日程: 2023年11月11日(土)
山域: 瑞牆山
参加者: 国府谷・江戸
・今季10回目の瑞牆山。先週の紅葉は殆ど強風で吹き飛ばされ落葉の絨毯と化していた。冬一番。
・今回は満を持してベルジュエールに挑戦。1p目で落ちたのが残念だったが2p目以降は気持ちよくやらせてもらった。トラッドのピッチに関しては、前烏帽子岩やクラック地獄エリア辺りで10a課題を粗方RPしているなら心配はいらないと思う。全ピッチOS/RPを狙うなら、やはり1p目が最大の壁。
・長丁場なだけあって、正面壁の頂上に立つのは気持ちが良い。次の課題は秋一番と行きたいところ。既に冬になってそうだけど。
以下、備忘録&ネタバレ有り。
※グレードやピッチ数等は瑞牆本準拠
植樹祭駐車場に6時半着。いつも通りの東京4時発だったが、先週と違い駐車場はスカスカ。朝の気温は1℃。

○十一面岩正面壁
・ベルジュエール 5.11b(0800登攀開始/1400頂上/1500取付)
正面壁1番乗り。僭越ながらリードさせて頂きました。
1p(5.11b ×):カンテ状の岩からスタート。ハング下を右トラバースし、その後は上へ。序盤のハング下トラバースと終了点手前のスラブパートが核心だろうか。上部スラブに入ったあたりでフォール。寒さか靴紐の締め過ぎか、足の指先の感覚が殆ど無く、その後も2度テンションを掛ける。がーんだな…出鼻をくじかれた

2p(5.10a OS):ハング下トラバースからコーナー沿いに直上。序盤のトラバースが怖い。コーナー沿いの上がり始めも気が抜けないが、ここは小さめのナッツがあれば使えそう(折角ボールナッツを持ってきていたのに、アタックザックの中に入れっぱなしだった。ショック)。傾斜が緩むと灌木有り。ロープの流れは悪くないので3p目へリンク。

3p(5.7 OS):目の前にあるガバガバのフレークを登る。フレークは脆そう。上部に灌木。
4p(5.9 OS):木登りから始まり、傾斜が強まるコーナーをひたすら進んでいく。コーナー上部のクラックは泥が詰まっておりプロテクションも取りにくく緊張する。コーナーをどん詰まりまで進むと、左側の壁に10m弱の直上クラックが走っている(基部に終了点あり)。最初はガバガバのハンドだが、抜け口辺りはシンハンドサイズでちと厳しい。クラックを抜けると終了点があるが、今回は5p目取付までロープを伸ばしてカムで支点を作った。


5p(5.10a OS):立派な大フレーク。序盤は左差しでフェイスのホールドも使いつつ上へ。中盤でレイバックに入った直後は体勢がややキツいが、少し上がればフットホールドがある。C#5があればそこで決められるが、上はガバなのでランナウト承知でさっさと抜けても良いかも。バンドに上がると終了点があるが、今回は灌木の方まで進んだ。


6p(5.8 OS):チムニー。抜け口のチョックストーンまではプロテクションセットが不可能で、唯一中間部にリングボルトが一本。バック&フット→ヒップスラストで上まで。チョックストーンにはC#1が決まる。チョックストーンを乗っ越した後は歩いて灌木へ。


7p(歩き):正面に見える岩壁に対し右寄りに進む。フェイスとピナクル間のチムニーが8p目入口。
8p(5.10b OS):チムニー内を進んだ奥から登り、左上コーナーを行く。スラブの先の垂壁には逆イの字クラック(瑞牆本ではT字クラック呼び)が走っており、下部はガバフレークだが上部に抜ける辺りでワンムーブ核心がある。その後は右上して終了点へ。


9p(3rd):岩の上を渡り歩いて、ピーク方面に向かう。
10p(5.8 OS):数mのクラックと、頂上直下のスラブ。クラックは初っ端ワンムーブが核心。最後のスラブに打たれたボルトは頭が外れている。頂上に終了点。景色良し。



下降:頂上から10p目取付のテラスに懸垂下降で降りた後、頂上岩壁に向かって右側へ回り込むように歩いていくと広場に出る。ケルンを頼りに歩いていくと正面壁・奥壁のコル前の大岩の上に出るので、向かって右側のルンゼ状の岩沿いにクライムダウンを交えて降りる。正面壁・奥壁のコルに降りた後は、岩の下を潜ったりフィックスロープで懸垂しつつ下っていけば、奥壁へのアプローチルートに合流。




※使用したカム類について
・キャメロット#0.3-5(#0.75-4は2個)
・仮に再挑戦するなら、キャメロット#0.3-4(#4のみ2個)&ボールナッツ#3で行くと思う
(記: 江戸)