南アルプス 荒川出合

日程:2019年2月16日(土)-17日(日)
山域:南アルプス
参加者:国府谷(L)・五十島・雨宮・西本

行程:1日目 (10:00)3ルンゼ右のナメ滝(16:00)
   2日目 2ルンゼ大滝1Pのみ

 

滝の上を歩けるぞー!!アイスクライミング

 

1日目 晴れ 3ルンゼ右ナメ滝
去年ここにきた時、アイスクライミングはしないと心に誓っていたが
お試し山行にうっかりついて行ったばかりに心の誓いは簡単に破られてしまった。
山から溢れ出る膨大な水量の上を歩けるだなんてと感動しまくりで
とうとうお高いクォークを購入して再来してみると景観は違っていた。
気象条件によって変わる綺麗なアイスとは言い難い。。。

 

3ルンゼナメ滝取り付き

 

お隣のブライダベールの結氷は去年より良さそうに見えるが
私は滝の形が変わっていく景観が好きなのでやっぱりマルチがいい。
去年は寒さのためかお腹がゴロゴロしているのを我慢しながらのクライミングで楽しみより苦しみとの戦いで取り付いていた。。。

 

 

今回は楽しむぞーと気合い十分。
国府谷さんリードでスタート。
1P〜4Pまで登って立木を探して懸垂下降。

2P目からの氷は去年と同じくらいで
谷あいをカーブして流れ出る景観を見ながらわっせわっせと。
私にもう少しスピード感があれば6Pのマルチも可能だ。
まだ数回のアイスで経験もなく手際も悪い。
そして、2人だと写真を撮るタイミングも難しい。

 

ブライダベールの結氷

 

五十島、西本ペアがブライダルベールをオンサイト!!
ここは人間が登るところではないと思っていたので
祝福と感動で心が満タン。
経験の浅い西本さんもよく粘ってついて行きました。
頑張りましたね(拍手)

2日目 晴れ 2ルンゼ大滝
雪がなくアプローチまで1時間以上かかってしまい\本日のマルチは時間切れ、今年も大滝の上を見る事は叶わなかった。
40Mでトップロープを張ってもらってア西本さんとアイスの練習。

横にも広く大滝と言う名に相応しい綺麗な滝。
あいにく今年は結氷が悪く少し不気味に見えた。
また今度この上を見てみたい。

大滝取り付き

 

 

 

 

最強メンバーにホロされて幸せです⭐︎ありがとうございました。

(記:雨宮)

 

 

 

 

 

 

 

 

夢のブライダルベール

繋がってました。
2P出だしから20mほどスカスカ。色んなとこに穴を空けてしまった。
スクリュー長めでよかったです。
(13cm×2 17cmx7 21cmx1)

 

車中で判明した事ですが、西本くんは初アイス!
一応アッセンダーも持ってきていたが、バイパーの名に恥じない力強い登りでフォローしてくれた。
きっと来年には、リードしているでしょう。
結氷が悪いと言われていた割には色々と登れた今シーズンでした。皆様ありがとうございました。
(記:五十島)

 

戸台川駒津沢・奥駒津沢

日程:2019年2月9日(土)-11日(月)
山域:南アルプス甲斐駒ケ岳周辺
参加者:国府谷(L)・雨宮・魚瀬

 

 

9日は戸台から駒津沢出合に置くBCまでの予定。
丹渓山荘までは雪のない道を淡々と歩く。丹渓山荘からの戸台川沿いも雪は少なく
ラッセルというほどのこともない。うっすらとトレースもある。
五丈の滝も特に問題ない程度には凍っている。
14時半ころに駒津沢出合着。BC設営。
駒津沢、奥駒津沢共に例年ほどではないようだが、結氷は問題ない。

 

 

10日は出来れば両方登っておくことにした。
まずは奥駒津沢。スタートは8時前くらい。
F1は50mロープではぎりぎり足りない。抜け口手前でビレイ。
F2、F3も問題なし。F4は割愛して11時半頃下降開始。
支点は灌木にスリングが掛かっているものを利用した。
次に駒津沢。F1の1ピッチ目は30mくらい登って右岸寄りでスクリューでビレイ。
2ピッチ目は20mほど登り落口。さらに20mほど引っ張って左岸寄りでビレイ。
F2まで50mほど歩く。F2は真ん中を登る。20m。
F1の最後の懸垂支点は右岸の太い木を使用した。
17時半終了。

 

11日に下山した。
(記:国府谷)

 

 

写真は順番に
五丈の滝F1、F2、奥駒津沢F2上、駒津沢F2、駒津沢F1、BCから見た奥駒津沢、駒津沢F1,七丈の滝沢

 

