2211 越百山・南駒ヶ岳

日程: 2022年11月7日(月) – 8日(火)
山域: 越百山・南駒ヶ岳(中央アルプス南部)
参加者: 松林
行程:
第1日目: 伊奈川ダム下駐車場(22:50)(車中泊)
第2日目: 伊奈川ダム下駐車場(6:13) – 福栃平 – (遠見尾根) – 越百避難小屋(12:00) – 越百山(空身ピストン) – 避難小屋(泊)
第3日目: 避難小屋(5:50) – 越百山(7:00) – 仙涯嶺(9:00) – 南駒ヶ岳(11:50) – (北沢尾根) – ケサ沢 – 福栃平 – 駐車場(16:20)

伊奈川ダム駐車場には朝まで他の車は1台も無かった。今回も誰にも会うことのない山行だナ と思いながら6時前に出発。ダム周辺の紅葉は真っ盛りで天気も良好。テンポよく高度を稼いで越百小屋まであと10分ほどのところで下山してきた40歳代の登山者一人に会った。前日空木岳避難小屋に泊ったそうだが 早い! 伊奈川ダムからさらに歩きJR須原駅まで行くという健脚者だった。

途中わかりにくい水場で4L補給し12時過ぎには避難小屋に着いてしまったし天気も良いので空身で越百山をピストンしてきた。

山頂はピーカン。御岳・南アルプス・富士山・八ヶ岳まで望める最高の眺望でした。

越百避難小屋は古いがこぎれいで快適。真新しいトイレはカギがかかって使用不可だったのが残念でした。

翌朝も快晴。放射冷却で寒く風も強い。長く伸びた霜柱をザクザク踏みながら登る。
越百山の良いところは伊那盆地が直下に見渡せることだろう。駒ヶ根と松川の町が真下に広がっており正面には南アルプスほぼ全山が望める。西に御岳と中央アルプスという越百山の立ち位置も実感できるところだろう。
仙涯嶺と南駒ヶ岳の北斜面には積雪があったがアイゼン・ピッケルを出すほどではなく大半のルートは無雪。中央アルプス南部は根雪になるのが遅いようだ。

北沢尾根を下り出してすぐに後ろから20歳代後半と思われる若者が追い着いてきた。聞けば私と同じ伊奈川ダムに車を停めて今朝04時に登りだしたとのこと。同じコースを日帰りすると言う。空身とはいえ驚くべき健脚・体力。年齢差と体力差を見せつけられた感じだ。

伊奈川ダム下駐車場には予定より早く下山できたもののラスト3時間はヒザに力が入らず辛い下りだった。谷底の駐車場はこの時期すぐに陽が陰ってくる。

ちょうど皆既月食に遭遇し天候も良かったので月食を見ながら帰宅した。

今回の山行もアプローチが長く、稜線付近はハイ松が茂り登山道をおおい隠していてルートがわからない箇所がかなりあった。的確なテープマークが無ければ3回程度の道迷いでは済まなかったと思う。こいうときのナビは心強い。

(記: 松林)

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