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東黒沢~ナルミズ沢

日程: 2007年8月4日(土) – 5日(日) 前夜発
参加者: 坂本(L)・坂田・志村
行程:
第1日目: 登山口出発(8:00) – 大石沢出合い付近(14:55)
第2日目: 起床(5:00) – 出発(7:00) – 沢の終了地点(10:07) – 尾根へ(10:52) – 大烏帽子岳(11:05) – 下山開始(11:15) – 朝日岳(13:11) – 白毛門(15:22) – 終了(17:30)

8月4日(土)

前夜発とは言っても24時半に集合出発。土合に3時頃着。
道の駅の駐車場に手早くテントを張って軽く仮眠。5時起床、白毛門登山口駐車場へ移動。今回の沢登り計画は、夏合宿の準備と夏だから沢へ!との希望に坂本さんが付き合って下さって始まった。坂田さんが急遽参加できる事になり、3人になった。
北海道山行から梅雨に入り、山歩きも出来ない状況で、不安たっぷり。
駐車場には沢山の車が泊まっており、沢登りや登山のパーティが出発していく。
8時出発 天気は曇り。 東黒沢は駐車場からすぐの所に入渓地点があるのが良い。いくつかの団体パーティを抜かしていく。所々ナメがあって雰囲気は良いのだけど、水があまり綺麗ではない。坂田さんが「新歓にここどうかな?」と言っている。大きな滝はないけど、複雑な水流と刻々と変わる景色、中々良いと思う。水の透明度は天気にも時期によるだろう。最後部を歩く坂田さんは、私が居るような軽登山ではハリキリモードになれないらしく、ずーーっと喋っているか歌っている。
上部で段々ガレてきて、倒木が散乱していて歩きにくい。いくつかの分岐があり、坂本さんにコンパスの使い方を習う。次の山行で実践してみようと思う。
ザイルを出すような危険な場所はなく、沢は終わった。ルートのない藪を迷いなく歩く坂本さんに着いて行くとすぐに、ウツボキ沢の支流が現れ、下降する。宝川との合流地点の広河原に出た。2パーティ位がここをテン場にするようだ。坂田さんはここに留まりたい様子。確かに気持ちのいい明るく広い川原で、座っていると眠くなってしまった。今日は完全なる睡眠不足の3人。リーダー坂本さんは、「もうすこし先まで行こう!」と眠い目をこすりつつ私たちを励ましてくれる。
ウツボキ沢もナルミズ沢も東黒沢より水が綺麗だ。広い宝川からナルミズ沢に変わる辺りも美しい景観である。いくつもの小さな釜が出てきて、エメラルドグリーンの深い色を湛えている。ヘツリ不可能な釜が現れて、とうとう(ちょっとだけ)泳ぐ事になった。坂本さんはスイスイと平泳ぎで突破し、ザイルを投げてくれる。恐る恐る挑戦してみるが、やはり水の中に押し付けられて顔が出せないため、溺れそうになる。何故!?
巻き道を探してキョロキョロ挙動不振な坂田さんも覚悟を決めて泳ぎ出すが、どうやら足が届いて歩いているよう。
泳ぎについて検討してみる。坂田さん曰く、ザックは前に持って泳げばええんちゃう?だそうだ。理論を検証すべく考えているとまたもや大きな釜が…。坂田さんはへつりを決め込んでる様子。私は既にずぶ濡れなので、実験してみることにする。まず坂本さんに私のザックを背負ってもらう。するとやはり頭は押さえつけられてこれでは泳げないという。身長と泳ぎのテクの問題ではないらしい。前に抱えて泳ぐと確かに浮き輪に乗っているようで、楽チン。でもこれは水流がない場合しか使えない。足だけではあまり進めないのだ。手で水をかこうとしたら沈んだ…。とりあえず、水流があるところでは引っ張ってもらうことにして、これからは前抱えで行こうと思う。

大石沢の出合いのビバークポイントへ到着すると、高台の草原(湿地)に数組がテントを張った。我らは少し離れた場所へ。(実際は大石沢出合いより先にもビバークに良さそうな場所はあった)薪を探し、水を汲み、焚き火を作る。木が湿っていて、中々難しい。煙に燻されながら、ビールで乾杯し夕食。途中パラパラと雨が落ちてくる。19時過ぎ頃、本格的に雨が降ってきたので、慌てて撤収。もう少し服を乾かしたかったな。すぐに去ると思ったが意外に沢山降る雨。テントの中でガスで乾かす。
20時過ぎに就寝。夜中に寒くなり、全ての服を着てみるとぐっすり眠れた。

8月5日(日)
 
うっすら雲がかかっているが、晴れる予感。周りのテントは出発済。太陽が昇ってきて、暑くなる。日が差すと沢がキラキラしている。上流に上がる程、透明度も上がり、ナメが現れたりして綺麗だ。米子沢によく似ている。最後の「魚止めの滝」を過ぎると間もなく沢は山に吸い込まれた。烏帽子に似た無名峰が聳えている。尾根に出ると大烏帽子岳が目の前だ。荷物をデポして大烏帽子に登ることになった。この先の行程の長さに引き気味の私は「大烏帽子は貴重だよ~。中々来られないから訓練だと思って行こうよ~」と言われ、藪を漕ぎ出した。
下山開始。それまで「暑いからゆっくり歩こ~」と言われていたのに、急に目標タイムを課せられ、朝日岳への途中で限界が見えてしまった。もうバテバテである。久しぶりの登山。こんなに長く歩くのは屋久島以来。頭の中でギブアップの最悪の事態を想像しながら歩く。雨雲が近づく。急激な天気の変化が谷川の特徴らしい。沢登りの格好なので降るのは構わないけど、雷は怖い。遠くでかすかな音が聞こえるも、近づいては来なかった。10分間位の雨が2度程訪れた。朝日岳~笠ヶ岳~白毛門と長く続く稜線を後悔しながら歩く。やっぱり宝川温泉から入るルートにしてもらえば良かった…。ツラく厳しい下山を再設定された目標タイムでなんとか終了し、湯テルメ→夕飯→帰宅

終了時間がかなり遅れてしまい、お2人には迷惑をかけてしまった。2倍の速度で歩きたくても2倍の歩幅で歩きたくても出来なかった。夏合宿の為の訓練のはずが、不安を残す結果で不甲斐ない自分がとてもイヤになった。
良かったのは沢好きのウランさんもお勧めのナルミズ沢がとても雰囲気のいい沢だった事!釣り人も居て、釣れているので水も綺麗なのでしょう。最後の詰めまで清流が残り、消えていく。草原へと繋がり、開放感と満足感たっぷりのラスト。とてもいい感じ。
そしてずーっと気になっていた泳ぎも試せたし、私には充分過ぎる程たっぷり歩いた。無事下山も出来て満足です。坂本さん坂田さん、有難うございました。懲りていなければ、またお付き合い下さいませ。

(記: 志村)

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