 

 

アイスは金で登るの!?クォークからノミック

 

9日 曇り後雪
道具や衣類を、衣類といっても山専ですが新調すると嬉しい。
今回クォークを買って人生二度目のマルチアイスクライミングへゴー。

 

2017年元旦登山の鋸岳のギザギザしたデザインの稜線を懐かしく見ながらら戸台から歩きはじめる。
渡渉は嫌だなー、鈍臭く滑ってドボンは嫌だなあ〜と思って河原を歩るいていると
オレンジテームがわかりやすく、ゴツゴツした河原をあっちこっち歩きまわらず、
道は所々凍ってはいたがスムーズに丹渓山荘。

 

ここからは河原で石ゴロゴロのラッセルは荷物持って大変だと聞いていたが
雪がなくてその苦労知らず。

 

そして今季初めての氷は五丈滝を前に大迫力に見えた。
荷物を背負ってのアイスクライミングは初めて。国府谷さんは軽快で楽しそうにリード。
ロープを出してもらってアタフタクリア。
F2もアタフタクリアしながら逞しく引っ張ってくれる国府谷さんの姿を見て
「かっこえなぁー、写真撮りたいなぁー」と思ってしまうのがフォトグラファーの習性か笑

 

 

 

1430には駒津沢の下に幕営。
14時なら駒津沢を登りにいけたか?
雪も天からフワフワ降っていたのでくつろぐことに。

それにしても空から降ってきている大きく長い滝。
それに加えて凍ったアイスの美しさかな〜
ゴーゴー流れ落ちていた水量の上?を登れるなんて楽しく心踊っちゃって、
イメトレの中では新品の二つのクォークと縦爪アイゼンで美しく登っている自分がいた。

現実は明日おもいしらされる。。。

 

 

10日 曇り、晴れ
5時起、奥駒津沢へ
高さというより横に広い滝
1Pの取り付きは垂直で氷も硬くなかなか刺さらず苦労して、もう一歩のところで左足がずるっと滑ってテンションかかり左に5メータほどふられ
ラインから外れてしまったが冷静にラインに戻ることができた。
あれ〜?イメトレとだいぶ違うぞと思いつつも気を取り直して一手づつ。
去年の荒川の氷より締まりが良く硬い!
左の力が弱わくて中々決まらない。
アイゼンを蹴り込むがやっぱり左が弱い。

 

アイススクリューを回収している間は国府谷さんのロープが逞しく引かれている。
お互い姿は見えないがロープのテンション具合を手繰ってくれる。

 

それに比べると私のビレーは反省することばかり。
ロープが絡む前に中々声かけができず
リード様にご迷惑を幾たびかかけてしまう。
繰り出せないのはロープが凍って硬くなってると言い訳しながら
スムーズに繰り出すのはテクニックか。

 

F2.F3はアックスの使い方も慣れてガッツと決まり前よりマシか。

 

 

F4には行かず懸垂でおりて
駒津沢をもう一本登りに行くことに。

 

 

 

下山途中大きなリックを背中に背負ったクライマーさんが氷に張り付いていたが
垂直で硬い氷に苦労していた。きっと甲斐駒ケ岳の稜線に出るんだろう。
すごいなぁーと1時間半ほどみあげていた。
2時間近く待ったでしょうか
私たちの順番になった時は1345。
見ているとやっぱり氷は硬そうで上から砕け散った塊がおちてくる。
ビレーしていてうまく避けられず
唇に当たった時は歯、歯、歯がーー。。。
と心配したが折れずに青タンの勲章がつき
アイスクライミングの仲間入りだーとあとで
青髭でも生えたような顔を鏡でみて見てもいやじゃなかった。

 

 

F1は70Mのスケールなので50Mくらいでアイスの途中にぶら下がって1P。
国府谷さんがスクリューで手際よく支点を作り私を確保してくれる。

 

 

サー!綺麗に登るぞとは頭の中だけの出来事。
身体左半分が氷に負け続けた。悔しいーというより大自然の威力だもの仕方がない。

アドバイスにより手をパンプさせなかったので
垂直に感じる壁を2Pで登る
2Fも登って終了した頃には16時も回ってしまった。
国府谷さんがちゃっちゃと懸垂。
私は国府谷さんに守られながらヨチヨチとついていく。

 

 

 

その夜、左アックスを何回も振り下ろしその反動で目を覚ました。
シュラフの中で左手を動かしていたのだ苦笑。
腰のあたりもロープで引っ張られる感触が残っていた。

クライミングを頻繁にしていない私は、道具の使い方も鈍臭く国府谷さんには助けられてばかりで根気よくフォローしてくださりロープで確保されている安心感から下手なりに楽しませて頂きいつもありがとうございました。
ありがとうを何回言っても足りない。
来週の荒川出合も楽しみにいい夢を見ようっと。。。

