八ヶ岳ぐるり登山

H16年7月

当初は、山形朝日連峰か、飯豊山縦走を考えていましたが。

東北地方に、梅雨前線が停滞しているので、長野県の山をえらび、勝手知ったる八ヶ岳連峰(坂田君始めて)を選びました。

 西穂岳から槍ヶ岳への北アルプス1級の縦走路挑戦の、足慣らしの山行としては、少し物足りないかも知れませんが、新しい登山靴の足慣らしに良いと思い決定しました。

マッターホルンへの登山のために買った靴が寿命で、今度は、この靴に足を預けて、西穂~槍ヶ岳縦走、秋の剱岳そして、来年のモンブラン登頂を目指す予定です。“マインドルよ頼むぞ”心から思いました。

驚いた事に美濃戸口バス停から美濃戸山荘まで車が入れるということです。

車が入る登山道を、歩くのも馬鹿らしく、美濃戸山荘駐車場まで入りました。

昔、美濃戸口バスの最終に間に合わず、八ヶ岳農場まで歩いた事が、懐かしく思えます。

  

山域   南八ヶ岳赤岳周辺

参加者  L安達(26期)、坂田(64期)

日程   2004年7月17日(土)~19日(月)3日間 前夜発 安達車

コース  東京=中央高速小淵沢インター=美濃戸口=美濃戸山荘駐車場

     17日 駐車場~行者小屋 幕営 ベースキャンプ

     18日 行者小屋~赤岳鉱泉~峰の松目~硫黄岳~横岳~赤岳~中岳~阿弥陀岳~阿弥陀、中岳コル~行者小屋幕営地

     19日 行者小屋~美濃戸駐車場=上諏訪温泉片倉館日帰り温泉=中央高速諏訪インター=東京

行動

7月16東京駅八重洲口中央、夜12時 待ち合わせ即出発 曇り

7月17日 中央高速経由、小淵沢インターから美濃戸口さらに疑心暗鬼で、でこぼこの道路を美濃戸山荘まで車を進める.所々底をすり、サイドを。木々にこすりながら美濃戸山荘、赤岳山荘着、美濃戸山荘の駐車場に3時半近く付き、仮眠をする。(駐車場料金3日間、3,000円)

7時頃起床し、朝食、身支度後8時頃、曇りの中を行者小屋に向かう。結構入山者が多い、のんびり歩き出す。途中2回休憩後10時50分行者小屋幕営地に着く、少し風が出てきて、またガスも下がってくる。八ヶ岳の方は、天気が良い筈なのに、予定が狂ってきているの、おかしい。

 段々天気が悪くなってくるので、テントを設営し阿弥陀岳への登頂は諦め様子見をする。

赤岳からの下山者が、稜線では風が強く風速25メートルを超える風が吹き吹飛ばされそうになった等、口々に話す。

時間的に早いが、テントで昼寝を決め込む。午後4時早めに夕食の準備をし、(焼肉、味噌汁、ご飯)夜8時半就寝するが、夜半中、雨や風が時々強くテントを揺らす。

小屋の明日の天気予報だと、午後から天気が回復するようである。

7月18日(日)きり、風強し

 6時半に起床、ラーメン、餅、スープで朝食をとり、午後の天気を期待してゆっくり目の、8時半テントを出る。赤岳鉱泉についてびっくり、すばらしい山小屋になっている。トイレが素晴らしく、部屋と間違えてしまうほどだ。

 さすがに人が多い、特に女性が多い、人の話によると昨日の稜線は、風が強く、稜線の小屋に足止めをくった人が多かったようである。

 鉱泉小屋を(8:50~9:00)でていよいよ登りに掛かる。

10:05、峯の松目までワンピッチで上がる。森林限界を出たところで、風が急に強くなる。10:20硫黄岳に着くとさらに風とガスが強くなり、時々飛ばされそうになる。

大勢の登山者が、いるがふらふらしている。ただっぴろい頂上は、ガスが強かったり、するとまさにルートが分からなくなるところである。瓦礫の頂上直下には、高山植物の女王コマクサの群生が、至る所に見られる。

感激していたら、あるは、あるは、硫黄岳から横岳の登山路の至る所の斜面がコマクサ畑になっている。リンドウや他の高山植物を圧倒して、咲き誇っていた。硫黄岳山荘のトイレが、皇太子が登山したのに伴い誠に素晴らしいもので驚いた。11:10~11:30小屋で強風や悪天をさけ休む。

 雨にはならないが霧が消えない。横岳を12時過ぎに通過し、赤岳への岩稜帯を慎重に上り下りする。時々清里側がガスが上がってきて、麓が見えるようになる。赤岳の小屋を二つ越え13:40赤岳の頂上に立つ。

天気が幾らか回復してきたのか、風が収まってきた。さすがに人気の八ヶ岳、人が多い。昨日阿弥陀岳へ登れなかったので、テントへの帰りが遅くなりそうではあるが、阿弥陀に向かう。

中岳(14:30)、中岳、阿弥陀岳コル(14:50)さすが、こちらの方は人が極端に少ない。岩稜を登りきると阿弥陀岳の頂上である。(15:10)女性の単独行の方が、すいすいと登っている。女性の単独行の方が、以外に多いのには驚かせられる。

とうとう一日晴れなかったが、雨にはならず、寒いくらいの稜線歩きでした。

コルに戻り(15:45)、直ぐに潅木帯に入りジグザグに下り始めると。意外と早く30分くらいで、行者小屋幕営地に付いた。(16:15)

 遅い出立であったが、8時間行動の中で、南八ヶ岳を、硫黄岳(2.760m)、横岳(2.829m)、赤岳(2.899m)、阿弥陀岳(2.805m)とぐるりと廻る事が出来、また素晴らしい、コマクサの畑を見ながらのコースは、天気の悪い事を忘れさせてくれました。

満足感に包まれてビールで乾杯し、夕食を食べることが出来(17:40~21:00)

就寝しました。

 7月19日 下山の日ですが、5;20起床朝食を食べ、7:05行者小屋を立ち途中1回休み(8:00)、駐車場に8:50着、一路、上諏訪の日帰り温泉、昔女工さん達が入ったという、片倉館に10時開場と、ともに入場し汗を流し、さっぱりとして気持ち良く、坂田君運転で中央高速諏訪インターから高速に乗り、東京駅に15:15着で、坂田君を見送り、我が家に4時半頃着き、まだ陽がさんさんとしているの、テントを洗い乾したり、登山道具の手入れが、出来ました。

 車でのアプローチの短縮で、大変楽な登山で、楽しむ事が出来ましたが、歩く時間が少し坂田君には、物足りなかったかも知れませんね、その分、重たい荷物を余分に持ってもらいました。靴の履き心地は、左右小指が少し当たるので、購入したところで矯正しようと思っています。  以上

記 安達

PS 写真はフォトアルバムにも掲載しています。是非ご覧下さい。

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