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2604 剱岳(源次郎尾根偵察)

日程: 2026年4月26日(日) – 27日(月)(1泊2日)
山域: 立山・剱沢
参加者: 大塚・他
行程:
第1日目: 扇沢第二駐車場(06:00頃) – 室堂駅(09:42) – 室堂登山口(09:56) – みくりが池温泉(10:30-10:45) – 雷鳥沢野営場(12:59-13:23) – 剣御前小屋(13:44-13:45) – 剱沢キャンプ場(13:45)
第2日目: 剱沢キャンプ場(08:45) – 剣御前小屋(09:39-09:53) – 雷鳥沢野営場(10:54-10:55) – 雷鳥沢ヒュッテ(11:08-11:11) – らいちょう温泉雷鳥荘(11:23-11:32) – みくりが池温泉(12:05) – 室堂登山口(12:06) – 扇沢・帰京

残雪期の源次郎尾根登攀を目的とした山行でした。深夜2時に都内を出発し、朝6時ごろに扇沢第二駐車場に到着しました。GWが本格化する前の平日だったおかげか、駐車場はそこそこ余裕がありました。

今回が初めての立山黒部アルペンルートだったので、黒部ダムから大観峰駅を経て室堂へと至るルート自体がなかなか新鮮で楽しめました。ただ平日にもかかわらずインバウンドの観光客の方が多く、かなりの賑わいでした。GW中の混雑ぶりを想像するだけでくらくらします。

室堂に降り立ち、雷鳥沢野営場へ向かいました。ここから剣御前小屋までの約500mの急登がこの日最大の試練でした。残雪は腐り始めており、アイゼンがなかなか効かずにずるずると滑ってしまう状態で、ふくらはぎへの負荷がすさまじく、一歩一歩慎重に高度を稼ぎました。

剣御前小屋を越えて剱沢キャンプ場に到着後、スノーソーでブロックを切り出してテントサイトを整備しました。ブロックをしっかり積み上げて風除けを作り、整地もそこそこきれいに仕上がって、なかなか快適そうなサイトが完成しました。翌日の源次郎尾根アタックに向けて早めに就寝しました。

ところが深夜2時過ぎから雨が降り始め、フライシートのないテントの四隅から雨水が滴り始めました。このままではシュラフや荷物が浸水すると判断し、手拭い等で水を拭き取ってはコッヘルに絞り出して捨てる作業を朝方まで繰り返し続けました。おかげでなんとか浸水は最小限に抑えられましたが、寝る間もない一夜となりました。フライシートが破損していたことが原因で、次回までに対処が必要だと感じました。

2日目は朝から天候が急変し、剱沢キャンプ場からは剱岳本体すら見えないほどのホワイトアウト状態でした。強風と視界ゼロのコンディションでは源次郎尾根への取り付きすら困難と判断し、その日のうちに下山することを決断しました。無念ではありましたが、山は逃げないと気持ちを切り替えて剱沢を後にしました。

剣御前小屋へ登り返し、雷鳥沢を経由して室堂へ下山しました。雷鳥荘やみくりが池温泉に立ち寄りながら室堂を後にし、アルペンルートで扇沢へ戻りました。双葉インターの食堂で早めの夕飯を取ってから東京へと帰路につきました。

源次郎尾根は宿題として持ち帰ることになりましたが、腐り雪でのアイゼン歩行、悪天候下での撤退判断、スノーブロックによるテントサイト構築など、アルパイン山行ならではの実践的な経験を積むことができました。次回こそ好天の下でリベンジしたいと思います。

(記: 大塚)

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