(記:雨宮)

大武川一ノ沢大滝

 

日時:2019年2月9日(土)
山域:南アルプス
参加者:五十島(L)・高橋
行程:大武川篠沢ゲート(6:30)-1393mP(9:20)-(12:00)一ノ沢大滝(15:40)-篠沢ゲート(19:30)

 

大武川の一ノ沢に行ってきました。
秘湯探訪的な趣のあるながーい氷爆です。

直近の記録からあまり結氷は期待していなかったのですが、トポ上3Pも左岸のフチ2mほどが面氷に形成されていて登攀可でした。
4時間後の取付きはすっかり別世界に。

 

 

 

そして今年お世話になりっぱなしのノミック先生。片方だけ上からスリングを伸ばしてみました。
お尻はあくまでリーシュ用だそうです。これでバックアップも安心!
(記:五十島)

 

日光雲竜渓谷アイスクライミング

日時:2019年1月27日(日)
山域:日光
参加者:五十島(L)・高橋・林・齋木・大島・他2名
行程:滝尾神社(9:00)-雲竜渓谷-雲竜瀑周辺にてアイスクライミング-滝尾神社(18:45)

 

 

会の体験山行を兼ねて雲竜渓谷に行ってきました。
当日は日光と思えないほど暖かい気温でしたが、前日冷え込んだお陰で滝の状態はまだいいほう?
先行に1PT居たので側壁の氷に混ぜてもらいトップロープでムーブの練習から。

 

 

その間も雲竜瀑は空いていたので様子を見て登ってみた。
水っぽくスクリューがどれも微妙な感じなので滝を登りに来るなら早起きが必要だったよう。
核心はまだ氷に厚みがあって傾斜の落ちてきた上部に気を使った。
丁度50mほどで割としっかりした氷が出てきたのでV字スレッド+バックアップで大胆にもTP作成!あわよくばと思い60mを2本持参していた。
最後は齋木さんと林さんに回収してもらい終了。

(記:五十島)

 

 

北岳 池山吊尾根

日時:2019年1月3日(木)-2019年1月5日(土)
山域:南アルプス
参加者:国府谷(L)・雨宮・西本・齋木
行程:
1日目:9:00 夜叉神峠駐車場(9:00)-あるき沢橋C1(13:00)
2日目:C1(6:00)-(10:30)2600m付近C2(11:00)-北岳(14:35)-C2
3日目:C2(7:00)-あるき沢橋(10:30)-夜叉人峠駐車場(13:30)

 

当初計画では白峰三山縦走でした。しかし、農鳥から奈良田への下山道が不通との情報を数日前に入山した五十島くんから入手し、計画を北岳へのピークハントに変更。夏の白峰三山縦走に敗退している私としては残念な気持ちとホッとした気持ちのアンビバレンス。

 

1日目:
1日目は夜叉神峠から幾多ものトンネルを抜け、あるき沢橋まで。悪い下りが続いたため、あるき沢橋についた頃には足の疲労を感じていました。明日から大丈夫か???

 

2日目:
青い空と穏やかな風。良い天気!!

 

 

その中森林限界ぎりぎりのところまで急登を登り、幕営。幕営した場所は数日前に入山していた五十島くん&林さんが作った掘りを活用。ブロック塀、だいぶ風を凌いでくれましたありがとうございます。
当初計画では、アタックは3日目でしたが、この日は前述の通り天候が安定しており、そして明日から崩れるとの予報から一気に山頂へ行くという判断をしました。
山頂へ向かう道中、北岳バットレスを眺め、”来年こそチャレンジ!”という気持ちを西本くんと共有。ガンガン西本。ガンガンいこー。

 

 

 

山頂ですが、さすが3000m越え。暴風&暴風。ベンチレーションを閉め忘れて脇汗ガン冷え。なんかスースーすると思ったんだ。

 

 

C2に戻りテントにダイブ。いい1日でしたが、疲れましたね。

 

 

 

 

3日目:
C2をゆっくり出発。天候は、、、深々と降雪。昨日のアタックの判断は正しかったようで、雨宮さん大歓喜。

新年早々充実した山行で、2019年は幸先が良さそうです。そして何より、テントの中での会話が大変楽しかったですね。また遊んでくださいー。

(記:齋木)

 

 

 

  • 年始の登山

 

