紅葉真っ盛りの河口湖

日程: 2020年11月1日(日)
山域: 河口湖御坂山地
参加者: 雨宮・尾身
行程: 大石峠登山口(10:14) – 金掘山 – 金山 – 十二ヶ岳(13:30) – 登山口(14:30)

御坂山池にちょっとトレランと歩き。
富士山をドカンと左手に見ながらの山行。
そして最後は富士山に向かって駆け下りる。

お天気がよければ最高贅沢コースだ。
河口湖からのバスの時間が1日3本と少なくなっているので、スタートは遅く復路のバスも15時台と早い。

王岳までのロングは無理なので、カットカットで繋げてみようと御坂山池へ。
今回は河口湖駅から09:38のバスに乗って大石峠へ。

お昼は金山で富士山見ながらパクパクのんびりする。
ここでの見晴らしはとてもよいが、十二が岳の山頂の見晴らしも紅葉広がる西湖が下に見えて良き。

10時過ぎから登り、十二が岳から駆け下り下山。
14:30前にはバス停、15時のバスには十分間に合った。
お風呂は駅前で入り、帰路は特急電車で新宿まで豪華な旅だ。
早く帰れるので特急券1600円を出しても良いか~。

(記: 雨宮)

秋から冬への境界線

日程: 2020年10月25(日)
山域: 谷川岳 黒戸尾根から田尻尾根
参加者: 雨宮・尾身
行程: 登山口(9:00) – 谷川岳(12:15) – 田尻尾根 – 谷川岳ロープウウェイバス停(16:00)

登り始めはお天気も良く紅葉絶好調。
尾身さんは初めての西黒尾根で鎖場も想像以上にアクティブな感じ。

紅葉を楽しみながらトマの耳に到着する頃には、雪と北風がビュービュー。
冬型凍てつく季節に早変わりでサブサブと震える。。。

マイクロパフを着込んで早々に下山。
ところが田尻尾根はくせ者だった。。。
木の根が剥き出しとなりツルツルすべるし
土がヌルヌルで気を抜けない下山道だ。
ここが本日一番の核心であった。

ここしばらくフリークライミングばかりをしていたので、冬に向けてのトレーニングはなかなかの疲労感満載で終えた。

(記: 雨宮)

甲府幕岩

日程: 2020年11月22日(日) – 23日(月)
参加者:国府谷(L)・坂田・雨宮・塩田・江戸

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1日目: 10:00-17:00 森の唄(10a)×2・HIVE(10a)・バルタン(9, NP)
私にとっては初見トライの甲府幕岩。1年ぶりの外岩でもあったため、久々に感じる落下への恐怖感が拭えず、次の一手が出ない場面が度々あった。

2日目: 09:30-16:30 森の唄・バルタン・HIVE・ダダ(10b)・秘密の岩園(10c)
・2日目は恐怖感も多少薄れ、爪先を信じて登ることができた。しかし、ムーブの合間合間に迷いから無駄な動きをする場面が多々あり、やたらと乳酸が溜まってしまった。ジムの頻度を稼がなければ…
他の参加者の方々は、ピリカ、イエローマウンテン、オンリーワンなどを登っていた様子。ピリカなどはぜひ次回トライしてみたい。

以下、各トライの感想

11/22(日)

・森の唄/10a(リード) ビレイヤー:塩田さん
序盤は特段変わった所のないフェイス課題だが5ピン目程で詰まる。塩田さんより左のカンテにトラバースするアドバイスを受け何とか突破。
終了点にクリップする際、カンテから壁正面に身を乗り出す場面があったが、ここも恐怖感で中々足が出なかった。

・森の唄 (2回目、リード、RP) ビレイヤー:塩田さん
塩田さんのダダ(5.10b)トライをビレイした後に再挑戦。ムーブは分かっていたので快調だったが、恐怖感が拭えなかった。

・HIVE/10a(リード) ビレイヤー:雨宮さん
終了点のある中段以降は高度がありつつもホールドはしっかりしていて気持ちよく登れた。終盤でクラック沿いの小テラスを越えていく所が核心で、クリップの瞬間までが怖かった。一度テンションを掛けてしまったのが勿体ない。

・バルタン/9 (トップロープ) ビレイヤー:坂田さん
あまり経験のないクラック登り。ジャミングを駆使して進むが、中々決まってくれず焦って余計に消耗した。カムをセットしながらリードで登るのは中々怖そう…

11/23(月)

