中央アルプス 空木岳 (静岡山岳会との合同山行)

日程: 2011年6月4日(土) – 5日(日) 前夜発
山域: 空木岳(中央アルプス)
参加者: 国府谷(L)・飯田・平井・(静岡山岳会より9名)
行程:
前夜: 平井車にて駒ヶ根菅の台駐車場付近にて仮眠(国府谷・平井)・静岡駅にて静岡山岳会会長の車に便乗し駒ヶ根菅の台駐車場にて仮眠(飯田)
第1日目: 菅の台駐車場 – 三本木地蔵登山口 – 池山避難小屋分岐 – マセナギの頭 – 空木岳避難小屋分岐 – 空木岳避難小屋
第2日目: 空木岳避難小屋 – 駒峰ヒュッテ – 空木岳山頂往復 – 空木岳避難小屋 – 三本木地蔵登山口 – 菅の台駐車場
6月3日
私は19時静岡駅で静岡山岳会会長の車に便乗させてもらい、5名で23時頃駒ヶ根菅の台駐車場に到着。既に静岡山岳会の方5名が駐車場の奥の方でテント2張り張って私たちの到着を待っていた。1時間ほど前に到着していたようである。国府谷・平井は夜も遅かったので、どこで仮眠しているか確認しなかった。
6月4日
3時半起床、朝食の後、5時半頃テントを撤収し、出発の準備をしていた。その頃国府谷・平井と合流できた。参加者12名、車3台に分乗し林道を登っていく。今日は晴天である。三本木地蔵登山口にて身支度を調え、7時頃出発する。
林道終点から遊歩道コースを登る。カラマツ林の中を直線的に進む。旧池山小屋跡を左下に見送り、細かく蛇行すると水場に着く。新池山小屋、池山を巻いて空木岳方面へ進む。マセナギはササ原で南側が大きく崩壊している。ここから尾根を進むと、大地獄、小地獄と呼ばれる桟橋やハシゴ、鎖場などがありスリリングな登りである。慎重に登る。やがて森林帯を抜け直接空木岳へ登るのと空木岳避難小屋への分岐点に到着した。14時くらいだったろうか。本日予定の空木岳避難小屋へ向かう。
這松・灌木混じりの雪道で道がはっきりしない藪こぎを静岡山岳会の小田会長がトップで進む。14時頃空木岳避難小屋に到着した。本日は誰もこの小屋を利用した形跡はない。空木岳頂上往復するかとの話しもあったが、私を始め皆かなり疲れているので本日はここまでとし夕食の準備に掛かる。
小屋の周囲はまだ雪に覆われている。幸い春山で谷筋は雪の解けているところが小屋の近くにあり水が流れていた。雪を解かして水を作る必要が無く助かった。17時から18時頃から夕食が始まる。
この避難小屋は我々12名の貸し切りである。持ち込んでもらったビール・ワイン・焼酎・ウイスキーなどで乾杯する。尚、今回は私とURANちゃんの恒例となったBD山行なのである。
静岡山岳会会員の方々の心遣いで直径30から40cmくらいもある手製のバースデーケーキを2個も差し入れてくれ、私はこの時まで全く知らずビックリしてしまった。静岡山岳会会員の方々には心より感謝している。
実は、私とURANちゃんは生まれた月日がたまたま6月9日と同一であったことから何かの縁であったということで記念に山行をやろうというのが始まりであった。12名全員でおいしいケーキを頂きお祝いをしてもらった。
夜の更けるのも忘れて歌を歌ったり談笑したりの楽しいひとときであった。
私はおかけでこの度喜寿を迎えることが出来ました。
6月5日
昨夜半から風雨で本日はどうなることかと思っていたが、夜が明ける頃には風雨も収まり曇り空ではあったが行動には支障なく、3時半起床、6時出発というリーダーの指示に従って朝食後空身で空木岳を往復することになった。
ピッケル、アイゼンを使っての雪面登りである。小田会長をトップに予定通りの時間に出発した。
我々の登るコースは誰も登っていない。途中這松帯で藪こぎがあったりで手こずったが、やがて雪のない登山道に出た。
駒峰ヒュッテを通り、7時頃空木岳頂上に到着した。
天候はあまり良くなく遠望は聞かなかったのが残念であった。でも頂上を踏んだ達成感は何とも言いようがない。日本の百名山の1つですから。
記念写真など撮った後、来た道を通らず空木平、避難小屋へ通じる雪深い下山道を下る。
避難小屋が近くなった頃静岡山岳会会員の数名は滑落停止の訓練をやっていた。
9時頃には身支度をして小屋使用料一人1000円を払って小屋をあとにした。
下りも皆慎重に行動した。14時頃には駐車場に到着した。菅の台バス停から少しバス道を登ったところの公衆浴場で全員ひと風呂浴び、国府谷・平井はそこで別れ、私は静岡山岳会会員の人たちと食事の後、入山したときとは別の車のメンバーと別れ、私は静岡駅まで送ってもらって帰宅した。
(記: 飯田)

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