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくおねがいいたします。

さて、年始は北岳へ行くことに。雪の季節に行くのは初めてです。

今年はかなりの暖冬でかつ雪が少ないとのこと。

年末からバットレスに行っているIGSMパーティからアプローチやルートの状況を

教えてもらい、当初の北岳~農鳥岳縦走は諦めて吊尾根から北岳往復としました。

3日朝に東京を出て夜叉神峠の駐車場まで。鷲ノ住山からあるき沢橋まで。

かなり尾根の上部まで行かないと雪がないと聞いていたので本日はここで幕営。

水は少し戻ったところで流れている沢から補充する。

何と言ってもアスファルトの上なので安定していて楽である。気温も全然低くならない。

 

 

4日も快晴。順調に高度を上げて11時頃には森林限界付近

2700m弱くらいの地点に到着。ここでバットレスパーティが構築したと思われる

雪壁付きの快適そうな幕営地をみつけたのでここで幕営する。

天候も安定しているのでこのまま頂上往復することにした。

八本歯のコルの先までは風も弱く快適だった。なんとか暗くなるまでには帰着。

長い一日でした。

 

 

5日。夜のうちから少しの降雪があった。池山小屋に降りる頃には雪も止み、鷲ノ住山を登り返して駐車場に到着。

これといった事件もなく淡々とした登山であったが、なによりです。

(記:国府谷)

2018城ヶ崎シーサイド

  • 二日で一本

日程:2018年12月15日(土)-16日(日)

山域:伊豆 城ヶ崎

参加者:国府谷 他1

 

 

 

12月15、16日はS木さんと城ヶ崎シーサイド。

今シーズンは最初で最後かもしれないともかくふたりでトラッド。

まずは、アップでニュートロンを途中まで。のつもりが最後の乗越部分で掴んだホールドが壊れて落ちた。下の人に岩がぶつからないでよかったけど。

注意しないと。

 

ついでにイントロダクション途中までも登ってみる。

よくオブザベしてからアーリータイムス。トップロープでは登らせてもらっていたけどリードは初めて。

真ん中辺のアンダー持つあたりが核心かな。

ほとんど落ちそうになったけどギリギリ堪えてRP出来た。

これで年を越せそうだ。

ホワイトクリスマスは早々に諦めて、S木さんがRP(再登)したスカッド、NEWをトップロープで登っておしまい。

スカッドとアーリータイムスの終了点のカラビナを酷い方だけ交換しておいた。

夜は大重丸さんでお泊り忘年会

 

16日もシーサイド。 一番乗り

昨日と同じくアップするが、今日はサンライズが混雑なのでサンセット方面に移動。

気分は最高をやりたいのでS木さんに海賊フックからトップロープを掛けてもらう。

カムセットしながら登ってみるがなかなか難しい。

そのうち予報より早く雨が降り出してしまい

2便目が回収になってしまった。 残念。

S木さんには不完全燃焼だったかも。

また来年もよろしくです。

(記:国府谷)

戸台川歌姫の宿・塩沢右俣

日時:2019年1月19日(土)-20日(日)
山域:南アルプス
参加者:五十島(L)・林・齋木・大島
坂田・魚瀬(20日)
行程:
1日目:戸台-歌姫の宿付近にて登攀後下山
2日目:尾勝谷付近林道(4:00)-右俣F2(8:30)-(11:30)F10(13:10)-二俣(16:00)-尾勝谷付近林道(20:00)

 

 

歌姫の宿

 

 

2日目:痛恨の寝坊から気を取り直して4:00スタート。
密かなトレンドとなっているワンデイシリーズの次なる目標は塩沢右俣となりました。

 

 

出合までの河原歩きで(空荷な分)それなりに巻いていく作戦が道の悪さに阻まれあえなく失敗。
F1の結氷が悪く滝とわからずに通り過ぎてF2、いきなりでかい滝が出てきたので(怖くて)左岸側ルンゼから巻いてしまった。

 

 

右俣F2

 

 

F3,F5と過ぎて右俣を確信したのちF8までは各自フリー、F9を林リードで越えると正面には風格のあるF10が見えた。
記録の写真からは少し痩せている風だが、シャワークライムを覚悟すればなんとかなるかな?と取り付いてみる。
想像以上にシャワーだったが意外とスクリューは効くのでグレードからは登りやすい部類かもしれない。
パンツまで湿らせて50m弱、残置が巻いてある灌木で終了点。けっこう頑張った気になっていたが後からベンチレーション全開で林さんがやってきたのでまだまだだな~と思いました。

 

 

F10

 

下降中ノミックを残置しがちな私のお陰で登り返したりして、時間がかかってしまい今回も充実の行動時間に。
ワンデイじゃなくてもな~とよく言われますが、もう少しお付き合いください。
(記:五十島)