・森の唄(3回目、リード、RP) ビレイヤー: 塩田さん

・バルタン(2回目、トップロープ) ビレイヤー: 坂田さん
カムのセットを練習しながらトライ。慣れないとセットが難しい…

・HIVE(2回目、リード、RP) ビレイヤー: 雨宮さん

・ダダ/10b(リード、未登) ビレイヤー: 塩田さん
2p目まで若干距離がありグラウンドフォールが怖かった。以降は何度かテンションを掛けつつも進んで行くが、5ピン目以降が何度挑戦しても進めなかった。

・秘密の岩園/10c(リード) ビレイヤー:塩田さん
自分の足先と指の掛かり具合を信じながらひたすら登っていくスラブ系の課題。所々でレストする余裕があり、落ち着いて手を探しながらの重心移動が楽しかった。
終了点直下、左足に乗り込み身体を上げていく場面で足がガクつきテンション。迷って時間を掛けたのが良くなかった。

(記: 江戸)

秋のフリーまとめ(有笠山4回分)

ルンルン始め

日程: 2020年10月25日(日)
山域: 有笠山
参加者: 国府谷(L)・五十島・齋木・塩田・他1名

今年初めての有笠山へ。昨年はあんなに来ていたのに。
念願のルンルンしんすけをトライするために皆さんに付き合ってもらって来ました。
齋木さんはブラストオフを、五十島さんとワタシはルンルンです(シーズン終了まで)。
貸切のヘルケイブで思う存分やってみて五十島さんのみRP態勢に入りました。
塩田さんはS木さんにフェアリー方面で遊んでもらいました。恐縮です。
また来ます。

(記: 国府谷)

ルンルンクラブ会員募集

日程: 2020年11月1日(日)
山域: 有笠山
参加者: 国府谷(L)・五十島 齋木 塩田


それぞれ先週の反省を生かすべく一週間研究した上での(?)有笠です。
今回もほぼ貸切で気が楽です。
五十島さんはワンテンを繰り返しルンルンクラブに無事入会を果たしています。
齋木さん、ワタシはまだまだ苦戦しております。繋がりません。
塩田さんにはねぼすけクラックで遊んでもらいました。すみません。
まだまだ来ます。

(記: 国府谷)

オジサンばかりヘルケイブ(いい意味で)

日程: 2020年11月3日(火)
山域: 有笠山
参加者: 国府谷(L)・齋木

また来ました。ヘルケイブ。もう寒さにも慣れました。というか気温もそんなに低くない。
壁の状態もここしばらくは非常に良い状態なのでなんとかしたいところです。
この日のヘルケイブは大賑わい。ブラストオフ、ルンルン、正対をトライするクライマー
で10人以上います。なぜか皆オジサンばかり。齋木さんは最年少確定。
そのせいか皆さんベテランなのでギスギスしていなくていい雰囲気です。
順番待ちもスムーズに進んで3回ずつトライ出来ました。
二人とも下部は固まってきていい感じな気がします。まだ上部まで繋げて出来て
いないので最後の核心がどうなるかは不安です。
次が今年の最後になるのでどうなるか。ワタシはなんとかルンルンクラブ入会は
果たしたいところです。

(記: 国府谷)

オジサンがもっとオジサンになっても

日程: 2020年11月8日(日)
山域: 有笠山
参加者: 国府谷(L)・五十島 齋木

このところの好天続きで壁の状態はすこぶる良い。気候も快適。スケジュール的に
今日が最後のチャンスなのでなんとかしたいところですがすでに身体はあちこち痛い。
メンバは五十島さんを加えて3人。
ヘルケイブは先客がいるのですでにドローは掛かっているので右のねぼすけクラック
にてアップ。毎週やっているのですっかりムーブが洗練されてしまった。
そして結果発表。だれもRPならず。みんなでワンテン。自分的にはいいところまでいった
のでまあ満足。まだまだ弱いので出来なくて仕方ない。
だれか来年もヘルケイブ連れてきてください。1日4便はとても無理だけど。
おわり

(記: 国府谷)

ちょっと手応え


日程: 2020年10月18日(日)
山域: 榛名黒岩
参加者: 国府谷(L)・雨宮・齋木・塩田

恒例(?)の秋の黒岩2回目。今回は前回よりもマシな天気で壁も概ね乾いている。
齋木さんは前回少しだけ触ったつる。塩田さんもつるをお試し。雨宮さんには乾いているところを選んで登ってもらう。
ワタシは初めてアヒルをやってみた。1回目のヌン掛けで何となく手応えあり。
2回目でRP出来ました。齋木さんも粘ってつるをRP。
帰りはいつもの温泉、ご飯のルートで満足な一日でした。

(記: 国府谷)

