林
5月10日(水) / 伊豆城山 / 国府谷・菊地・雨宮
5月11日(木)-13日(土) / 香川小豆島 / 齋木・他
5月16日(火) / 小川山 / 国府谷・菊地

●予定
5月18日(木) / 奥多摩越沢バットレス / 菊地・他
5月20日(土) / 瑞牆 / 菊地・他
5月21日(日) / 瑞牆 / 国府谷・林
5月23日(火) / 谷川岳一ノ倉沢 / 国府谷・菊地
5月27日(土)-28日(日) / 瑞牆 / 国府谷・林・齋木
6月4日(日) / 有笠山 / 国府谷
6月10日(土) / 有笠山 / 国府谷
6月11日(日) 10:00 / 2022年度総会(京橋区民館にて)
6月18日 / 有笠山 / 国府谷・

●次回集会
6月21日(水)

以上

2305 小豆島赤嶽

日程: 2023年5月11日(木) – 5月13日(土)
山域: 小豆島赤嶽
参加者: 齋木・他1名

お世話になっているジムのスタッフ、Tさんにお声がけ頂き、小豆島赤嶽にツアーに行ってきました。FIXロープ伝いにトラバースした先に見えた、大迫力の岩壁には驚きを禁じ得ませんでした。

5月11日(木) ジャンボリーケイブ / 左岩壁エリア

触ったルート
・オリーブLINE 5.11c/d ×○
・活元(かつげん) 5.12a ×

到着して早々、Tさんはアップ無しで「エルカミノ」5.13bをトライ。圧巻のスケールの壁の中、鬼気迫るクライミングを見せつけられ鳥肌がたちました。いやー、いいものを見せていただきました、、、

せめて私も5.11台はMOSするぞ、と意気込み「オリーブLINE」5.11c/dにトライ。終了点手前で見事撃沈、残念。2便目でちゃんと登りました。
その後は「活元(かつげん)」5.12aにトライ。序盤のムーブが分からず、早々に降りてこの日は終了です。

5月12日(金) ジャンボリーケイブ / 左岩壁エリア

触ったルート
・ガジュマル 5.10d MOS
・活元(かつげん) 5.12a ×
・ステイゴールド 5.12a ヌ×

この日は「ガジュマル」5.10dでアップした後に昨日触った「活元(かつげん)」5.12aにトライ。午前中は日が当たっておらず涼しく、ホールドがよく持てました。昨日バラせなかった序盤の核心?もバラせて次の便で登れるかも、と思ったのに、終了点クリップムズすぎぃ!
ということで今回の「活元(かつげん)」はここまで。次回もう少し終了点付近を探ってみたいところです。

その次はぜひ触ってみたかった「ステイゴールド」5.12aにトライ。MOSトライは中盤のスラブ帯でランナウトが怖くて、戻ってテンション!メンタル弱いなぁ。傾斜が強くなったところで汗だくだったのでこの便は撤収。

Tさんは「Bon」5.13aにトライ。これもまた鬼気迫るトライでした。

2日連続素晴らしいクライミングを見せられたら、おれも頑張りたいよね、ということでTOしてないけど「ステイゴールド」の本気トライ。
順調に高度を上げて、最終クリップをする。未知のホールドに恐怖心も出てきたけど、必死に抑え込む。終了点に手が届くんじゃないかという距離まで詰め、不安定な体勢で一手を出すが、狙ったホールドに届かずフォール。
今までで1番気持ちを出したクライミングが出来た気がします。楽しかった。こういうクライミングをもっとしたいですね。

5月13日(土)

この日は雨予報+二人ともボロボロということもあり、観光+高松のジム(Jumboさん)で遊んで帰路につきました。

今回初めて小豆島に行ってみて、昼くらいには登れる程近く、次回は中長期目線で13台も触ってみたいと思いました。
既にスズメバチも出てきていたので、次は寒くなった季節かなあ。次回が楽しみです。
残念ながら完登動画は撮れなかったので、Enjoy動画でもどうぞ。

以降はツアー絡みの情報をつらつらと。

・移動

移動で利用した乗り物は以下でした。朝8時成田発の飛行機に乗り、岩場に着いたのが13時前で、初日のクライミングも十分に楽しめました。
1.成田空港→高松空港: 飛行機
2.高松空港→高松港: リムジンバス(1000円)
3.高松港→土庄港: フェリー(高速艇1000円 / フェリー700円)
4.土庄港→赤嶽駐車場: レンタカー

・宿泊
クライマーの皆さんは「小豆島ユースホステル」に宿泊されるとのことでしたが、GW明けは施設メンテナンスによって宿泊できないとのことだったので、今回は土庄港前にある「ビジネス民宿 マルセ」さんに素泊まり(4200円/泊)でお世話になりました。素泊まりなのに軽い朝食付き、設備も綺麗、和室も2人なら十分に広く、お土産までいただいて満足度の高いお宿でした。

・食事
初日の夕飯はマルセさんと提携している「すなみ」さんで「オリーブそうめん+ご飯+お作り定食」(1300円)をいただきました。美味しかった!

