日時: 2013年4月27日(日) – 28日(月)
山域: 岩木山赤倉稜線コース
参加者: 松林(単独)
行程:
第1日目: 八戸自宅(5:30) – 八戸IC(6:20) – (八戸道) – (東北道) – 大鰐弘前IC – 岩木山赤倉神社駐車場(8:15) – 赤倉登山口(8:45) – 伯母石 – 鬼の土俵(13:00) – 巌鬼山下幕営(15:00)
第2日目: 出発(5:45) – 岩木山山頂1625m(6:45) – C1(8:30/9:30) – (往路を下山) – 駐車場(11:15) – 弘前なごみの湯(13:00) – (八甲田・酸ヶ湯温泉経由) – 八戸帰着(15:20)
27日: 快晴、森林限界上部は強風
28日: 山頂ガス、晴のち曇り
昨年の4月連休前半と同じく、岩木山春山山行に行ってきました。前回は岩木山神社から百沢コースを経由して鳥海山に直登、鳳鳴避難小屋に1泊しましたが、今回は岩木山北東の赤倉神社から赤倉稜線を登って巌鬼山(がんきさん)下に幕営。翌朝山頂に登って来ました。
昨年とほぼ同じ時期ですが、今年は積雪も気温・風雪も5月下旬の様相でシャツ1枚でも暑いくらい。東北の山は緯度は北でも、標高が低い分、気温の変化があるようです。
晴天の中、トレースは溶けて無く、枝に付いた頼りないテープマークを捜しての半分バリエーションのような登りでした。腐った重い雪に脚をとられて体力は消耗、バテバテで予定を2時間以上オーバーして森林限界手前にシャベルで斜面の積雪を切り取り、1時間かけてテントを設営しました。
テントの口を開け、ゴロゴロと寝転びながらコーヒーをすするマッタリとした時間。これです!!単独行のいいところは!
夜8時、テントの外に出てみると眼下には弘前市街地、東には青森市の夜景と黒く陸奥湾が星明りの中にくっきりと浮かび上がっていました。(昨年は吹雪で寒かった)
翌日早朝、空身で山頂まで。表面が凍ったモナカ状態の雪にワカンがひっかかりスピードは上がらないが、そこは空身の強さと10時間以上の睡眠の成果で難なく山頂攻略。
今朝は時折ガスが掛かって眺望はきかない。下山時、尾根を間違えて小一時間ほどロスをしてテントに戻った。(自分のトレースをしっかり確認せずに適当に下りたためと反省)
テント撤収後往路を下山。11時過ぎに駐車場に戻る。
今回、登山中に会った登山者は前日に1名だけ。この赤倉コースに登る人は少ないようだ。
来年は距離のある北西の長平ルートから登ってみようと思う。冬は誰も行かないようだが。
下山後、桜満開で大渋滞の弘前市を避け、開通したばかりの八甲田の雪の回廊を楽しみながら帰宅。
(記: 松林)