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大滝沢(F1雨棚登攀)

日程: 9月23日(日) 前夜発
参加者: 久世(L)・坂田
山域: 大滝沢(西丹沢中川川)
行程: 林道駐車スペース(8:10) – 一軒家避難小屋(8:40) – F1(9:05/9:30) – F1落ち口(11:20) – 一軒家避難小屋(11:40/12:00) – 稜線(13:00) – 畦ヶ丸頂上(13:15) – 一軒家避難小屋(14:00/14:15) – 林道駐車スペース(14:30)

この連休は剱沢大滝を登る予定だったが、いろいろなことが重なって日帰りとなり、代わりに登攀要素の高そうな大滝沢のF1を登ることになった。トポを読むと4ピッチ程度、ピッチグレードV級A2とあり、なかなか登り甲斐がありそうだ。

六本木に21時半に待ち合わせ、大滝沢へ向かう。ゲートが開いていたので林道へ乗り込み、登山道との分岐の広いスペースで23時頃にテントを張った。初めは林道を登山道の分岐を越えて走ったが、10分程で工事現場へ突き当たって行き止まり。久世さんがビールとワインをおごってくれ、1時過ぎまで飲んだ。到着が普段よりも早く、余裕があったので充実した(?)前夜となる。

6時に起きることにしていたが、目覚めたのは7時をとっくに過ぎた頃。眠気の取れない1週間だったのでありがたかった。コースタイムによると小屋まで1時間くらいだったが、例によって久世さんのハイペースで30分で到着してしまう。F1へはもっと手前の分岐で沢に降りて行く必要があるので戻ることにする。ガイドによると大岩が目印とあったが、実際は大岩と言えるものではなく、遠ざかっていた沢が目の前に現れたところ、とした方が分かり易い。

F1までの踏み跡は明瞭で迷うことはない。沢に降り立ち、5m程度の滝などを適当に越えていくと凹角を水が落ちるF1が目の前に現れる。たっぷり50mありそうだ。岩肌に草がぺったりと張り付き、一角を切り取ると絵画のように平面だ。上部の核心部はきれいなスラブで期待が高まる。

・1ピッチ目(III級/10m)

ノーロープ。真ん中当たりの泥の詰まったクラックを顕著なバンドまで登る。もろい。

・2ピッチ目(V級A2/40m)

久世さんリード。濡れたところは滑りやすいが、ほとんど乾いた岩を登る。クライミングシューズでも大丈夫。水流近くの顕著なクラックの手前から右上する。ここからが核心部だが完全な人工(全体の半分くらいを占める)。ルート工作を覚悟して装備をたっぷり揃えたが、意外にも支点はしっかりとしており、1ヶ所ペツルもあった。こういう滝は最近はやらないと思っていたが、意外に登られているのかもしれない。人工としては条件が良い気がしたが、慣れないのでセカンドでも怖い。

・3ピッチ目(III級/20m)

坂田リード。雨が降ってきた。ここからビレー点から直上で、高巻きっぽく草付きを登ったが、かなり悪い。特に最初の5mは恐怖で、これまでに経験した草付きで一番やばいと感じた。F1の核心はこのピッチに違いない。最初の三歩を我慢し、半分を過ぎればしっかりした木を手掛かりに安心して登れるが、全身が雨と汗まみれだ。

・4ピッチ目(II級/15m)

踏み跡をただ歩くだけ。すぐに落ち口へ出られた。

一旦小屋へ上がり、ランチ。時間があるので、空身で大滝沢を遡行することにする。これがつまらなかった。初めに10mくらいの滝が2つ出てくるくらいは良かったが、あっという間に水がなくなって倒木ばかり。やたらに分岐が多く、二俣やら三俣やらをテープや勘(これが悪かった?)を頼りに進んだが、現在地を見失って取りあえず尾根に上がる。この尾根が標高1000m程度で終わってしまってどうしようかと考えていたところ、ガスの合間に標高の高そうな尾根を見付け、トラバースして取り付く。これが正解で、青テープをたどると登山道に出た。結果的に大滝沢の終了点だった(1160m)。コースタイムでは2時間半になっていたが、1時間で終わってしまったので畦ヶ丸まで登ることにする。ちょっとしたトレーニングはなったかも。駆け足で下山。世界陸上の影響か、久世さんは駐車場スペース400メートル手前から陸上選手になってしまった。

(記: 坂田)

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