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金城山(1,369m)越後巻機山塊

2005年10月22日(土)

清水清二、他(引率登山)

金城山は標高こそ高くはないが、巻機山から派生した尾根と、その昔上杉家の城山として知られる坂戸山の間に位置し、急な尾根に岩場、鎖場が数箇所あり、頂上岩峰は東側が切り立つっており、地元では昔から八海山と並び信仰の山として親しまれている。登山ルートは4本ほどあるが、交通の便から自家用車で入山して頂上稜線を周回し、5~6時間で同じ登山口に降れる西面の五十沢側のルートが人気は高い、それを反映してか東面のルートは荒れている。時期的には5月の残雪と10月中旬の紅葉と岩峰のマッチングが美しい。

10月22日

八海山麓の実家を6:56のバスで六日町駅前に向かう、天候は昨日の晴天と比し、日本海に寒冷前線が張り完全に降り坂で肌寒い、予想では今日は雨。

8:00千葉県印西市をバスで早朝4:00に出発したチームと合流、五十沢(いかざわ)側登山口に向かう、8:30中川新田(280m)でバスを降り、登山開始する。今回は五十沢側登山口から「水無コース」を登り東面の雲洞庵に至るコースを下降した。

水田地帯から沢道を行くと数台が停まれる駐車場に出る。その上部、登山口の看板を左に入り木の橋を渡り小沢を渡ると、いきなり固定ロープの急登となる、尾根に出てなおも急登が続く、眺望は良くところどころ、ロープが固定されているが足場は悪い、6合目から7合目にかけて鎖の岩場が数箇所出てきて粘土質の足場は滑りやすい、やがて尾根もなだらかになり、頂上の避難小屋に至る。尾根上に出ると越後三山(八海山1,778m、中ノ岳2,085.2m、駒ケ岳2,002m)と、坂戸山638.9m、魚沼平野が一望される頂上近くからは正面に割引岳1,930m 巻機山1,967mが大きく迫り、天候さえ良ければ谷川岳の連峰も望む事が出来る。頂上避難小屋から南西には岩峰と鎖場が続き頂上の標識と碑が祀られている。

避難小屋前の台地以外は休憩できるような安定した場所が得られない為、9合目付近まで降る。

左に「大月コース」を分け、鎖場をいくつか降り、「滝入コース」の分岐を雲洞コースに降る。この頃から霧が雨に変わり本降りとなった。下降路は荒れており、固定ロープの張られた沢筋は所々、道が崩壊した部分もあり滑りやすい草付きも多く不安定。4:00雲洞の集落に到着。

雨は翌日の朝まで降り続き、上越の山は1,200m付近まで、初冠雪となった。

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