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剱岳・源次郎尾根

日程: 2026/08/08〜08/11
山域: 剱岳(北アルプス)
参加者: 大塚(L)・林ゆ・泉・小野里

今回はアルパイン入門ルート、剱岳、源次郎尾根に挑戦してきました。北アルプスは今回で3回目。そんな自分がアルパインルートに挑戦してもいいのかと色々考えましたが、「行きたい!」という気持ちが勝り、挑戦することにしました。

1日目
扇沢から室堂を経由し、剱沢キャンプ場へ向かいます。扇沢から始発のバスに乗り、いざ出発。初日はアルペンルートを通り剱沢までのアプローチ。アルペンルートを通るということもあり完全に旅行気分。室堂に到着し、みくりが池や雷鳥沢を横目に御前小屋を経由して剱沢へ向かいます。雷鳥沢を越えたあたりからガレ場が続き、アプローチだけなのに体力を削られました。それでも予定より早めにテン場へ到着。ゆっくりしていると、なんとTJARの選手と遭遇!実際に選手の姿を見ることができ、僕にとって嬉しいサプライズでした。明日のアタックに備え、この日は早めに就寝します。

2日目
いよいよアタック当日。まだ日が出ていないうちに剱沢を出発します。剱沢雪渓をアイゼンを履いて下っていき、30分もしないうちに源次郎尾根の取り付けへ到着。ここでピッケルとアイゼンをしまい、いよいよ登攀開始です!序盤は濡れた岩や湿った地面が続き、全体的にジメジメとした印象。松の枝に掴まりながら藪をかき分け、少しずつ標高を上げていきます。途中、ルートが不明瞭な場所で間違ったトレースの方向へ進んでしまう場面も。一般登山道とは違い、アルパインルートではルートファインディングがいかに重要かを実感しました。そうこうしているうちに、徐々にゴツゴツとした岩肌を掴んで登る場面が増えていきます。楽しい反面、常に緊張感のある登攀が続きました。そしてここで悲しい事件が発生。お気に入りの手袋を、不本意ながら谷底へデポしてしまいました。お気に入りだっただけにショックを受けながら登り続けていると、ようやく第一岩壁に到着。Ⅰ峰のピークを越え、Ⅱ峰へ向かいます。西側には別山尾根、東側には八ツ峰が連なり、晴天も相まって剱岳周辺の景色を最高に楽しめました。Ⅱ峰からは30mの懸垂下降。60mのダブルロープで降下していきます。切り立った岩壁に身を乗り出して、ロープに体重を預けて降下するのは、思っていた以上に緊張しました。降下後はひたすら山頂を目指して登ります。ガレ場を登りながら進んでいると、雷鳥の親子と遭遇。警戒心がなさすぎる雷鳥に癒され登り続けていると、ついに剱岳山頂へ到着!「試練と憧れ」で有名な剱岳に登頂できた余韻に浸りながら、別山尾根から下山します。剣山荘でご飯をいっぱい食べ、テン場へ戻って昼寝。気温も丁度よく最高の昼寝でした。午後から天候が崩れる予報でしたが、夕陽が見れるほどの快晴。「ということは星空も綺麗なのでは?」ということで急遽、テントの外で寝てみることにしました。寝床を整地し、服を着込み、枕になりそうな石を調達して就寝。シュラフの中は足先が冷える程度で、思いのほか快眠することができました!流れ星が沢山見えたので願い事しておきました。

3日目
今回の山行も今日で最終日!お風呂と美味しいご飯のことだけ考えながら下山します。日が出る前にテントを撤収し、剱沢を出発。御前小屋付近で日の出を見ることができました。朝日に照らされる剱岳はとても神秘的で、「また来たい」と思わせてくれました。早めに室堂へ到着し、まだ人が少ないガラガラのみくりが池を満喫して扇沢へ下山。下山後は近くの温泉で体を労り、サウナで整いました。僕は下山後のサウナが、この世で1番整うと思っています。その後、翌日から南アルプス全山縦走を予定する泉くんを甲府駅にデポして解散。山行を終えたその日から、長期縦走へ出発する泉くん。彼の体力はいったいどこから湧いてくるのか。今後も探っていきたいと思います!

山行を終えて
今回自分にとって初めてのアルパインルートとなりました。実際に源次郎尾根を歩いてみて、一般登山道とは違うルートファインディングの難しさや、その場その場で状況を判断する能力など、単純な体力だけではないことを今回の山行を通して実感しました。今回は先輩方に連れていってもらい、登頂することができました。しかし、いつかは自分達の力だけで登れるようになりたいです!今後も色々なルートに触れ、山を楽しみながら挑戦を続けていきたいと思います。「試練と憧れ」の剱岳、いつかは厳冬期登頂を目標に頑張ります!

(記: 小野里)

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