 

 

 

 

 

2019年1月24日(木)HSK東京支部集会

□出席 中村 土井 五十島 林
西本 齋木 大島
ゲスト2名

■欠席連絡 久世 国府谷 雨宮 魚瀬

 

●報告

12月22日(土)-23日(日) 中ア越百山(敗退)
国府谷 松林 西本 齋木

12月22日(土)-24日(月) 南ア甲斐駒ヶ岳黄連谷
坂田 林 魚瀬

12月29日(土)-1月1日(火) 南ア北岳バットレス4尾根
五十島 林

1月2日(水)-1月4日(金) 北ア涸沢岳西尾根
土井

1月3日(木)-5日(土) 八ヶ岳赤岳鉱泉BC
久世 魚瀬 高安 大島

1月3日(木)-5日(土) 南ア北岳
国府谷 雨宮 西本 齋木

1月12日(土)-13日(日)  北ア涸沢岳西尾根
坂田 林 魚瀬 大島

1月12日(土)-14日(月) 八ヶ岳赤岳鉱泉BC
国府谷 五十島  西本 齋木

1月19日(土)-20日(日) 南ア戸台川周辺
五十島 林  齋木 大島
(20日)坂田 魚瀬

 

○予定

1月26日(日) 雲竜渓谷
五十島 林 斎木 大島 他

2月2日(土)-4日(月) 八ヶ岳東面
西本 齋木

2月9日(土)-11日(月) 南ア戸台川駒津沢
国府谷 雨宮 魚瀬 西本

2月9日(土)-12日(火) 北鎌尾根
坂田 林

2月16日(土)-17日(日) 南ア荒川出合
国府谷 雨宮 魚瀬 西本

3月2日(土)-白馬主稜
土井 林

◆次回集会 2月19日(火)和室

八ヶ岳 阿弥陀北稜・中山尾根・小同心クラック

日時:2019年1月12日(土)–14日(日)
山域:八ヶ岳
参加者:国府谷(L)・五十島・西本・斉木
行程:
1日目:美濃戸口–赤岳鉱泉(10:00)

–阿弥陀北稜取付き(11:30)–阿弥陀岳山頂(13:30)–赤岳鉱泉(14:40)c1
2日目:赤岳鉱泉(5:20)–中山尾根下部岩壁取り付き(6:40)

–終了点(13:06)–赤岳鉱泉(14:30)c2
3日目:赤岳鉱泉–小同心クラック取り付き(7:30)

–終了点(9:30)–赤岳鉱泉–美濃戸口(14:30)

 

 

 

はじめに

 

 

この山行のきっかけは、こうやさんに連れていってもらった北岳池山吊尾根で斉木さんとご一緒したときだった。いつか二人でアルパインやろう。どちらの口からかそんな話が出た。しかし、まさかその二週間後にザイルを結ぶことになるとは…。斉木さんの行動力には驚かされます。

山行が決まってからというものの、若干、というかかなり緊張したのは覚えている。何せアルパインでの初めてのリードだ。こうやさんからは、「西本くんと斉木さんなら、今回のルートはフツーにやってればまず落ちないよ」と言われたものの、不安が募りに募っていた。

 

 

さすがに真剣にやらないとこれはマズイ。そう思いアプローチやルート、下降はできる限り念入りに調べた。大学の講義中にノートに概要を殴り書きし、必死に頭に叩き込んだ。また、付け焼き刃ではあるが、クライミングジムではなるべくスラブと垂壁を集中して登りこみ、山行に臨んだ。

 

 

 

1日目 阿弥陀岳北稜

 

 

赤岳鉱泉にベースキャンプを張り、興奮と緊張のなかサブザックに荷物をつめる。こうやさんと五十島さんたちに「行ってきます!」と告げ出発。中岳沢からの支尾根の取り付きで少し迷ったが、何処から取りついてもなんとかなるようだ。ジャンクションピークに着いたのが11時半。

そこから40-50°くらいの草つきの岩稜帯を120mほどいき、第一岩峰につく。ここからロープを出し、登攀開始。

1p:左から右上に岩峰を少し巻き気味に登り、バンドを右上、後半は草つきの雪壁となり、そこまで難しくはない。上のピナクルでビレー。

2p:6mくらいのガバが豊富な壁を登り、ナイフエッジを歩く。木の根っこでピッチを切る。10分ほど歩くと山頂。

 

 

 

2日目 中山尾根

 

 

この日は最も行程が長く、今回一番難しいIV+のピッチがあった。国府谷さんと五十島さんに後ろから着いてきてもらうことになった。

赤岳鉱泉から一時間半ほどで下部岩壁に着く。

 

