煌めく小川山マルチ「セレクション」

日程:2017年6月3日(土)
山域:小川山 
参加者:国府谷、中村、雨宮
行程:屋根岩2峰セレクション6P 
晴れ
登攀しての第一声は6P目!えらく大変だった!必死!でも目にした岩綾帯の世界は煌めく未知なる世界。
コースは屋根岩2峰その名も「セレクション6P」 全て国府谷さんリードで受講中の私を導いてくださいました。ルートファインディング、見事なムーブ、多数のギア、慎重に設置されたカム、
その動きはとてもリズムカルで優雅でした。
スラブでは「ロープあるんで思い切って登ってきて」と声をかけていただき怖さはあったがその言葉を信じてシューズのフリクションを効かせた。

高度が上がって岩綾がロケットのように地球から飛び出していて、それが面白くあっちこっちに点在し、眼下に広がる新緑と爽やかな初夏の風 が心地よかった。これがマルチの開放感なんだろう。

これは見てはいけない景観をみてしまい、山好きの私に新たなチャレンジの課題がてんこ盛りに成る予感が。。。やばいな。。。

子供が美味しい飴を食べてしまった感覚です。

チムニーでは中村さんの登り方を参考にしなかったら登り方がわからなかった。
わからないことばかりのクライミングでしたが高度感満載のマルチピッチ は、
スラブ、チムニー、クラック、トラバース、フレアーした岩 と変化に富み
緊張感とともにトキメク自分がいた。
6P目は私の実力以上のクライミングで技術のなさを恨めしく思う。リードなんて程遠い。
アチッコチ傷だらけになったが、このような素晴らしい世界を みてしまい家に帰ってクライミングの本を手に取りその技術の多さにため息をついた。
すぐに上達するわけでもないので、できることはジムに真面目に通おう。
国府谷さん、フリークライミングの新しい世界を見せていただきありがとうございました。
写真と一緒に復習
①P取り付きは簡単な左の方からでしたが垂直の登りの取り付きで立ち上がれず苦労した。
②Pスラブ
③P 終了点は立木  チムニー
④P 終了点は立木
ここからクラックが始まりハンドジャム、フットジャム、レイバック等のクラック技術が必要で先輩の動きをよく見て見よう見まねで登る
⑤P クラック、トラバース
見たところ100Mは切れ落ちている岩。スリル満載ですが国府谷さんがカムを丁寧に設置していく。続いて中村さんがジャミングしながら。
このクラックを越えられて安堵
⑥P セレクション クラック、フレアードチムニー
ここの足場は狭く切れ落ち下が遥か遠くに見えたが新緑が綺麗でそんな恐怖感も忘れた。
さあ、最終ピッチ5.9の始まり。ここまでは国府谷さんの動きをみながら登れましたが、ここからは必死すぎて何をどうしたか覚えていない。ただただ全ての身体の機能をがむしゃらに使った気がする。最終点の岩は被っていてムーブ技術の見せ所なんだろな〜と後で思った次第。。。
最後は慎重に懸垂下降  小川山のランドスケープは最高でした。森に吸い込まれていく中村さん。
PS:山にカメラを忘れたのは初めてだ。携帯で撮影できて良かった。。。
雨宮(記)

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