2日目の夕飯は「助さん」で「寿司定食」(1700円)をいただきました。これが出てくるもの全ておいしくて美味しくて、、、!!!寿司屋のメロンってこんなに美味いの?(そこじゃない)

(記: 齋木)

2305 カサメリ沢

日程: 2023年5月5日(金) – 5月6日(土)
山域: 瑞牆山
参加者: 国府谷(L)・雨宮・林・齋木

GWのフリー第二弾、今回は雨宮さん、林さんも合流!
2日連続カサメリ沢はモツランドでお送りします。

5月5日(金) モツランド

触ったルート
・かずのこ 5.10d ○
・めんたいこ 5.11b ヌ○
・オリーブ 5.11c ヌ○
・たらこ 5.11d ヌ××

Sさんを見習って本数を登ろうと思い、「かずのこ」「めんたいこ」2本を午前中にRPして幸先いい感じ。
体がほぐれたところで、前回の宿題だった「オリーブ」を無事回収できました。こまめにレストしたら安定して登れました。

その後は「たらこ」のバラシ便を出して本日は終了。

5月6日(土) モツランド

触ったルート
・かずのこ 5.10d ○
・たらこ 5.11d ヌ○(+回収便)

昨日バラしおえた「たらこ」、ヌン掛け便で登れるかなーと思ったけど、朝イチで指が起きておらず、核心でテンション。
その後の便でしっかりRPしました、やったね。

今回の「たらこ」5.11dも、先日の小川山「ソラマメハング・スーパー」5.11dも実質半日くらいで登れてるので、5.12aワンデイできる気がしてきました。
次の岩も楽しみです。

(記: 齋木)

2304 カサメリ沢

日程: 2023年4月29日(土) – 5月1日(月)
山域: 瑞牆山
参加者: 国府谷(L)・齋木

先週の小川山に続き、国府谷さん齋木コンビのGWいっぱい登ろう企画第一弾。
目的は飯か、風呂か、花崗岩か、、、心が揺れ動きつつもしっかり登りましたヨ?

4月29日 (土) カサメリ沢


触ったルート
・トータルリコール  5.10b ○ 
・金のわらじ 5.12a ヌ××

昨年秋にバラしてほったらかしだった「金のわらじ」。
ヌン掛けしながらバラしてみたら、バラせない、、、だと、、、???
結局ハング越えの核心のバラしに1日費やしてしまうのでした。

4月30日 (日) レスト(雨天)


朝から雨なので、カラファテで買い物をしたり風呂に3回入ったりストレッチしたり。日頃の寝不足解消の1日!ストレス性の蕁麻疹も治り、人間に戻った気分。

5月 1日 (月) カサメリ沢


触ったルート
・レーザーズエッジ 5.10d ヌ
・プラチナム 5.11c ヌ×○
・オリーブ 5.11c ××

土曜はあまり本数を出せなかったので、今日は本数登るぞの日。
目標は「プラチナム」と「オリーブ」のRP!あわよくば「たらこ」も触りたい!
そのためには1トライで「プラチナム」を終わらせないとだけど、現実はそう甘くなく、「プラチナム」の本気トライ1便目で核心の左手カチがすっぽ抜けてフォール。計算が狂った、、、ムーブを変えたら2トライ目で安定してRPできました。

その後は「オリーブ」のバラし便。バラし終わったら持久力のない前腕が「バッテリーもうないよ?」と。
案の定、次の本気トライでは核心で落とされて閉店ガラガラ。お疲れ様でした。

次回は「オリーブ」「たらこ」はMUSTで登りたいナ

(記: 齋木)

2304 小川山

日程: 2023年4月22日(土) – 23日(日)
山域: 小川山
参加者: 国府谷(L)・齋木

久しぶりの小川山でゆるゆる登ってきました。

4/22(土) ダンナ岩

GW明けの小豆島ツアーに向けてスポートルートをしよう、と言うことで初めての屋根岩エリアです。

触ったルート

・働け!ロッククライマー 5.12b ×××

元気のあるうちにってことで「働け!ロッククライマー」にトライ。
初手から最後まで、まーったくムーブがわからず、絶望しました。
初手鬼打ち → 中盤ムーブ練 → 終盤ムーブ探りを繰り返して、結局繋がったのは中盤だけ。できる気がしませーーん。

