西横川沢登り 04/7/11

メンバー:掛川(浩)、掛川(義)他3名

山行タイム:

7:12菅ノ台駐車場-8:10西横川入渓-12:50長谷部新道-14:00千畳敷カール-14:30ロープウェイにて下山 

昨シーズンより一度行ってみたいと思っていた沢であり、今シーズンの沢登り第1弾として実行することができた。天気にも恵まれ、期待どおりの快適な山行となり大満足。

10日17時半頃静岡を出発し、約3時間ほどで駒ヶ根I.C.を降り、スーパーで買出しをして、菅ノ台バス停にて小宴会を行う。星空は見えなく、翌日の天候が気になるところだ。

翌日、天気は曇り。しらび平に向かう観光客と共に7時12分の始発バスに乗り込む。道中、大雨となり先が思いやられたが、しらび平に着く頃には小雨となり、入渓する頃には雨もすっかり止んだ。ここで身支度を整え、5分ほど戻った橋から簡単に入渓する。堰堤を2つ越え、初めの15分ほどは小滝をさくさくと快適に越える。しらび平にて20名を越える大人数のパーティがもう一組おり、後ろから追われるような気分だったが、このパーティは以外にも足の揃ったパーティで、途中、追い抜かれることになる。間もなく30メートルの大滝が現れる。スタンス、ホールド共に豊富で、傾斜も緩く簡単に登れそうだったが、高度間があるため、念のためロープを出してもらう。この頃には後続パーティがつかえており、最後に登った私はすぐ後ろから追われるように駆け上った。その後も小滝、ナメ滝が連続し、谷は明るく開けており、青空も見え始め、最高気分にて遡行を楽しむ。20メートルの滝では下部は簡単に登れたが、中ほどで右岸の方にトラバースし、上部へと抜けるところが少し大変だった。が、ここでもロープを出していただいたので、安心して登ることができた。この時点にて、後続パーティは右岸の巻き道を抜け、先行して行った。途中、休憩を一度取り、いよいよ最後のクライマックスであるゴルジュの中の30メートル大滝が現れた。が、先行パーティが続々と登っており、上部にて一人一人お助け紐にて引き上げていたため相当な時間がかかりそうだったので、我々は左の方から高巻くことにする。おもしろそうな滝だっただけに残念だった。その高巻きも行ってみると以外にも急な草つきで、結構苦労する。上の方ではなんとなく踏み後もあり、ここは高まきルートとなっているのだろうが、結局のところはこちらでも相当な時間がかかってしまった。おいしそうなデザートは次回へ残しておくこととなった。この後は、平凡な小滝が続き、次第に水も枯れ、忠実に詰め上がると間もなく長谷部新道に出る。ここからの景色は最高で晴れ渡った青空の下、駒ヶ根市が一望できた。登山靴に履き替え、廃道となっている長谷部新道を1時間ほどトラパースすると千畳敷カールに到着した。そろそろ足のつり掛けていた私には非常に足に優しい下山で、この沢の印象をますます良くした。千畳敷カールでは、一つの雲のさえぎりもなく勇壮な宝剣岳を眺めることができ、雨女にはまずないこのような晴天に感動した。しばしの景色を楽しみ、2時半頃のロープウェイにて下山する。小太郎温泉こまくさにて汗を流し、帰途に着いた。

今シーズン初めての沢登りにて、このような晴天に恵まれ、今シーズンは期待できるかな、とこれからの山行に期待が膨らみました。毎度の事ながら、トップでは到底登る力のない私は、今回も同行メンバーにおんぶに抱っこで情けない話ですが、いつになっても初心者の域を脱出できない状態です。それでも楽しいメンバーと楽しい山行ができればそれで満足してしまう向上心のない私でして、今後ともお荷物となりっぱなしかと思いますが、どうかよろしくお願いします。今回は大満足の山行でした。ありがとうございました。

以上。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!