日程: 2025年6月22日(日)
山域: 南秋川水系・矢沢 軍刀利沢
参加者: 大塚・酒入・他
行程: 矢沢林道ゲート(7:40) – 入渓地点(8:30) – 三国峠(14:00) – 矢沢林道ゲート(15:10)
朝7時に武蔵五日市駅で合流し、車で檜原村・矢沢林道のゲート脇スペースへ。そこから装備を整え、入渓点まで林道を進みます。8時30分に入渓。林道から見える沢の様子は黒光りしていて滑りやすい苔が所々に見える。
序盤は両岸が狭く薄暗いゴルジュ帯。苔むした岩肌が朝日を受けて輝き、緑と水面のコントラストが鮮やかでした。
F5 (2段15 m 滝)では下段5 mは安全のためにロープを出しました。リードがフリーでのぼり、滝の上の大木を利用して支点を作りました。水飛沫でホールドが滑りやすかったものの、ロープのおかげで安心して突破できました。その他の途中の小滝も補助ロープや腰がらみでの確保など、細かくロープを出しながらなるべく巻かずに登攀を楽しみました。
終盤の10 m滝では、右岸を高巻いて滝上に支点を作り、トップロープを張ってクライミング練習を兼ねた登攀を楽しみました。水流沿いは一見ツルツルとしていて難しそうに見えましたが、登ってみると細かく手足の手掛かりとなる凹凸が見つかり、足場の取り方に一工夫必要でしたが全員無事完登できました。
最後は涸れ沢状のガレを拾いながら詰め上がり、14時すぎに三国峠に到着。軍刀利神社脇の開けたスペースで小休止としました。行動食をとりつつ装備を整理し、15時すぎに矢沢林道ゲートへ下山完了。山行の汗を流すために「瀬音の湯」に立ち寄ろうとしましたが、駐車場外の入り口まで続く渋滞の列に混雑が予想されたため、早々に諦めて武蔵五日市駅で解散しました。
軍刀利沢は適度な水量と登って楽しい小滝が続き、初心者を含むパーティでも変化に富んだ遡行を楽しめる好ルートでした。梅雨の晴れ間の程よい気温の中、気持ちの良いシャワークライミングを楽しめました。



(記: 大塚)