日程: 2021年11月27日(土) – 28日(日)
山域: 甲府幕岩(山椒王国メイン)
参加者: 林・江戸
雪の舞う甲府幕岩に戦いを挑んできました
第1日目
・森であそぼう 5.10c/d ?
朝8時過ぎ、壁に取り付く時には八ヶ岳上空から雪が舞い込んできており、じっとしていると指先が冷痛い。
この課題は徐々に傾斜が付くカンテで、ホールドは見た目よりも悪かった。岩も凍っているように冷たく、指の感覚が殆どない…。
5ピン目からパストラルと合流するが、足の置き場に乏しくなり、最後まで苦しくてしようがなかった。
・パストラル 5.12a ?
全体通して外傾気味のカチを騙し騙し使っていく垂壁課題。5ピン目以降は↑の森遊に合流。
3ピン目までのムーブが全く分からなかった。
・シルキー 5.11b FL
カチを使うバランス系垂壁。
パストラルと比べてカチはそれなりに持てて足の置き場もある。このグレードの垂壁は粘って戦えるので苦しいが楽しい。
・ブラッキー 5.11b ?
ほぼ垂直に立つ綺麗な岩のカンテを登っていく課題。
カチホールドやカンテの凹凸を使いながら重心をズリ上げていく、手足の指先を信じる課題。OSは逃したが楽しかった。
・山椒は辛い 5.11a ?
序盤でハングを越してからやや前傾した壁を登る。3ピン目付近があまり良くない、怖い。クールダウンにならなかった。
第2日目
・どうぶつがいっぱい 5.10b RP
・木の実がいっぱい 5.10c RP
通りがかりの豊穣の森で偶然空いていたのでアップがてら取り付く。
両方とも短い前傾壁の課題。
林さん苦しそうだなあ見た目よりも悪いのかなあと思っていたら自分も思い切り苦しむ羽目に。
・30へのアプローチ 5.11b OS
垂壁の溝部分を大小カチ使って登っていく課題。
ホールドはそれなりに持てて、足の置き場もあるのでレストは挟める。終盤は甘いホールドを何とか保持してハイステップをしたりデッド気味に次を取りに行ったりと緊張。最終的に三十路を迎える権利を得る。
・トカゲ北上中 5.11b/c ?、RP
20mくらいはあろうかという綺麗に切り立った岩のカンテをひたすら登っていく課題。
上部は足先を信頼して遠めのホールドをゆっくりじっくり取りにいく感じ。ムーブは複雑ではないが、苦しく、楽しかった。
2便目RP!
・森であそぼう RP
クールダウンがてらリベンジ。
4ピン目以降は相変わらず怖かった。
※一年前に訪れたのが最初で最後となっていた甲府幕。そんな私を出迎えたのは、氷点下の寒気と雪で武装しカッチカチに冷えたカチ多めの絶壁だった。
初日は寒くてどうしようもなかったが、2日目は一転して陽が射してくれたお陰で気持ちよく登れた。甲府幕の優しさを感じた。
カチ系ということで甲府幕には苦手意識があったが、11台ではそれなりに戦えたので一安心。来シーズンは12台の課題にも挑んでみようかな?
全く関係ないですが帰りの林道で愛車のバンパーが地面にギャリギャリして悲しかったです。
(記: 江戸)