 

 

1p:フェースを右上し、途中から左上する凹角に入る。下部のフェースでかなり悪戦苦闘し、グラウンドフォールするかも…と焦ったが、何とか上まで抜ける。

2p:左の短いスラブを登り、易しい草付。

3p~5p:灌木帯。念のためロープをスタカットで出すが、時間を浪費した。

 

 

 

6p:上部岩壁。今回の核心。フェース~スラブを左上~薄かぶりのチムニー。手のひらや肩、足を突っ張りに突っ張り、チムニーを突破したときは思わずガッツポーズが出た。チムニーって最高だな~。

 

 

 

7p:易しい雪稜。

8p:フェースをトラバース~草付を直上~ガバの多いフェース。ライン取りが若干分かりにくい。

9p:バンドをトラバースし一般登山道に合流。

 

 

登山道に合流すると、二人ともクタクタになって座り込んだ。赤岳鉱泉に帰って、貪るように国府谷さんの作ってくれた鍋をいただき、ぐっすり眠る。

 

 

 

 

三日目 小同心クラック

 

 

最終日。朝起きると疲労は残っているものの、まだ登れそうだ。

大同心稜を登り、大同心基部から小同心までトラバース。割りと危ないので、コンディション次第ではロープを出した方がいい。取り付きで少し迷う。

 

 

1p目:フェースを左上~チムニー~左のテラスでビレー。ホールドは豊富。

2p目:斉木さんがリード。チムニー~レッジ~凹角を左上する。

3p目:雪稜に出て終了。

 

 

 

自分としてはしっかりと下調べをして臨んだ山行だった。それでも、本番では、山行中にライン取りに自信を持てなかったり、取り付きで少し迷ったりと反省点を挙げるとキリがない。しかし、全体的に考えると、自分にしてはそれなりに準備段階で努力ができたと感じている。

 

 

これまでは連れていっていただくばかりで、その中で自分はお客様気分が抜けきっていなかった。その結果いい加減さが露呈していたと思う。

 

 

だが、今回は自分自身が一応リーダーを務めた。自分とパートナーに責任をもって山に臨まざるを得なかった。リーダーとして、ルートを調べ、選び、山行を組み立てて行くという基本的なことはもちろん、それ以上に多くのことを体験し、学びとることができた山行だった。

できれば今後もたまには、斉木さんとパートナーを組ませていただければ嬉しい。熱意に満ち溢れている斉木さんがほぼ同期にいるというのは、大変幸運なことだ。

今回のバリエーションは、僕のターニングポイントになった山だと言えそうだ。山は本当に面白い。その事にまた気づかされてしまった。まだまだ登りつづけたい。

 

(記:西本)

 

 

 

 

 

 

  • 年一の八ヶ岳

日程:2019年1月12日(土)-14日(月)

山域:八ヶ岳 赤岳鉱泉BC

参加者:国府谷 五十島 西本 齋木

 

ぜんぜん寒くなく雪もない冬ですが、八ヶ岳には行くことになるものですね。

体力作りにはもってこい。メンバはワタシ以外は若モノばかり。

11日の夜に小淵沢まで。いつもの場所で仮眠させていただく。

12日朝に美濃戸口まで移動。鉱泉まで歩く。

器材の分担は大幅に免除させていただきなんとかついて歩きます。

鉱泉にてジャンボエスパースを設営。いい場所を確保できました。

予定通り、西本・齋木ペアで阿弥陀岳北稜、五十島・ワタシペアで峰ノ松目沢へ向かう。

沢は下部は氷床が出ていて綺麗だが、最後のF8?はイマイチの結氷だった。

人気ルートで人がたくさんいました。

 

 

 

13日は皆で中山尾根。

何故か順番待ちもなくおおむね順調に登って15時ころには鉱泉着。

寒いことは寒いが例年ほどではない感じだ。

 

 

14日は小同心クラック。

五十島先生と私は大同心大滝を登ってから追いかける感じ。

今日も順番待ちすることもなく終了。

今どきのひとは冬壁はじめてなのに上手ですね。

美濃戸口の駐車場に戻り、道の駅で入浴して食事をしようとしたらまだ16時の開店前だったので少し待ってから頂ました。

(記:国府谷)

北岳バットレス第4尾根主稜②

 

 

 

当初の予定では年末年始山行は劔岳の小窓尾根の計画だった。期待とともに心に湧き上がる悪いイメージと格闘しつつ少しずつ準備を進めていると、年末にかけて大寒波の予報。諸々検討するもかなり厳しそうという結論に達する。7割方は残念な気持ちなのだが、3割程どこかホッとしてしまっている自分がいた。ホッとしてしまう気持ちがある時点で自分はまだ冬劔に行くべきではなかったのかもと思いつつ転戦先を北岳バットレスに求める。

