日程: 2007年10月21日(日)
山域: 氷川屏風岩(奥多摩)
参加者: 坂田(L)・掛川・志村・松林・土井・大和田・芳野・中村
行程: 奥多摩駅(9:00) – 氷川屏風岩(9:50/15:30) – 奥多摩駅(16:00)
ザイル祭の翌日は恒例となった岩トレである。例年、ザイル祭を鳩ノ巣バンガ
ローで開催していたので越沢バットレスで岩トレをしていたが、今回は奥多摩
駅近くの氷川キャンプ場に変えたので氷川屏風岩を選んだ。グレードが高くな
ることは懸念点だったが、墜落体験やそのビレーをトレーニングするに当たっ
てフリーのゲレンデであることのメリットを生かせると考えた。また、先日の
スペインで基本の大切さを痛感したので、これを徹底しておさらいすると共に
、各々リード1本こなすことを目標に、これまで以上に「岩トレ」として有意
義なものにしたいという気持ちで臨んだ。
まずは集会前の勉強会から。シングルピッチのリードに必要な知識を身につけ
るまでやりたかったが時間切れ。しかし、クライミングやゲレンデでのトレー
ニングをやるに当たっての心構え・意識を共有出来たことは意義があった。大
和田さんから必要な装備の確認からすることからやるべきだ、との指摘を受け
たことも良かった。
当日は奥多摩駅で中村さんと合流して出発。氷川屏風岩には一度取り付いたこ
とがあったはずだが、アプローチの段階からすっかり記憶が薄れてしまってい
た。左回りの沢コースを選択したが、足場がイマイチ。フクロウ岩沿いよりも
下部の方がマシなようだ。途中、とんでもなく大きな落石を引き起こしてしま
った。とばっちりを食らった中村さんには申し訳ない。
今回の誤算の1つは、BC峰には大きなスズメバチの巣があったこと。これで使
えるルートが大幅に減ってしまった。フェイスルート(5.7)をメインにしたが
、出だしが核心部なことやかなりランナウトしていることがトレーニング向き
ではなかった。ルートが少なかったために待ち時間が長くなってしまったのが
最大の反省点か。
まずはヌンチャクの掛け方&終了点での掛け替えをメインに練習した上で、ト
ップロープをバックアップにリードしてもらう。掛け替えなど終了点での処理
をようやくマスターしてもらえる機会を得たのは良かった(これまで何をやっ
ていたのかと言われそうだが…)。
初リードの対象としてのフェイスルートはハードルが高いので、チムニー
(III)に支点などを加え、これを登ってもらった。
大ベテランの芳野さんには、全体に目を配りながら気付いた点を皆に指摘する
など、未熟な自分をフォローしてくれて非常に助かったし、自分も学ぶことが
出来た。掛川さんにもいつもながらお世話になった。
雪山シーズンを目の前にしたこの時期はアイゼントレの方がふさわしいかもし
れない。来年度は検討したい。岩トレは雪山シーズンが終わればまた、二日間
みっちりやりましょう。
今後のトレーニングに反映させたいので、要望や感想などのコメントがあれば
書いてもらいたい。
(記: 坂田)