4/23(日) ソラマメスラブ

昨日の「働け!ロッククライマー」で筋肉痛だし体重いし、、、
今日はソラマメスラブで遊ぶことにしました。

触ったルート

・ソラマメハング 5.10c ○
・裏ジェットストリーム 5.11b ××
・ソラマメハングスーパー 5.11d ×××○

まずは「ソラマメハング」でアップ。ガバガバで下部はムーブがあって楽しいルート。何回もやりたいルートです。

次に触ったのが「裏ジェットストリーム」。MOS狙いで出たけど、しょっぱなの乗越しでホールド迷子になってすぐにテンション!。
次の便で登れる!の気持ちで2便目を出したけど、私には持久力が足りなさすぎました。AKIRAME~。

国府谷さんは3便目できっちりRP!おめでとうございます。

まだ14時ということで、「ソラマメハングスーパー」にトライ。
1便目2便目は下部のムーブを探ってみて、わからず、ちょっと意気消沈。
youtubeを参考にして3便目を出してみたらサクッと核心を超えちゃいました。しかしスラブ手前でホールドがわからずにテンション。
4便目まで粘ってちゃんと”繋げ”ました。(2ピンもプリクリすんません。)

GWも楽しみです。

(記: 齋木)

2023年4月19日(水) HSK集会報告

●出席: 久世・松林・林・江戸・齋木・菊地・国府谷
欠席連絡: 中村・雨宮・大江・射場

●報告
3月21日(火) / 谷川岳幽ノ沢中央壁左方ルンゼ(敗退) / 国府谷・江戸
3月31日(金) / 北ア涸沢岳西尾根(敗退) / 国府谷・大江
4月10日(日) / 奥多摩氷川屛風 / 齋木・他
4月13日(木) / 奥多摩つづら岩 / 菊地・他
4月16日(日) / 湯河原幕岩 / 菊地・他

●予定
4月22日(土) / 三つ峠 / 菊地・他
4月22日(土)-23日(日) / 小川山・湯川 / 国府谷・齋木
4月29日(土)-5月1日(月) / 瑞牆 / 国府谷・齋木・(林)
5月3日(水)-4日(木) / 奥秩父甲武信岳 / 菊地・他
5月5日(金)-7日(日) / 瑞牆 / 国府谷・雨宮・齋木・林
5月11日(木)-13日(土) / 香川小豆島 / 齋木・他
5月13日(土)-14日(日) / 小川山 / 菊地・他
5月18日(木) / 奥多摩越沢バットレス / 菊地・他
5月20日(土) / 瑞牆 / 菊地・他
6月10日(土) または 11日(日) / 2022年度総会(京橋区民館にて)

●次回集会: 5月17日(水)

以上

2303 谷川岳東尾根

日程: 2023年3月11日(土)
山域: 谷川岳東尾根(上越)
参加者: 江戸(L)・大江
行程: 0400谷川岳ベースプラザ(4:00) – 一ノ倉沢出合(5:00) – シンセンのコル(7:10) – 第2岩峰(7:50) – 第2岩峰通過(9:40) – 第1岩峰(10:40) – 第1岩峰通過(11:30) – 谷川岳山頂(12:00) – 谷川岳ベースプラザ(14:00)

谷川岳のバリエーションは、昨年に一ノ沢左方ルンゼで撤退した時以来。先の週末を風邪でフイにしてしまい、この週末はジムトレも考えていたが、大江氏の予定が空いたようなので急遽東尾根を計画。天気は良さそうだが、暖かそうなのがやや気掛かり。

前日21時頃に東京発。谷川岳ベースプラザには日が変わるくらいに到着する。3時間ほど仮眠を取り、4時頃出発。
一ノ倉沢出合までの道はトレースが付いており、快速。雪は少なく、また妙に暖かい。明らかに氷点下はないとわかった。
一ノ倉沢出合を通過し、一ノ沢出合まで来ると、既に数パーティが一ノ沢を詰めているのが見える。また、一ノ倉沢の先の方からは1パーティ降りてきているようだった(3スラ取付きから引き返したパーティと思われる)。
一ノ沢の登りは足元が確かで歩きやすかったものの、下部のデブリ、上部からの落雪、沢の屈曲部に生じたシュルンドなど、気持ち悪い要素がチラホラ。
シンセンのコルの少し先で一服し、第2岩峰に近付くと、既に3パーティが順番待ちをしていた。岩壁を見ると、リッジには雪が残っていたものの、岩壁はほぼ露わになりまるで春山の様相。脇から巻くにも悪そうなので、潔く順番待ち。1時間半程待ったので、結局第2岩峰通過に2時間ほど要した。岩峰の核心は2,3m程度。