 

北岳バットレス。

実は個人的に思い入れのある場所なのです。

 

以前、鵬翔に入る前に一人で山歩きをしていた頃、白根御池小屋のキャンプ場でバットレスに登る人達と出会ったことがとても印象に残っている。当時はバットレスを登るなんて考えは微塵もなく、ましてやそんなところ自分が登れるなんて考えてもいなかった。

 

そんな中、キャンプサイトで出会ったおばちゃんに言われた。

「あなたは明日どこに行くの?・・・そう一般ルートで白峰三山縦走。私は明日バットレスで岩登りよ。あなたもそのうち良いお仲間が見つかるといいわね。」

大きなお世話だ。当時の自分は1人で山歩きすることに満足していたのでそう思うしかなかった。それと同時に何か心に引っかかるものを残された。

また、隣のテントの同年代の若者(当時はそれなりに自分も若者だった・・・)二人組がその日バットレスを登ってきたらしく、大きな声で感想を話し合っていた。とても楽しそうに。

うるさい。もう少し小さな声で話してくれ。そう思う一方どこか羨ましくその話し声を聞いていた。

それ以来、北岳バットレス、そして単なる山歩きではない登攀は私の中でどこか一つの憧れみたいなものになっていった。

 

その後、鵬翔に入り1年目の冬に鋸岳に連れて行ってもらった際の丹渓山荘跡での会話をよく覚えている。国分谷さんに今後どこか行きたいところはあるのかと聞かれてバットレスに行ってみたいと答えた。国分谷さんは覚えていないだろうけどその回答にやられてしまった。

 

「バットレスか〜。冬はアプローチ長いんだよな〜。」

 

私の中では当然夏を想定していたのだが、帰ってきた返答はあっさりと冬を想定したものだった。北岳バットレスに冬に登るなんてことは考えも及ばなかった当時の私は、当たり前のように冬を想定して帰ってきた返答に驚いたとともに、当たり前のようにそういう登山をしている先輩がいることがとても嬉しかった。

 

そして去年の秋に念願だった四尾根を登った。困難はさほど感じなかったがやっと登れたと、とても充実した気持ちになれた山行であった。

そして今回とうとう冬のバットレスである。五十島君には言わなかったが、一人密かにふつふつと昂ぶっていた。

 

さて、だいぶ前置きが長くなりましたが以下、個人的心象が大部分を占める記録です。

詳細な行程は五十島君の記録が正確なのでそちらをご参照下さいませ。

 

 

12/29(1日目) 快晴

 

この日はゆっくりと朝に錦糸町出発。

天気予報では風が弱まるのは31日。31日に四尾根アッタクを予定していたので急いだところで仕方ない。これまたゆっくりと安定のガストさんで朝食。

夜叉神峠には結構な数の車が止まっており、こんなに人が入っているのかとびっくりした。

前日に寝付けず遅くまで一人飲んでいた影響かわからないが、どうも調子が上がらない。そして歩きでの長いトンネルの通過はどうも不気味で好きになれない。この日は歩き沢橋までなので行程が短く助かった。

 

12/30(2日目) 快晴

 

2日目は池山吊尾根をひたすら登る。

標高2000m付近の池山御池小屋手前くらいまではほとんど雪もなかった。

結構人が入っている。車が多かったのも納得だ。

単独行者も多く、以前一人で山歩きをしていた頃の自分を何となく思い出す。もっともその頃の自分には厳冬期の北岳に一人で行く力も根性もなかったけれど。

砂払いの手前、標高2600m付近の森林限界ギリギリを幕場とした。

13時前には着き時間もあったので簡単なイグルーもどきを作り快適なベースを作成。

しっかりと衣服を乾かすもこの日の夜は寒かった。

 

 

 

 

 

12/31(3日目)大晦日 快晴

 

いよいよアタック当日。

八本歯のコルからのトラバースを開始する頃に日が出てくるようにと5時頃出発。

ボーコン沢ノ頭まで登ると夜明け前の星明かりの下に北岳がドカンと鎮座している。

期待と緊張と美しさと。なんとも言えない気持ちになる。

 

 

八本歯のコルから下降。トレースはなくここ数日入っているパーティーはないようだった。最初のリッジからの下降が急で1箇所だけ懸垂。その後は雪も結構ついており場所によっては腿あたりまで潜る。沢沿いにはところどころ雪の破断面も見えている。ここ最近は積雪がないのでもう雪は落ち着いているとは思うものの精神的によろしくはない。ラッセルしつつのトラバースをこなし下部岸壁に到着。ここからbガリーに回り込みcガリーをトラバースして四尾根取り付きに向かう。

