日程: 2023年2月25日(土)
エリア: 八ヶ岳
参加者: 林(L)・江戸
行程: 八ヶ岳山荘(4:00) – 赤岳山荘(4:40) – 摩利支天沢大滝(7:00) – 大滝抜け口(7:50) – 阿弥陀岳北西稜(下部岸壁手前のリッジ部)(9:30) – 上部岸壁(11:00) – 阿弥陀岳山頂(12:30) – 八ヶ岳山荘(15:30)
前々からリーダーと計画していた摩利支天沢大滝〜阿弥陀岳北西稜の連続登攀。
前日21時頃に東京を発ち、日が変わる前に小淵沢の道の駅へ到着、3時間ほど仮眠を取る。その後、美濃戸に移動し、4時頃入山。直近の降雪を心配していたが取り越し苦労で、南沢、摩利支天沢ともにしっかりトレースが残っていた。大滝は例年より痩せていたようで、氷瀑の強傾斜部はせいぜい10m程度で、そこからは徐々に傾斜が緩んでいた。
7時に大滝に取り付く。ジャンケンに勝ったのでリードは私。背中に荷物を背負っていた為かパンプが早く、レストの姿勢を取っても回復が遅く感じた。また、早朝の為か氷が硬く、ピックを打ち込むのにいつもより苦労した。20分程度、我慢のクライミングでようやく抜け口までたどり着き、一息つく。
その後は正面左側に見える北西稜を目指し、しばらくルンゼ沿いに登る。そこから北西稜の尾根に乗るまでにはモナカや吹き溜まりでやや足を取られたが、総じてペースは良かった。
下部岩壁手前のリッジ部分からは、要所要所で残置支点有り。下部岩壁までは簡単に見えたのでロープを出さなかったが、若干悪い所もあるので、今思えば最初から出すべきだったと思う。
上部岩壁は完全なクライミングで、北西稜の核心。ペツルの支点から3,4m右にトラバースし、岩壁のクラック部を登る。リードは林L。所々で苦労しているようだったので身構えていたが、いざ自分も取り付いてみると体の向きや足の置き場が際どい所がチラホラ。岩も冷たく手の感覚が時折消えるので、リードでやるのはかなり怖いと思う。
頂上に抜けたのは12時半頃。深いラッセルや岩壁の待ち等もなく、ノントラブルで登攀を楽しむことができた。
・所感
大滝が若干痩せていたものの、ひとまずは八ヶ岳で目標に据えていた課題を終えることができた。
帰りのお風呂はスパティオ小淵沢で頂く。
ゴハンは八ヶ岳南側のヴィラ・アフガンにて。ここはカレーがメインのお店で、今回は上質なビーフカレーとナンをゆっくり味わった。
(記: 江戸)