戸来(へらい)岳(青森県)登山報告

日程: 2014年10月19日(日)
山域: 戸来(へらい)岳(十和利山・大文字山・三ツ岳・大駒ケ岳)
形態: 一般道登山
参加者: 松林(単独)
天気: 霧後晴れ
行程: 八戸自宅(5:15) – 06:30アクリ坂登山口手前2kmの林道発(6:30/7:20) – (一般道=廃道) – アクリ峠(8:30)~09:30大文字山頂 – (敗退) – 11:30林道駐車地点(11:30) – 15:20温泉経由自宅帰着(15:20)

敗退だった。
八甲田山系の地図・国土地理院の地図・インターネットの山行ブログを参考して計画したのだったが・・・甘かった。

前日から高気圧が張り出していて当日の天気は朝から晴れ、のはずだった。

当日、登山口を目指して林道を車で進むとワダチの跡が消えて行き、雑草は茂り、雨でえぐれたままの林道には落石も多く、ついに進退窮まってしまった。

適当な駐車スペースを見つけ、そこから林道を疑心暗鬼で登り出したものの林道でヤブコキするはめに。痕跡のあった登山口のアクリ坂から登山道?に分け入った。くたびれたテープマークによるルートの跡をたどるものの何度もルートを失い彷徨した(雪解け後のバリエーションと同じようだ)。

稜線上のアクリ峠に出れば明瞭な稜線ルートがあるはず!と信じたが、みごとに裏切られてしまった。稜線は寒風が吹きすさぶケモノ道、濡れた体が冷える。

はっきり言って廃道!!
せっかく来たので、大文字山までは とヤブコキしながら先に進むが朝露に濡れた2mほどのシノ竹(根曲竹)が生い茂り、雨具を着ていてもずぶ濡れ、泥まみれ。山頂に着いても笹の高さで眺望もきかず、あきらめて撤退。

数年前の山行記録はまったく役に立たないばかりか、気軽に登りに来る登山者には大きな落とし穴であることを実感した。国土地理院に記載のある破線の山道も廃道になっているところが多いのではないだろうか、と思う。

東北は人口が減少しており、登山人口も更に減っているため、近年人の入らないルートが増えているようだ。前回登った南八甲田山系も荒れていた。

と、言う訳で、戸来(へらい)岳(大文字山、三ツ岳、大駒ケ岳 3山の総称)の内、大文字山のみ登って敗退。晴天となった下山路を泥と枯れ葉にまみれ、グチョグチョの靴でみじめに下山した。

車もタイヤも泥まみれで枯れ枝でこすれた傷をあちこちに付けながら消沈して帰宅。

※後日: 三ツ岳だけにはちゃんとした別ルートがありました。

(記: 松林)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!