日程:2025年12月6日(土)-7日(日)
山域:八ヶ岳
参加者:大塚、齋木、加藤
(記:齋木)
冬季アルパイン・アイスクライミング2年目が始まりました。アイス上手くなりたいんじゃ!ということでお二人にお付き合いいただいて2日間八ヶ岳へGO
1山行1ズッコケの大塚さんは出発前に八ヶ岳山荘入口の階段で盛大にズッコケて記録更新中です(心配よりも先に「またですか」が勝ち始めました)
1日目:ジョウゴ沢
(7:00) 八ヶ岳山荘 – (9:30-10:00) 赤岳鉱泉 – (10:30-17:00) ジョウゴ沢
初めましてのジョウゴ沢。勝手がわからない上、自分の実力で登れる滝はたかが知れているので、色々見ながら遊んできました
F1は陥没ありつつだが階段状の右側は登れた。左側は結氷甘そうだったが某おっきい山岳会の人はフリーで登ってきていて登れないことはないらしい…?

F2は右側の結氷が良さそうなラインはバーチカルだし、上部脆そうだし、と思ってトポ通り右岸から巻く。帰りに懸垂しながら見てみたけど、水流見えていて陥没していたりでやばそーな感じ

F3はフリーで。

その後河原を詰めてルンゼに入って行くと圧巻のスケールの乙女の滝に。周辺も50mナメ滝や小粒だけどバーチカルな滝などあり懐の深さを感じた。最後に乙女の滝の右岸側の谷にある小粒の滝にトップロープを張って遊んでこの日は終了。その奥にも大きめの滝があって、今度登ってみたい(あれが25m大滝?)。

2日目:裏同心ルンゼ
(6:00) 赤岳鉱泉 – (6:30) 裏同心F1 – (10:00) 大同心基部 – (11:00) 小同心取り付き – (12:00) 大同心基部 – (13:00-13:30) 赤岳鉱泉 – (15:00) 八ヶ岳山荘
前日はF1で10組待ちだったという大盛況な裏同心ルンゼ。今週の寒波で結氷したのかと思いきや、どうやら先週11/29(土)には登れる状態だったらしい。
小同心クラック継続の欲張りプランだったので、5:00に赤岳鉱泉を出ようと思っていたけど、おねむな気持ちに負けて6:00出発した結果、我々は4組目くらいでF1到着。その後も続々と後続パーティが上がってくる。
F3を登ったところで先に見えるF5に目をやるとわんさか人が登っているのを見て、ちょっと萎えて早めに大同心稜ヘエスケープ(早く出て早く抜けられればいいんですが!)
小同心クラック取り付きについたのは11:00。初アルパイン??の2人をスムーズに引っ張り上げる自信はなかったので、ここで帰ることにしました
結局どっちも中途半端な感じで終わっちゃった

累積標高(上り): 1052 m
- 支点構築
- 「ルンゼ入口に小滝→ルンゼ内は歩けるナメ滝」のような場所でビレイする手段の発想がなく、厚めの氷までロープを伸ばしてスクリューで支点を作った。けどビレイしたいのはワンポイントで時間要しすぎな気がした。1つだけペツルボルトが打ってあったから、それにセルフ、ビレイはボディビレイが最適だったか?
- 新製品のスリング、BDインフィニティコードが使い勝手良かった。グローブつけてても固定分散のエイトノットが簡単に解ける
- ロープワーク
- 3人だったのでハーフロープ2本で登ったがキンクによるロープトラブルが頻発した。両方新品とのことで、購入後事前にねじれを取っておいていただくのはお願いするとして、アイスならロープ1本で3人登るようにすればよかったと後悔
- 今回は裏同心の途中で2人目は中間エイトノットで登るようにしたが、マイクロトラクションを持っていればそれを使いたかった(タイブロックは持っていたが、対応径が8mmなので使えず。ハーフロープ持って行く時はタイブロックじゃなくてマイクロトラクションだったナ…)
- テント生活
- ジェットボイルミニモを利用したが八ヶ岳の寒さに負けて点火がスムーズにいかなかった。サーモレギュレータ最強だと思っていたけどカートリッジ自体が低温だと点火でつまずくのね(※点火後はガス缶の周りに気化熱で凍結が出ても火力は安定した)。調べた感じ低温での気化不良だからガス缶を体温とかで温める他なさそう
- ハンギングキット+ガスソックのセットを試してみたい
- 夕食はアルファ米+キムチ鍋にした。野菜800g、肉600g、キューブ3個で3人分。食べ盛り2人いたのでちょっと足りなかったかも。朝食はアルファ米+お茶漬けの素
- アイスの登り方
- アックスとアイゼンの決まっている決まっていないはわかってきた一方、アイスの登り方についてはもっと研究したい
- Ⅳの登り込みとⅤのトップロープ練したいので林さんとエドくん復活してーーーー(他力本願)
- 滝の落口で傾斜が変わる部分の氷が壊れやすいのか、アックスの振り方が悪いのかは明らかにしたい
