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2504 仙ノ倉山北尾根

日程: 2025年4月5日(土)-6日(日)
山域: 仙ノ倉山北尾根(谷川)
参加者: 国府谷(L)・齋木・大塚・加藤・酒入
行程:
第1日目: 毛渡沢橋付近駐車(6:00) – 毛渡沢林道(6:18) – 仙ノ倉山北尾根取付(8:08) – シッケイの頭付近C1(12:50/泊)
第2日目: C1(6:00) – 仙ノ倉山(6:45-6:55) – C1(7:20-7:40) – 仙ノ倉山北尾根取付(10:45) – 駐車地点(11:50)

2週連続で谷川エリアへ。先週の雪訓とほぼ同じメンバーで、今シーズン通った上越の雪山〆の山行。

仙ノ倉山北尾根を登り、シッケイの頭の先にテント設営、翌日登頂して平標山~日白山~タカマタギを周回する計画でした。

土樽駅で仮眠をとり、5時起床。6時に毛渡沢橋付近に駐車してスタート。

快晴のぽかぽか陽気に、アプローチから汗だく。トレースをたどり、北尾根を登って行きます。少し標高をあげると展望が開けるのが谷川エリアの魅力のひとつ。今年の豪雪のおかげで雪はまだたっぷりですが、景色全体の輪郭が弛み、柔らかい春の雰囲気を醸し出していて、気持ちも和みます。雪庇が崩れかかっていたり、深い落とし穴があったりするので、ルート選びは慎重に。

シッケイの頭手前でアイゼンとピッケルを装着し、急な雪面を登り切ると、だだっ広い雪原が広がっていました。真っ白い三角形の仙ノ倉山が、まるで砂漠の中のピラミッドみたい。異世界のような空間に息をのみました。こんなところでテント泊できるなんて、最高の贅沢。毎回、国府谷さんが立ててくださる計画に感謝と感動です。加藤さんからは、過去一のテンバとの声も。

固く凍った雪面を時間をかけて整地して、立派な風防つきのBCが完成。この高く積んだ雪のブロックがのちに強風で倒壊し、テントの中で2度も押し潰されるとは知る由もなく…オレンジ軍団の撮影会で盛り上がりました。

テント内は暖かく快適で、時間に余裕もあり、気がつくとうとうとしたり…恒例の水作り、夕ごはん&楽しみタイムも終わり、翌日の長時間行動に備えて20時前におやすみなさい。

日中の穏やかさとうって変わり、夕方から朝まで、ポールが折れるんじゃないかと心配になるほどの強風でした。それでも睡眠十分の加藤さんと大塚さん、寝不足気味の国府谷さん、齋木さん、わたし。

3時に起床し朝食を済ませても風は収まらず、しばらく様子見。国府谷さん悩みながら、周回は止めて仙ノ倉山だけ登って下山するとの決断。

昨日あれほど晴れていた仙ノ倉山山頂は強風、真っ白で何も見えなかったけど、北尾根からの登頂に大満足。白さのお陰で、オレンジ軍団登頂写真の怪しさが際立ちました。

下山は雪が緩んでいて、かなり気を遣い、思った以上に歩き応えがありました。齋木さんが先頭でトレースつけてくれたので、安心して歩けて感謝です。たった1日でも景色の変化があり、春らしさが増していました。充実した雪山シーズンの終わりを思うと、少し寂しい気持ちにも。

先週に続き、岩の湯で汗を流し、恒例の赤城SAでランチを食べて帰路へ。来シーズンもまたここで美味しいごはん食べられますように。

(記: 酒入)

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