八ヶ岳、行者小屋テント場に、ケアテント出現、そして大笑いのわけ

谷川岳に続き、八ヶ岳での冬山訓練が行われ、風雪の中私達は、赤岳頂上に上り、他ルートパーテーも無事に帰着、ふもとの鹿の湯に入浴、道の駅で、食事後静岡に帰る掛川夫婦とも別れ、帰京しました。
さて今回は掛川君の一年ぶりの帰国祝いを、時間の都合上、山の中でやろうという、企画もあり参加しました。
ところで、テント場につき、各テントへの割り振りで、飯田さん、清水さん、そして私と、3人用のゴアライトテントに割り振られましたが、誰かが、「そのテントはケア・テントですね」と、言い大受けですが、私は、率直には認められませんでした。
雪を踏みしめての、テント場作り、荷物整理にも時間が掛かり、本日の行動はなしで、掛川君の帰国祝い、パーティーになりました。
一つのテントに12人入り、食事を作りながらの談飲食です。後から、二人増えましたが。
驚いたのは、そこに出て来たアルコール類の多さ、私は1.8リットル入りの、「いいちこ」でしたが、掛川君が、地元静岡の純米酒一升を、飯田さんが、掛川婦人のウランちゃんが10キロマラソンに参加し、いい結果での完走祝いにと、ボジョレー・ヌーボーを、ボトル入りで、清水さんは、ウィスキーを、坂田君が缶ビール500ミリリットル入りを8本、塩足さんは、スパークリングワインを、他に酒、焼酎、など等、驚くべき数のアルコールが出てきました。そしてつまみも本場静岡の旨い物等がずらり、皆、それぞれの荷物のほかに持参、4時間近くを持って登ってきたことになります。
掛川君は幸せ者です。
 そんなこんなで、宴はたけなわになりお開きで、各テントにもどりました。
私は、かたずけが下手で、いつもテントの中で、自分のもの探しては、白い目で見られていますが、今回はなにやら、清水さんが必死に探し物をしていました。
兎に角、何度もマットをどかしてみたり、ザックをひっくり返したり、荷物を移動したりしていました。
あまりに必死なので、私が清水さんに「何をお探しで」と尋ねると「羽毛のジャケットが無い」という、「何色の」と聞くと、「赤い羽毛の」とのたまう。
清水さんを見る、そこで私、「今来ているジャケットが探し物で無いですか?」というと、そうなのです、しっかり着込んでいるジャケットを、必死に探していたのです。
これには、飯田さんも、私も口をあんぐり。正に清水さん「貴方もですか」です。
そして、大笑いしてしまいました。本当に腹を抱えての大笑いを、各テントの人が、聞き、翌日私が、本当に楽しそうに大笑いしていたその理由を聞かれました。
以上がことの真相です。
これでは、我々のテントがケア・テントと言われても仕方有りませんです。
安達

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