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南信州 戸倉山

日程: 2011年5月4日(水)
山域: 戸倉山
参加者: 掛川義孝(L)・浩世
行程: 戸倉山キャンプ場(8:40) – 馬止の松(9:30) – 金明水(10:30) – 山頂(10:45) – 戸倉山キャンプ場(13:00)

戸倉山は標高1681メートル。地元では「伊那富士」の名で親しまれている。
中央アルプスと南アルプスの眺めがいいということでこの山を選んだ。
3日夜、伊那ICで降り、高遠町へ向った。「さくらの湯」という温泉に入る。
こじんまりとしていて空いていた。
肌がつるつるになる、アルカリ泉で気持ちいい。
お風呂の後、伊那市に戻り、名物の「ローメン」を食べに行く。
去年10月に来た時は食べ損ねた。元祖といわれる「萬里」に入る。
ローメンとは?焼きそばでもなく、ラーメンでもない。
メンは焼そばの太麺だがスープがある。スープ焼そばというのが近いか。
特徴はマトンやラムなど羊の肉とニンニクを使うところ。
お店の人に明日登る戸倉山に行く道路のことをたずねたら、
「ちょうど市長さんがいらっしゃってますから、、」と
隣の席にいた伊那市長を紹介してくれた。
白鳥市長も山好きで山の会に入っていて、藪山が好きだそうだ。
いろいろ山の話を聞き、酒も勧められ、思わず長居をしてしまった。
再び高遠に戻り、その夜は美和湖のほとりの道の駅「南アルプスむら長谷」にテントを張った。

翌朝、晴れ。登山口の戸倉山キャンプ場に向う。
狭いが舗装された道をぐんぐん登り、キャンプ場に着く。
車は10台ぐらい置ける駐車場がある。だが既にかなり埋まっていた。
ルートは特に急登もなく、歩きやすい。道もよく整備されている。
途中、ミツバツツジの群生地がある。
地元の登山者によると、今年は寒く、花は少し遅れているそうだ。
それでもちらほらと目を楽しませてくれる。
Photo_3
登山道の両脇はツツジに囲まれていて、後二週間ほどずれていたら、ツツジのトンネルだったかもしれないと思わせた。
馬止の松を過ぎる。昔の人が草を運ぶ馬をつなぐ目印にしたそうで、
こんなところまで馬が上ってきていたのかと驚いた。
ところどころ、中央アルプスの見渡せるところはベンチがあり、座って白い稜線を眺めた。
8合目には金明水という水場があった。あずまやもあり、なべややかんが置いてあり、近くには焚き火の跡もある。
冷たくておいしい湧き水だった。
ほどなく不動明王のある山頂に着く。Photo
Photo_2風もなくおだやかだ。
西は、中央アルプス、東は仙丈から、間ノ岳、農鳥、塩見、悪沢、赤石、かすんでいたが兎と聖が見えた。
コーヒーを淹れ、のんびりと過ごして、往路を辿る。
コース上は、天然林の中で、アオモジがちいさな黄色い花をつけていた。
紅葉の秋もいいだろう。
家族連れも多く、いいハイキングコースだった。

駐車場は無料。人気の高い山なので、季節によっては
駐車スペースを探すのに苦労しそうだ。
キャンプ場までは小さな標識をたどっていくが夜だとわかりにくいだろう。

トイレはキャンプ場のみ。コース上はない。水場はキャンプ場と金明水の2ヶ所。

さくらの湯 伊那市高遠町西高遠928-2 0265-94-3118 大人600円 最終入館20:30

ローメン 萬里 0265-72-3347
ローメンの店は多い。観光案内所でローメンガイドブックが手に入る。店により、個性があるようだ。

(記: 掛川義孝)

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