山域: 戸台川駒津沢(南アルプス)
期間: 2012年1月28日(土) – 29日(日)
参加者: 国府谷(L)・坂田・廣岡
駒津沢にかろうじてタッチ。
でもまた敗退でした。
1月28、29日で南アルプス 戸台川の駒津沢を目指した。
あわよくば奥駒津沢も、なんてなんちゃってだった。
27日日の夜9時半に廣岡さんと新宿集合。
高速を諏訪南で降りて杖突峠越えで戸台へ向かう。順調である。
高速1000円だったら伊那まで高速乗るけどね。
戸台駐車場手前の登り下りで結構積雪があって緊張する。
帰りがちと心配だ。
駐車場にはクルマは無い。雪が20cm以上積もってるし。
こんなに積もっているのを見るのは初めてかもしれない。
いつもの荒涼とした河原がきれいに見える。
とりあえずすぐ仮眠。坂田さんは朝やってきた。
5時起き6時出発。寒い。すぐ明るくなってライトはしまう。
丹渓山荘まではトレースがあるので迷わず済んだ。
でもいつもより時間がかかって9時くらいに到着。
舞姫ルンゼはF1からよく凍っているがF3は細めかも。
ここからもまだトレースはあったがそれも舞鶴ルンゼまでだった。
ここからが大変だった。特に先頭の坂田さん。
河原のラッセルはルートファインディングが難しく、嵌まりまくる。
全然進まない。
ワタシは一番後ろを歩いていたのだが帰宅して確認するとスパッツが
びりびりに破けていたくらい酷かった。
七条の滝沢との分岐を過ぎたところで2人パーティに抜かれた。
でもこれで少し楽になった。
この時点ではまだ、今日のうちに駒津沢F1くらい出来ればいいな、
などと考えていた。
やっとたどり着いた五条の滝F1はかなりしっかり氷結していた。
先行Pの登り(さすがにそれなりに上手い)をみてからワタシがリードして登った。
かろうじて荷を背負って登れるくらいの難しさ。
ここでもう16時前。時間切れ。
幕場がないか探しながら進んでいると(トレースをたどってもなかなか進まないのだが)
左岸よりに先行Pが幕張ってたので我々もお隣に張らせてもらう。
ガーン 駒津沢出合までも行けなかったよ。
沢がすぐそこなので水汲むのが楽なことはせめてもの幸いだ。
29日
昨夜は寒かった。軽量化で皆シュラフカバー抜きだし。
F2でお隣さんを待たせるのは申し訳ないので後から6時過ぎにテントを置いて出発。
クルマに戻ってチェーンを着けるかもなので、明るいうちには戸台に戻りたい。
なので11時には引き返すつもりで。
幕場からR2は見えなかったけど150mくらいだった。
まずまず氷結してる。左岸巻きは見た感じできそうにないが氷結してないときは
みんな巻いてるんだよね。ワタシにゃ無理だわ。コワ。
左岸に駒津沢が見える。
F2は釜を避けながら右よりを登る。思ったより易しい。
空荷だからかな。
駒津沢に着いたのは10時前。でかくてかっこいい。
一応ちょっと(3mくらい)登ってみたけどリードだけで1時間くらいかかりそうなので降りました。
やっと着いたけど仕方ない。
残念。
駒津沢と奥駒津沢。いつになったら登れるだろうか。
いつも敗退させている坂田さんに申し訳ない。
後はまた穴にはまりながらも登りより3倍くらい早く丹渓山荘到着。
戸台駐車場からの脱出は成功して、富士見で鯵セット食べて帰宅しました。
数年ぶりの大寒波が来ている中の山行でした。
マイナス10℃以下とかで寒かった。
ルートの感想としては、ヒロケンのガイドブックにある、土日で駒津沢と奥駒津沢の2本というのは、このルートが実力ギリギリのクライマーには難しいと思う。
五条の滝をまさにアプローチとしてこなせたうえに、4級の滝を余裕で登れるクライマーというのが前提ではないだろうか。
我々の実力では最低3日ないと無理です。
他の山域のルートとかでも、他のパーティが日帰りしてるからといっても、自分もできると思わないようにします。
でもまた来年行きたい。
だれか付き合ってください。
(記: 国府谷)
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