鹿島槍東尾根
日時: 2014年4月26日(土) – 29日(月)
山域: 鹿島槍ヶ岳 – 爺ヶ岳(北アルプス)
参加者: 国府谷(L)・坂田・中村
行程:
第1日目: 大谷原(8:20) – 鹿島槍東尾根二ノ沢ノ頭付近(14:00頃/幕営)
第2日目: 二ノ沢ノ頭付近(5:30) – 鹿島槍ヶ岳南峰(12:20) – 冷池(14:30頃/幕営)
第3日目: 冷池(5:20) – 爺ヶ岳(7:05) – 神社(12:30)
天気に恵まれ(1日目・2日目は晴れ、3日目は曇り)、久しぶりに泊まりで山へ入りました。行く前はいろいろと高望みも出ましたが、いざ登ってみるとちょうど良かったというか、疲れました。特に下山後半は…調子の悪そうな中村さんに追いつくのも大変な有様で。
5パーティくらいは入っていてさすがの人気ルート、トレースにも助けられました。
いつもながら春山の核心は、クライミングよりも、リッジや斜面に中途半端に乗っかった雪の処理だと思いました。食事は初日はキーマカレー、2日目はトマト鍋、どちらも当たりで力出ました。第1岩峰は雪がついてノーザイルのパーティも居ましたが、取り付き部分は雪が切れていたので、ノーザイルで登ったこーやさんにロープを下ろしてもらいました。第2岩峰もこーやさんリードで、セカンドなのに思ったより苦労してショックでした。中村さんもスムーズで、パーティとしては比較的時間を掛けずに登り切ったと思います。入山時の県警の救助隊からは、積雪量は平年並みとの情報をもらいました。気温は高く、やっぱり春山は快適ですね!
また、定期的に山に入りたいと思わせる山行でした。
こーやさん、中村さん、大変お世話になり、ありがとうございました。
(記: 坂田)
今回は、ロートルの私の体力を考慮して、国府谷さん・坂田さんに共同装備の主なものを背負ってもらい、テント場設営なども二人でやってもらいと、お客様扱いで楽をさせてもらいましたが、それでも二人のペースにはついていけず、常に遅れ気味で少々迷惑をかけました。
特に最終日は、疲れからか胃をやられ、鹿島部落に着くころにはなかなか固形物を受け付けないくらいになっており、普段の節制をちゃんとしなければと大反省でした。
一日目は一の沢の頭の手前でテントを張ったが、鹿島槍から爺が岳までの眺望が素晴らしいところでした。二日目の二の沢の頭から第二岩峰までが核心部で、第一岩峰までの急な長い雪壁はやらしかったし、第一岩峰のルンゼと第二岩峰ではザイルが必要でした。
第二岩峰すぎて、北嶺についてもまだ本峰である南峰までは結構の距離があり、バテバテの状態で南峰に着きました。最終日は、体調不調ながらも爺が岳から長い東尾根を1700mくだりきりました。
山行は天気にも恵まれ素晴らしいものでした。鹿島槍東尾根だけでも素晴らしいのですが、さらに爺が岳まで縦走し爺が岳東尾根下降するというルートはさらにこの山行価値をあげました。
国府谷さん、坂田さん、どうもありがとうございます。
(記: 中村)