第2岩峰〜第1岩峰では、岩稜脇の急登(雪が酷い時は、この岩稜も直登?)を登った後に、雪庇の着いたリッジを通過。ここも雪の少なさ故に随分優しくなっている感じがした。雪庇傍のトレースが若干怪しく思えたので、そこだけ回避。
第1岩峰は5.8くらいの岩。雪は無し。垂直部は5m程度。巻くパーティもいたが、折角なので挑戦。ホールドがしっかりしており雪も無いため、手袋を着けていても不安感はなかった。
その後は、急な雪壁に刻まれたトレースを、オキの耳目掛けてひたすら踏んだ。日が登り、雪が腐って一部沈みやすくなっていたが、ラッセル免除のお陰でスイスイ進む。雪壁の所々に見えるシュルンドが不吉だが、昼近くになっても両脇の沢から雪崩の音は聞こえて来ない。ここ一週間の暖気で、落ちるものは全て落ちきったのだろうか。
オキの耳への到着は正午。山頂は驚く程の人集りだった。記念写真を早々に撮り、西黒尾根より下山する。歩んだ尾根を脇に見ながらの下降は、充実感があった。

・所感
谷川岳初のバリエーション。
周辺の傾斜感や雪の付き具合を観察しながらのびのび登れたが、今期の一ノ倉沢はこの週末で終わりのように思えた。
また渋滞に遭わない為の努力をするべきという教訓も得た。
帰りのお風呂は鈴森の湯で頂く。露天風呂傍に滝や関越道の高架橋が見え面白い。
ゴハンはカフェレストラン亜詩麻。エビとホタテの焼きカレーを食した。

(記: 江戸)

2302 摩利支天沢大滝-阿弥陀岳北西稜

日程: 2023年2月25日(土)
エリア: 八ヶ岳
参加者: 林(L)・江戸
行程: 八ヶ岳山荘(4:00) – 赤岳山荘(4:40) – 摩利支天沢大滝(7:00) – 大滝抜け口(7:50) – 阿弥陀岳北西稜(下部岸壁手前のリッジ部)(9:30) – 上部岸壁(11:00) – 阿弥陀岳山頂(12:30) – 八ヶ岳山荘(15:30)

前々からリーダーと計画していた摩利支天沢大滝〜阿弥陀岳北西稜の連続登攀。

前日21時頃に東京を発ち、日が変わる前に小淵沢の道の駅へ到着、3時間ほど仮眠を取る。その後、美濃戸に移動し、4時頃入山。直近の降雪を心配していたが取り越し苦労で、南沢、摩利支天沢ともにしっかりトレースが残っていた。大滝は例年より痩せていたようで、氷瀑の強傾斜部はせいぜい10m程度で、そこからは徐々に傾斜が緩んでいた。
7時に大滝に取り付く。ジャンケンに勝ったのでリードは私。背中に荷物を背負っていた為かパンプが早く、レストの姿勢を取っても回復が遅く感じた。また、早朝の為か氷が硬く、ピックを打ち込むのにいつもより苦労した。20分程度、我慢のクライミングでようやく抜け口までたどり着き、一息つく。

その後は正面左側に見える北西稜を目指し、しばらくルンゼ沿いに登る。そこから北西稜の尾根に乗るまでにはモナカや吹き溜まりでやや足を取られたが、総じてペースは良かった。
下部岩壁手前のリッジ部分からは、要所要所で残置支点有り。下部岩壁までは簡単に見えたのでロープを出さなかったが、若干悪い所もあるので、今思えば最初から出すべきだったと思う。
上部岩壁は完全なクライミングで、北西稜の核心。ペツルの支点から3,4m右にトラバースし、岩壁のクラック部を登る。リードは林L。所々で苦労しているようだったので身構えていたが、いざ自分も取り付いてみると体の向きや足の置き場が際どい所がチラホラ。岩も冷たく手の感覚が時折消えるので、リードでやるのはかなり怖いと思う。
頂上に抜けたのは12時半頃。深いラッセルや岩壁の待ち等もなく、ノントラブルで登攀を楽しむことができた。

・所感
大滝が若干痩せていたものの、ひとまずは八ヶ岳で目標に据えていた課題を終えることができた。
帰りのお風呂はスパティオ小淵沢で頂く。
ゴハンは八ヶ岳南側のヴィラ・アフガンにて。ここはカレーがメインのお店で、今回は上質なビーフカレーとナンをゆっくり味わった。

(記: 江戸)