日時: 2014年10月11日(土) – 12日(日)前夜発
参加者: 国府谷・坂田・他1名 山域: 明星山(糸魚川)
行程:
第1日目: フリースピリッツ(15ピッチ)登攀 – 終了店付近にてビバーク
第2日目: 下降
アプローチは素晴らしく手軽。観光客も岩壁を間近に感じることが出来る。
徒渉がなければもっと良いが…。
台風前の晴天に恵まれ、南面ということもあって暑いくらいだった。
駐車場には8台くらいあって盛況。ほとんどがフリースピリッツに集中してしまい、大渋滞。浮き石が多く、長時間の待ちは落石を受けるリスクが高い。 現にこーやさんが大きめの落石をくらい、首に当たったかと思って青ざめたが、ショルダーストラップに守られて事なきを得た。 かくいう自分も、つかんだホールドが外れてフォール、落石を誘発してしまった(最後発パーティのセカンドだから良かったが…)
フリースピリッツはトラバースが多く、やや回りくどく感じた。期待したほど安定しておらず気を使う。人気ルートの割に終了点がしっかりしていないのもいただけない。残置は当てにならず、カム類は必須。 グレードはトポ通りという感触で、石灰岩といえどもフリクションはしっかり効く。見晴らしも良い。
1ピッチが比較的長く、50m以上がおすすめ。 今回はKさんが全ピッチリード、タフさに助けられました。
数ピッチ登ったところでクライミングシューズのソールが両足ともに経年劣化ではがれてしまった…つま先部分が残ったのは幸いだった。
終了点に着いた頃には日暮れで、下山路を見つけられず、ビバークとした。 こんな時に限って装備も水も手薄…。薄着で寒かったが、こーやさんがツエルトを持って来てくれていたのに助けられた。
長い夜が過ぎて下山。やっぱり分かりにくいが、フィックスが張られていたりして、改善されているようだ。ただ足場は悪く、初めての下降がヘッデンだとかなり苦労することが容易に想像できた。
夕食兼朝食の鶏団子スープをいただき、ようやくほっとした。 何かとトラブル続きで印象が悪くなってしまったが、気温も高く、天気に恵まれたことは良かった。 本チャンはメンタル面の強さも要求されますね。
(記: 坂田)