HOME >>沢登り

大荒川谷遡行改め入川遡行の記録

山域:奥秩父 入川(荒川源流域)
期間:2005/7/2~7/3
参加者:掛川(CL)、清水(SL)、飯田、牧田、塩足、志村、掛川(URAN)〔会友〕、後藤(記)

行程(計画):入川渓流観光釣り場~赤沢谷出合~十文字峠登山道~金山沢出合(入渓点)~小荒川谷出合(泊)~大荒川谷~雁坂嶺~雁坂峠~突出峠~岩道場~黒文字橋

行程(実際):入川渓流観光釣り場~赤沢谷出合~十文字峠登山道~金山沢出合(入渓点)~入川遡行~柳小屋(泊)~赤沢谷出合~入川渓流観光釣り場

ThanksGiving
  山の神様に感謝しつつ岩魚を頂く

7月1日
22:00 横浜駅集合
飯田、牧田、志村、後藤は牧田車にて塩山駅へ向かう。
雨がショボショボ降っている。果たして沢に入れるか。
横浜から国道16号へ入るまでにかなり迷う。果たしてたどり着けるのか。
国道16号より八王子IC経由中央道、勝沼にて下道へ。第2集合地点の塩山駅へ向かう。

7月2日
0:54 塩山駅前
清水、塩足、掛川、URANと合流。
国道140号雁坂みちを秩父方面へ。

1:30頃 道の駅みとみ
駐車場にて幕営、遅くまで飲酒。雁坂嶺あたりの空が白み始めてから寝る。

6:00 起床
掛川さんからシュラフを借りて寝たので大変快適。次の日シュラフ無しで苦労するとは知る由もなかった。柔らかいシュラフと涼しい気候のせいで、僕が自分の部屋で寝ているより心地良かった。

6:30 出発
雁坂トンネルを抜けて埼玉県に入る。
当初天候の悪化を危惧して大荒川谷以外の沢遡行を考えていたが、天候が好転したため計画通り大荒川谷へ向かう。

7:15 入川渓流観光釣り場
駐車場所にて朝食。
車を一台黒文字橋へDEPOする。

8:15 出発
入川沿いの車道~トロッコ軌道跡を歩く。有名な屋久島のトロッコ道を歩いているようだ。トロッコ軌道は土に半分埋もれかけている。軌道の幅もばらばらになり、再び軌道上をトロッコが走る事は無いだろう。
青く澄んだ沢の水に岩魚が見える。

9:08 赤沢谷出合
ガイドブックではここより入渓となっていたが登山道で上流へ向かう(十文字峠方面)。季節柄水量も多く、入渓は相当危険だろう。
山腹を北西方向へ急登。湿度の高い天候のせいか、やたらと汗をかく。
平成15年度版国土地理院1/25000の地図上は沢沿いに道が走っているが、実際はほとんど確認できず。ガイドブックによれば山道が崩壊しているとの事。山と高原の地図(昭文社)では現在の登山道通りに山道が描かれている。情報はこちらが新しいようだ。但し山道は途中から赤沢谷沿いの道と十文字峠方面の道へ分かれたが、山と高原の地図にも記述無し。
ルート中にブナの木に黄色いペンキで"ブナ"と落書きあり。何故こんな事を?

10:20 急登終了点
登りの終了した地点で休憩、松(黒松か?)の根元にうす茶色のきれいな大型のキノコが生えている。清水さんが一口食べてみる。やめたほうがいいのでは…清水さんによると種類はわからないものの、まず食用可能だという。結局、掛川さん、飯田さん、安達さん、清水さん、塩足さんの5名が口にする。食べた人は皆みずみずしくておいしいと言っていたが、僕は怖くて口に出来なかった。幸い食後に突然笑い出す人はいなかったが、食べれば良かったとは今も思っていない。”知らないものは食わない”がキノコの鉄則だと思うのですが、いかがでしょうか皆様。
この地点より山道は入川源流方向へ。

金山沢出合付近
踏み跡に沿って山道から沢に降りる。ルート上にテープがあり分かりやすい。対岸の地形からも、下降地点はまずこのあたりで間違いないと思われた。

12:00 入川(金山沢出合付近)
沢に下りた地点で休止。入渓準備。川下はゴルジュ地形、川上は狭い渓谷状。
沢靴の中から二週間前のマスキ嵐沢山行時に履いていた靴下が発見される。こんなところにいたのか!最近見かけないと思った。

