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マスキ嵐沢 山で泳ぐ

jay

人員:掛川(L)、塩足、後藤(記)
行程:新松田‐西丹沢自然教室‐大滝沢入口‐マスキ嵐沢分岐(入渓点)‐権現山稜線(登攀終了)‐畦ヶ丸分岐‐西丹沢自然教室

9:00 新松田駅前集合
掛川さんとはすぐに落ち合う。10分ほど塩足さんを待っていて、ふと向こうのほうを見るとそれらしき人が。塩足さんも20分ほど待っていたという。駅前が丹沢登山の人で込み合っていて気づかなかったのか。決しておばちゃんがたくさんいて気がつかなかったわけでは・・・(失礼!)。
掛川さんの車で丹沢湖から中川川を上流へ。西丹沢自然教室へ向かう。曇天で湿度が高い。山々から谷間にかけてガスが垂れ込めていて天候が気になる。
10:00 西丹沢自然教室
梅雨で雨を警戒してか、いつもより車が入っていない。登山者は中高年のパーティが多い。蚊だろうか、一人30匹×3人 =90匹(!!!)くらいがまとわりついてくる。刺さないからいいもののうっとおしい。いい匂いがするのだろうか。こんな数の蚊に刺されたら貧血になってしまう。
10:45 大滝沢入口
僕と坂田さん(今回不参加)が2週間前に畦ヶ丸より下ったルート(丹沢主稜縦走の記事参照)を歩く。
掛川さん曰く、入梅後一週間程立つにも関わらず、沢の水量が少ないとのこと。たしかに雨が降ると水が濁るものだが、今日はとても澄んでいる。まとまった雨の無いせいだろうか。川面に何度か魚影をみる。
カラスアゲハとアオスジアゲハを見かける。飛翔スピードが速かったがブルーに輝く黒地は確かにカラスアゲハだ。
11:20 マスキ嵐沢出合い
沢沿いの登りのきつくないルートを歩いて、マスキ嵐沢出合いに着く。湿度が高く、風が無いため暑い。
今までの何度かの沢山行ではスニーカでとおした。だが限界も感じていたため、今回初めてフェルト底の沢靴を履くことにした。使い倒すつもりで安物を買ってしまったが、果たしてどれほど有効か。
11:45 出発
フェルトの威力を知る。大滝沢系(マスキ嵐沢含む)は劣化の進んだ花崗岩質の岩で削れやすくナメが多いが、ビブラム底(ゴム)では確実に滑っている箇所でもフェルト底では全く不安が無い。あまりの歩きやすさに感動してしまった。ただし小さなスタンスに乗るには少々不便な気がする。
今回は水飛沫を浴びながらのシャワークライミングが出来る箇所が多い。ルートは短いうえ、水量も少なかったが、ハイキングをしているような楽しい沢である。ただ苔の付着は多く、スニーカーで入ったら苦労していたかもしれない。
だんだん水の中を歩くのが楽しくなってくる。同じ沢なら泳がにゃ損々とばかり、わざと滝壷につかる。まさか山の中で泳ぐ事になるとは。調子に乗って随分水を濁してしまった。岩魚よすまない。
水の駆け下る小滝を登っていると、さながらカエルのようだ。岩登りをしているときはヤモリにあこがれるのだが、今回はカエルに一歩近づけたかもしれない。
13:00 二俣
水量が少ないため沢が早くも涸れ出す。分岐が多く本流が小さいためルートファインディングが難しい。ケルンを頼りにする。
13:40 F7 上
本日2度目のザイルを出す。初めて僕がリードで登る。登攀に不安は全く無いが登攀~ビレイの一連の作業にまだ慣れない。知識・技術不足を痛感。一度などはプルージックをビレイせずに登って掛川さんに意味ねえだろと怒られる。全くその通り。
沢を詰めて稜線を確認する頃、オレンジ色のつつじが咲いていた。可憐という言葉は似合わないのだろうか(僕が言うと似合わない)、美しい。
14:00 権現山稜線
登攀完了。入渓から2:15で行程終了。沢としては大変短い。
稜線に登山者はいない。丹沢は人気ルートとそれ以外で登山者数が全く違う。西丹沢自然教室辺りにいた沢山の登山者は檜洞丸、畦ヶ丸あたりへ行ったのだろうか。登山者のほとんどいないルートに僕は本当の丹沢を見る気がする。
西丹沢自然教室へ出るルートを下山。途中カケスのはねを見つける。カケスはギャーギャー鳴いてうるさいが、茶の地に水色の縞が輝くはねだけは美しい。
14:30 畦ヶ丸分岐点
3人ともほとんど体力は消費していなかったが、休憩を取る。
塩足さんが竿と仕掛けを出す。掛川さんが餌を探しに行く。僕は仕掛けがセッティングされるのをじっと見ている。
竿を持った掛川さんについて沢沿いに岩魚を釣りに行く。岩陰に何度か魚影が走るのを確認。魚が多いのは漁協が放流しているからだろうとのこと。
かなり遠くからも岩魚は人間に気づく。掛川さんの下ろした餌に何度も飛びつこうとしては岩陰に隠れる。かなり慎重なのか、警戒心旺盛。
掛川さんが竿を手渡してやってみるかという。釣りの真似をしてみる。竿を持ったとたん魚が見えなくなる。魚がいそうな岩陰は沢山あるがどう竿を入れたらいいものか。クモの巣だけ沢山とれる。
いそうな所に竿を入れてみるが岩魚のいる気配すら無し。30分ほどうろうろした末諦める。女の子も口説けない俺が魚をだます事など出来ないという事か?
15:20 出発
気がつくと山の歩き方が変わっている。沢沿いの道を下山している時、つい沢を見てしまう。街でかわいい女の子に目移りしてしまう感じか。かなり遠くからでも足音が伝わるようだ。時々魚影が走る。
何度目かの防提で青鷺を見つける。こちらに警戒して身じろぎもしない。塩足さんが置物じゃないのという。まるでそんな感じだ。
15:50 西丹沢自然教室
行動時間正味4時間程度。こんな短い山行は久しぶりだった。
桜の湯
車で山北駅南側の公共の温泉、桜の湯(人口温泉)に寄る。格安の利用料がありがたい。
食堂あけぼのにて食事。大盛りをたのむと、とにかく量が多い。本日は珍しくもアルコールは無し。
18:30頃 山北駅北口にて解散

沢登りは渓流釣りと切っても切れない深い関係がある。沢登りは日本発祥だが、その行為の源流を辿れば渓流を仕事場とした釣師に行き着く。本日の沢山行で釣りの奥深い世界を垣間見た。僕は釣るより食べるほうが好きだが、また竿を握ってみたいと思う。

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