ケガからの復活

日程: 2020年10月3日(土) – 4日(日)
山域: 小川山・甲府幕岩
参加者: 国府谷(L)・坂田・雨宮・塩田・齋木

先週ぶりの岩です。
先週は雨に降られ、十分にトライできず撤収だったので、この2日間は楽しみにしていました。
坂田さんとは現地集合。お久しぶりです。

3日(土) 小川山/リバーサイドエリア

在宅勤務になって以来全くと言っていいほど歩いていなかったので、アプローチで限界クライマーとなりました。
1本目はアウト・オブ・バランス(5.9)。マスタートライにて、終了点直下でスリップしオンサイトを逃しました。その後塩田さん安定のオンサイト。
2本目はブラックシープ(5.9+)。マスタートライにて、中間部のランナウトが怖くて消耗し、これまた終了点直下でテンション。情けない…。その後塩田さん安定のオンサイト。国府谷さんはスラブなのに宙舞うような登りでさすがでした。
私は2便目でちゃんと回収しましたヨ。

その頃塩田さんは果敢に時の踊り(5.10c)にトライしていました。

雨宮さんはマダム・バタフライ(5.10b)をトップロープトライ。悪い悪いと言いつつきっちりトップアウト。

3本目はマダム・バタフライ(5.10b)をリードで。4ピン目(?)でスリップ。足に力がハイッテイナイ。そして時間切れで撤収。
心身ともにボロボロでございました。

<触ったルート>
・アウト・オブ・バランス(5.9)
・ブラックシープ(5.9+)
・マダム・バタフライ(5.10b)

4日(日) 甲府幕岩/豊穣の森エリア

降ったり止んだりの不安定な天気でした。
アップは塩田・齋木組と国府谷・坂田・雨宮組で。
塩田・齋木組はまずはショートルートの動物がイッパイ (5.10b)でアップ。
カンテとサイドガバをパチパチたたいて登る楽しいルートでした。
国府谷・坂田・雨宮組は秘密の岩園(5.10c)でアップ。

その後塩田さんはピリカ(5.10c)にトライ。
マスタートライで1テン!めちゃ惜しかったです。
塩田さんは他にもスパイラルリーフ(5.11b)やWORK ON(5.11a)も触っていたようです。

お昼食べてから、齋木はダーティクライマーズ (5.11b)にトライ。
1便目では上部の棚取りと最上部マントルのムーブが解決できず。
降りてから他の方のトライを見て勉強させていただきました。アンダーカチをとって右手だしだったんですね。。。
2便目では上部のカチ取りで力みすぎて通り越して変なところをとってしまい墜落。
バラシが済んだところで時間切れ。限界グレード未満は1Dayで落とせるようになりたいところです。

国府谷さん、坂田さん、雨宮さんはバルタン(5.9 NP)でも遊んでいました。

<触ったルート>
・動物がイッパイ (5.10b)
・ダーティクライマーズ (5.11b)

成果のない2日間でしたが、2年前と比べたら11台でもマスタートライをできるようになったり、落ちた時の姿勢を考えられるようになったり、成果にならない成果はあったのかなーと。メゲずに岩に通いたいと思います。2日間、天気がもってくれてよかったです。

(記: 齋木)

ひたむきに登れ!

日程: 2020年9月27日(日)
山域: 榛名黒岩
参加者: 国府谷(L)・雨宮・齋木

曇り後晴れの天気予報を信じて榛名黒岩に行ってきました。
私としては昨年の12月にリードでかかとを骨折して以来の岩。
楽しみであり一抹の不安もあり。

到着してからというもの、まず岩が濡れていることを確認し、乾くのを待ちました。
つる(5.11b)が一番希望があったので、初手あたりにティッシュを詰めて小一時間ほど待ち、
ギリギリ登れそうだったのでとりつきました。

1便目はバラしながらのトライ。中間部以降はそこそこ乾いていたのでOK。
記憶にあるムーブは2つ。
1つ目は3手目で右手で角度のaあるカチを取り、ガバに出るムーブ。濡れていたから悪かったのか???
2つ目は3ピン目のクリップ前に、左手ガストンの甘いカチを持ちながら右足をあげるムーブがバランス悪く気持ち悪かったです。

ちなみに天気はというと。
1便目の途中で天気雨がサラッと降った時にはまだ良かったものの、また少し経つと土砂降りに。。。
岩もびしょ濡れに。

ということで、14時前には撤収して温泉とおいしい(そして量が多い!!)パスタを食べて帰路につきました。

<触ったルート>
つる(5.11b)
<パスタ屋さん>
ボンジョルノ 本店

(記: 齋木)