12:30 行動開始
上流へ向かえばすぐに金山沢出合に出るだろうと読み、上流へ遡行開始。川底は浅いが水量が多く冷たい。水量の多い滝を巻く。

14:00 入渓地点より1.5km(地図上目算)
小休止。金山沢らしき沢発見出来ず。ルートを間違った事に気づく。下降点が金山沢出合より上流だったようだ。目的の大荒川谷遡行を中止し、入川上流の柳小屋を目標とする。
途中飯田さんのストックが流されてしまう。あっという間に身の丈程もある淵へ。飯田さんは代わりに太い枝を杖として使用、沢をすいすい歩いて行く。その姿はまるで仙人。
今回の山行でこれ以上のハードな行程は無いと分かったため、戯れに深い淵へあえて進んでいって何度か泳ぐ。ザックがフロートになるので身体が沈むことはない。沢靴を履いている場合はクロール(=もがいているだけ)より平泳ぎが有効との結論に達する。
他のメンバーはあきれて眺めていたようだが気にしない。

15:30頃 川沿いの河岸段丘にて休止
本隊を待たせて掛川さんと僕で先の偵察へ向かう。
遡行10分程で柳小屋に到達。遡行途中に岩魚が走るのを見る。大型の岩魚だった。この辺りは釣師も入るようだが、やはり居るものだ。今夜の夕飯に出来るのか?
小屋到達後一旦本隊の待機地点へ戻る。

16:00 柳小屋着
小屋は最近建てられたらしく大変きれいだった。他の利用者なし。フローリングの床も掃除してあるようで気持ち良く使えそうだ。誰かが僕の部屋よりきれいだって言ってたようですが…

16:30頃 岩魚釣へ
僕も掛川さんの竿と仕掛けを借りて釣の真似事。
なんとも竿というのは枝に引っかかり易いものだ。もしかしたら仕掛けを水の中に入れてる時間より木の枝と格闘してる時間のほうが長かったかもしれない。
全員ぼうず(釣果ゼロ)

18:00頃 夕飯
白飯、豚肉とパイナップルのソテー
遠く雷光が光る中、焚き火を囲む。火の粉で服に穴が開いちまう。

22:00 撃沈

7月3日
5:30 後藤(だけ)起床
フローリングにござだけ引いて、直にシュラフカバーで寝ていたため大変寝苦しい。嫌になってさっさと起きてしまう。床に接していた箇所の感覚が無い。慣れて無いせいだがなんだか情けない。

飯田さんに竿を借り、釣の真似事その2
川の真ん中で転んで登山靴を完全にぬらしてしまう。
小屋の辺りに戻ったところで掛川さんに発見される。何やってんだ?という顔をしている。釣果は木の枝2本。

7:00頃 朝飯
雑炊のはずなんですが…何を食べたか忘れてしまった。

8:00頃 岩魚釣へ
飯田さん、掛川さん、牧田さん、僕で岩魚釣へ。上流へ向かう。
深く青い淵で掛川さんが太った源流岩魚を釣る。

さらに上流の真の沢にて牧田さんが岩魚を釣り上げる。さっきの岩魚よりは小型だが美しい秩父イワナだ。岩魚を入れる袋が無いため、シダで包んでポケットに入れていた。

11:00 帰還
昼食準備、釣れなかったけど岩魚を1匹さばかせてもらう。メスで卵を持っていたが何にも考えず捨ててしまう。もったいない。もう1匹もメスだったようだ。男が釣ったからメスだったのか?

12:00頃 昼飯
岩魚の塩焼き、そうめん。岩魚はさばいて、塩を振って、ガソリンストーブで焼いただけだが干物のように味が濃くて旨い。岩魚の命と山の神様に感謝しながら頂戴する。

12:45 出発
慌ただしく出発。湿度が相当に高い。

14:00 入川下降地点にて休息
霧が出ているため、対岸の山も大荒川谷も見えない。明瞭な踏み跡はこの地点以外に無かったため、今回は沢の下降地点までは正しかったと考えられる。下降地点の発見が大変かもしれないとの予想はあったが、その先で間違えてしまったようだ。

15:00 赤沢谷直上にて休息
掛川さん、牧田さんが先行して車を取りにいく。
トロッコ軌道沿いに下山。平坦な道が歩きやすい。ナツツバキが地面に落ちているが葉を見ても椿らしい木は無し。後でサルスベリのような木肌を持った種類と分かる。椿とは別種のようだ。

16:15 林道に出る

16:40 入川渓流観光釣り場
到着後すぐに先発隊の車が来る。そのまま撤収。

16:50 出発

17:30頃 温泉
雁坂みち沿いの旅館にて温泉につかる。入浴料500円が有難い。硫黄臭あり、浴場にコップが置いてあり、飲むことが出来る。

19:00頃
牧田さんと僕がとっても辛い(カライ)思いをする。

11:00頃 横浜駅
雨が強い。こんな雨に降られなくて良かったと感謝しつつ解散。

今回の沢は水量の多い事が一つの特徴だった。本来ならば梅雨の真っ只中だったはずで、入渓出来たことは幸運だった。ルートを間違えたものの無事下山のはもう一つの幸運であり課題だ。
僕個人ではザックをしょったまま泳ぐ稀な体験が出来て良かった。海でこんな事する物好きもいないでしょうから。次回は岩魚を釣りたいものだ。

2005/7/16 後藤(第67期)記

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です