 

ここも場所によっては腿程度のラッセルになる。しかも第二尾根と第三尾根を越えていかなければならないらしい。四尾根は結構遠くに見えている。cガリーから直接上がれなかったのかとか色々考えてしまうがここは辛抱。雪面をラッセルし取り付きに向かう。秋にはロープを出したヒドゥンガリーも雪がついているのでフリーでサクサク登れ、9:30頃第四尾根取り付きに。想定より時間がかかってしまったが、まあなんとかなる時間だろう。

 

秋にはいやらしかった出だしのクラックも雪がついておりフリーで突破。クラック上部からロープを出す。出だしはベルグラの上にうっすら雪が乗っているだけのように見えて悪そうだけど、そこさえ越えてしまえばそれなりに雪がついているようにも見える。

 

1P。五十島君リードでスタート。出だしは悪そうだったけどそれ以降はやはりそれなりに雪がついている様子。ただやはり所々雪が安定しないようで慎重に。無雪期には豊富にある残置ピトンもほとんど埋まっており使えない。

 

2P。雪壁と所々草付き。難しくはないもののやはりランニングが取れずにランナウトするので気は抜けない。

 

3P。数メートルだがホールドの乏しいスラブが嫌らしい。無雪期もそれなりに大変だった記憶がある。ここは五十島君がランニングを固めて突破。そのままマッチ箱までロープを伸ばす。懸垂支点を雪の下から掘り出さなくてはならない。私のいるビレイ点はちょうど太陽が向かいの尾根に隠れて日陰になり寒くなりそうだ。早く支点見つけてくれ〜と祈っていたら思っていたよりすんなりと掘り当ててくれた。早かったねと聞くと、なんでも無駄のない下降ラインを考えれば支点の場所も検討が着くとのこと。さすがっす。

 

4P。枯れ木テラスに向けての雪壁登攀。右のリッジ寄りを登る。上部の雪の付き方が不安定で、ホールドの乏しいベルグラの緩傾斜に雪がうっすらと乗っている感じでアイゼンもアックスもなかなか決まらない。両手両足どこにも力を込めずにそっとそっと上がっていく。

 

5P。枯れ木テラスから城塞ハング下までトラバース。無雪期はなんでもないトラバースだったが、中途半端に雪がついたトラバースはかなり怖そう。おまけに残置ピトンが雪に埋まってなかなか見つからない。五十島君が慎重に馬乗りになりながら突破。ここフォローで良かった。寒いから早く行ってくれなんて内心思っててごめんなさい。

 

6P。城塞ハング。チムニー内はほぼドライで無雪期と同じ状態。一段上がったところで岩角にかけていたアックスがすっぽ抜けてしまいドカ落ちしてしまった。1ピンめクリップした後でよかった。残置ピトン抜けなくてよかった。下に雪積もっててよかった。反省しつつもどこか開き直れた。荷物を五十島君に預け空身で行かせてもらう。ジリジリと登る。チムニーを抜けて終わりかと思ったら、上部は雪がついて秋より嫌らしかった。なんとかフリーで突破。上部雪田にロープを伸ばしハイマツを掘り出してビレー。

 

ここでロープを解き、後は雪田を登っていくだけ。だけとは言えこれが大変。それなりに時間かかりそうだと覚悟を決めていたら、ここから五十島君がスパートをかける。怒涛のラッセル。追いついたら交代しようと思って後を追うけど追いつかない。感動しちゃった。

最後雪壁を乗り越え稜線に出る。この時点で16時。結構かかった。

頂上はすぐそこ。だけど2人顔を見合わせそのまま下降開始。

へろっへろのヨボヨボになりながら下ること1時間。なんとかヘッデンを出さずにテントについて2人登攀の成功を喜び合う。テントに入ってからもしばらくは何にもする気が起きなかったけれど、胸の内は充実感で満ち満ちていた。

 

 

1/1(4日目)元旦 快晴

 

この日は下るだけ。

出発前には、ありがたい初富士の横から昇るこれまたありがたい初日の出を拝まさせていただく。新年早々ありがたい気持ちで満たされた後は、肉食いたいという食欲に満たされて一気に夜叉神峠まで下る。

 

今回大晦日にバットレスを登れてとても良い1年の締めくくりを迎えることが出来ました。

以前から思い入れのあったバットレスに厳冬期に登れたことは非常に感慨深ものがあります。

強いパートナー五十島君に感謝です。

2019年も登りたい場所は色々とあるので精進していきたいと思います。

(記:林)