今シーズンの最終沢登り

日程: 2020年 9月21日(月)-22日(火)
山域: 荒川水系荒沢谷(奥秩父)
参加者: 国府谷(L)・松林・雨宮・塩田

コロナ自粛も緩んだ9月の4連休後半2日、今シーズン最後の沢登りに参加した。
関越道も下道も大渋滞が続いていて、大洞林道のゲート到着が13時と大幅ににタイムオーバーした。ここから入渓地点の荒沢橋まで林道を1時間以上歩かないといけない。今日の幕営地までさらに3時間。5時までに着かないと谷底の樹林帯だと真っ暗になってしまう。 沢歩きはほどほどに沢筋登りで急ぎ、どうにか幕営地点の菅ノ平に5時半に到着。体は沢水では濡れていないが、汗でずぶぬれになっていた。曇りのうえ、ここ数日の寒気で気温も低く、寒い。


菅ノ平の幕営地は平坦でトチの巨木が多くビバークには最適だが湿っぽい。
雨宮さんの執念のたき火着火のおかげで冷えた体も、濡れた衣類も乾き、体も温まり、たまらない。
よく朝はテントに荷物を置いて6時40分出。
今回の沢登りは、泳ぎ・滝登りは無しで高巻きの連続。狼谷出合からは同じような枝沢が多く、どれが北雲沢か判らない。いつも私以外の3名が地図とナビ・GPSで位置確認をしてくれている。その間は、私にはサボって小休止できる貴重な時間であった。


ガレた河原には大きな倒木がひしめいていて先頭はコース取りに苦労している。
「遅い! このペースだと明るいうちにテントに戻れない! ペースアップ!」の御指令がリーダーから飛び、がぜんハイペースになる。沢のツメ部は鹿の獣道とヤブこきもないコース取りでバテバテになりながらも奥秩父縦走路に飛び出した。少々休止のあと縦走路を1時間歩き狼平先から下山の狼谷に入り込んだ。
ここでトラブル発生。私の年代物の沢靴のソールがつま先部分を残してはがれてしまった。かかとがずれて歩けない。雨宮さんが上手にテープシュリンゲで縛り補強。おかげで狼沢を下ることができた。


幕営地には予定時間で到着。撤収後往路を下山。筋肉疲労による足の痛みをこらえながらペタペタとソールのはがれた沢靴で予定の5時半に車に戻ることができた。
みなさん、ご心配おかけしました。

(記: 松林)

片品川水系・中ノ岐沢・北岐沢~ブナ沢下降

日程: 2020年9月6日(日)
山域: 尾瀬
参加者:国府谷(L)・雨宮・関谷・塩田
行程: 大清水駐車場(6:00) – 東岐沢入渓(7:30) – 北岐沢終了点1770M(10:30) – 登山道(11:30) – ブナ沢下降(12:12) – 林道(13:10) – 大清水駐車場(15:15)

お天気が定まらなかったがひとまず出発。
昨夜、駐車場に到着したのが1時を回り
起床5時で支度をし、朝の林道をあくびをしながらテクテク1時間30分。
蒸し暑さでジットリ汗ばむが入渓すると爽やかだ。
小さい滝を登ったり巻いたりしながら、大釜を持った8M滝はなかなか岩面がいい。
左側をヘツリ回って滝上に。
塩田さんが逞しく先をいく。
4段10mもアクティブに登れる。
大滝の15mは右側を高巻くが下りが急でロープを出すと言う記録を読んでいたが、先を行く塩田さんのナイスルーファイのためロープを出さずに皆さんクリア。
途中、なかなか景観の良い枝沢の滝は高さがある。
水流に光や緑が写り込んだ緩やかなナメ床を歩くのはとても好き。
登れる小滝も沢山あって楽しい。
10:30分頃には北岐沢から右側、北小松湿原の枝沢を登り始める。
小松湿原の開放感、その周りの苔むした森も今回の見所だ。
登山道は想像以上に倒木があり風の強さがうかがえた。
下降のブナ沢は最初から最後まで急な下りで
滑らないよう足元を緊張させたままで疲れた。
そして最後の林道歩きは黙々と。。。。
前回のウツボギ沢に続き今回もロープは出しませんでした。
皆さんお世話になりました。
時間も早めだったので沼田で洒落たイタリアンレストランへGO!!

