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2508 水根沢

日程: 2025年8月17日(日)
山域: 多摩川水系 水根沢
参加者: 大塚、加藤
行程: 水根駐車場(08:57) – 水根バス停(09:10) – 水根沢キャンプ場入渓 – 水根バス停(12:08) – 水根駐車場(12:10)

まだまだ暑い日が続くので泳ぐ沢で涼みたくて水根沢を遡行してきました。
朝7時に錦糸町駅に集合し、車で奥多摩へ向かいます。道路は特に混むこともなく、2時間程度ですんなりと水根駐車場に到着。駐車場は6割程度埋まっており、他の登山者や沢登りのパーティーは予想していたよりは少なそうでした。沢装備を整え、ヘルメットと沢靴を身につけて9時過ぎに出発。

水根沢キャンプ場から入渓しました。最初のうちは小さな滝やナメを楽しみながら進みますが、進むにつれて深い釜やゴルジュが現れ、積極的に泳ぎました。釜で足元が踏ん張れないと、滝に取り付くのが大変で泳ぎ沢の難しさを味わいました。

沢中は崩落や土砂で埋まってしまった釜もありましたが、それでも透明度の高い流れの中を泳ぐのは爽快で、夏ならではの醍醐味を味わうことができました。

半円の滝では、水流の上のフリクションがよく効き、突っ張るようにして軽快に登ることができました。登攀後はそのまま落ち口から滑り降り、天然のウォータースライダーを楽しみました。童心に帰ったような感覚で、沢ならではの遊び心あふれるひとときでした。今回の遡行ではロープを出す必要はなく、すべてフリーで突破することができました。コンパクトながらも小滝の登攀や釜の泳ぎ、ゴルジュの通過と沢登りの要素をバランスよく楽しめる充実したコースでした。

下山後は「もえぎの湯」で汗を流した後、食堂で奥多摩の名物わさびをたっぷり使った根っからソバを味わいました。

水根沢は、距離こそ短いですが多彩な要素が詰まっており、盛夏の沢登りには格好のフィールドです。暑い真夏にはうってつけの沢だとあらためて思いました。

(記: 大塚)

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