久々のマルチ

日時: 2012年9月22日(日)
山域: 城山(伊豆)
参加者: 坂田(L)・鈴木・他1名
行程: 本文参照
超久々に泰が誘いに乗ってきたので、久々にマルチをやった。フリー自体も久々。masaさん合流も久々と久々づくし。
泰とウォーミングアップするなら城山南壁だと前々から思っていて、今日は5本くらい登ってやろうと意気込んでやってきた。泰は遅れるということで、先にmasaさんと歩き始めたが、すぐに追いついてきた。どうやら茨城から城山は意外に遠いらしい。
集合時間を遅めに設定したからさぞや混んでるだろうと思ったらガラガラだった。まだ城山の季節には早いらしい。それでもずっと続いていた真夏日がようやく収まって、日陰は快適だ。
3人で登るので、トップはずっとトップ。という訳で、最初にmasaさんがリードするか自分がリードするかということになるが、ウォーミングアップに考えていたバトルランナーが既にとりつかれていたので、masaさんに3本目くらいに登ろうと考えていた三日月ハングをリードしてもらうことにした。
実際には隣接するルートを適当に選びながら登った。
1p目: ホームボーイ(5.8)
久々の城山南壁を実感した。泰も意外にラクラク登ってたような?!
2p目: 三日月ハングルート(5.10c or 5.10d)
出だしから難しく、masaさんの登りもやや固め。
2番手の泰はとりつきからセミ。心折れた過去がよみがえった!?
3番手の自分は…以前、このルートをエキスカーションの寄り道として2度くらい泰を連れてリードした覚えがあるのだが、ブランクのせい…?
1時間半くらい掛かった。1日5本のノルマ達成は早くも暗雲に。
3p目: 三日月ハングルート(5.10a)
このピッチは初めてだが、エキスカーションの3p目(5.10c)とあまり変わらない感じがした。細かくてスラブチック。
ここを2pに分けて登った(かなりのショートルートになってしまうが)。
そろそろ口数が減ってきた。
4p目: 三日月ハングルート(5.8)
喉がカラカラ。シャリバテ気味。暑い。足の指先が痛い(すぐ終わると思ってミウラーを選択したのが…)。
もうお腹いっぱいだがここでメインディッシュ。
泰が露骨にもう終わりにしたいオーラを発散しまくっていたが(ホントは自分も)、masaさんが果敢に攻めていった(さすが)。
ハングの迫力に加えて、ランナウトしていて怖そう(化石となったハーケンはたくさんあるが)。パワーも使いそう。
終了点にほとんどぶら下がり状態で腰が痛くなってきたが、こんな時に限ってロープがひどい状態に。キンクを解くのに相当時間が掛かり、肩がパンプしてしまった。
泰も何とか取り付いてみたものの、もう上がれないかも、という苦戦ぶり。けど何でもありでとにかく這い上がった。山は気合いと根性ということが身にしみたと言っていた。
高度感たっぷり。これが5.8?いくらガバでもエキスカーションのハング5.10aより大変なんじゃ?!
全体的にエキスカーションとグレードが乖離している気がする(言い訳)。
もう日が暮れそうだった。急いで(慎重に)懸垂!
待ち時間も多かったものの、飲まず食わずで6時間近くも壁に張り付きっぱなしで、妙な充実感を感じた。
もし、ここが吹雪の冬壁だったら死んでたかもしれない有様だったが、復帰第1弾、ということでこれから改善していきたい。
(記: 坂田)

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