(記: 雨宮)

谷川連峰白毛門ウツボギ沢

日程: 2020年8月30日(日) 前夜発
参加者: 国府谷(L)・雨宮・塩田
行程: (前夜仮眠)土合駅(5:30) – ハナゲの滝(7:00) – ウツボギ沢分岐(10:00) – 白毛門山頂(14:30) – 土合駅(17:30) 累計:12時間

●土合駅~ハナゲの滝

空は曇り模様。土合駅から白毛門登山口まで徒歩でいく。登山口から橋を渡ってすぐに白毛門へ上る分岐が現れる。そこを上がらず、沢沿いをいく。その後数分で堰堤を超えて東黒沢入渓となる。入渓点付近はゴーロ歩きとなるが、すぐにナメ床となり歩きやすい。この日、他のパーティと出会うことはなく独占状態。静かな沢の脇には小さな蛇も顔を出し、我々が近づくゆっくりと岩の隙間へ避難していく。そうこうしているうちにハナゲの滝に到着。なだらかな巨大なナメ岩。増水もしておらず、フリクションもきき、歩きやすいため一気にこの滝を上がっていく。

●ハナゲの滝~ウツボギ沢分岐

ここから先はなだらかだがナメ床だがヌメっており、慎重に進む。30分程度で白毛門沢分岐に至る。白毛門沢は比較的急峻になっているのでわかりやすい。我々は白毛門沢へは行かずそのまま東黒沢を遡行する。そのうち短いゴルジュに至る。水量がそこまで多くなかったため、多少泳いで渡れなくもないと思ったが、大事をとって右を大きく高巻く。高巻のルートファインディングは悩まされる時がある。踏跡がはっきりとしていればそれを使うとよいが、見当たらない場合、どこまで大きく巻くかは経験やセンスが物を言うだろう。沢から近い所を巻けば労力は少なくて済むがひとたび脚を滑らせて周りに支えになる木等が無い場合、大きく滑落しゴルジュに落ちるリスクがあった。そのため今回は、比較的急峻でなおかつ一部支流でえぐられて木が生えていない所を跨ぐ箇所があったためか、大きく巻くことになったと想像した。この高巻は国府谷さんがルートファインディングしたためあくまで推測でしかない。その後もヌメるナメ床が続くので慎重に進む。徐々に川幅も狭くなり小さい支流がいくつも合流するため地図読みをこまめに行う。地図読みの手順としては、GPSで現在地と標高を確認。そしてGPS情報と照らし合せて地図上での位置を確認し目的地の方角、支流が流れ込む方角を確認。沢は入り組んでいるので歩きながらも磁石で常に歩いている方角を確認する。そのうち沢が枯れてきて、藪漕ぎをしながら丸山越を目指す。藪漕ぎとなると正確なルートを常に行くことは難しい。今回は方角と比較的低くなっている鞍部を目指して進む。鞍部に着くと、獣道のような跡を発見し目的地の方角を確認しながら進むと小さな支流に出た。そのまま支流沿いを30分程度下るとウツボギ沢分岐に至る。

●ウツボギ沢分岐~白毛門山頂

ウツボギ沢分岐から上流へと遡行するルートだが、10分程下流のナルミズ沢分岐周辺に広い川原があり、そこで休憩することにした。ナルミズ沢は朝日岳に登りつめるため日帰りは相当厳しいが、いつか時間がある時にでも行ってみたい。藪漕ぎと沢下りで奪われた体力を回復させてウツボギ沢遡行を開始する。大きな滝は遡行開始から20分程度で現れる。ここは踏跡がついた右を高巻く。その後は比較的緩やかなナメ床と小滝が数時間と続く。途中国府谷さんは「もう飽きた」とぼやく。単調な遡行でも途中、蛙の繁殖地を通ったのか、次々とヒキ蛙が現れる。それなりの大きさがあり岩と同じ色をしているので岩を持つ手のすぐ横に現れ驚かされることもあり、楽しむことができた。そうこうしているうちに川幅は狭くなり、視線の先には笠ヶ岳が姿を現す。ここから笠ヶ岳から白毛門に至る稜線を目指して急斜面を行いく。この辺りは小さい支流が多いが、我々は稜線を目指して進む。川も枯れ、多少沢の跡が残る藪漕ぎに入る。途中このままいくと笠ヶ岳に登りつめることになるので、方角を変え懸命に藪をかき分けながら稜線にたどり着いた。そこから30分で白毛門山頂に至る。晴れ間も見えて谷川岳の岩肌もくっきり見える。雄大であった。

●白毛門山頂~土合駅

ここからの下りは疲労した脚には大打撃の下りが待っている。距離3kmで高低差1000mを下ることになる。麓の建物は見えるが先が遠い。常に集中が必要なフットワークが要求される中、睡魔が急に襲ってくる。途中の休憩で思わず寝落ちして雨宮さんに起こされる。雨宮さん、国府谷さんは膝の痛みに襲われ、かばいながらでペースが落ちる。途中休憩を2回挟み2.5時間かけて登山口到着。

(記: 塩田)