涸沢岳

日時: 2009年5月4日(月)
山域: 涸沢岳(北アルプス)
参加者: 久世(L)・飯田
行程: 本文参照

快晴

過去に於いて涸沢岳は春夏秋冬何回か通ったことがあるが、今回は天候に恵まれ快適に山行が出来たと思います。
パーティーは久世リーダー・飯田の2名である。5:00涸沢BCを出発、前日同様北穂沢を詰める。松濤岩のコルに8:30頃到着、ここから北穂高岳頂上と反対の涸沢岳を目指す。私たちと同じルートを通ったパーティーは2・3パーティ都少なく、マイペースで通過できた。稜線は岩稜帯のアップダウンの連続である。途中の危険箇所には鎖やハシゴが掛かっており特に問題はない。正午には目的の涸沢岳に到着した。涸沢岳は穂高連峰では奥穂高岳に次いで二番目の高峰である。前方には穂高岳山荘が目の前である。目的はおおむね達成されたと思う。晴天のもと快適である。12時半頃白出のコルに建つ穂高岳山荘に到着した。
久世さんは前穂北尾根隊の状況を把握するため、奥穂高岳まで偵察に出掛けた。私は休憩の後白出のコルからあずき沢を下り涸沢のBCに向かってゆっくり雪面を下っているところへ途中から久世さんが後を追ってきた。話しでは前穂北尾根隊の状況を把握できなかったとのことであった。
20090504karasawadake 14時頃BCに到着した。前穂北尾根隊を待つべくテント内で湯を沸かし、お茶の準備などして待機していたがなかなか下りてくる気配が感じられなかった。かなり日が長くなってきた季節であるにしても、明るい内に到着して欲しいと願っていた。心配して白出のコル方面の稜線を見つめていると日も陰り始めた頃稜線に4名の人影が見えた。間違いなく前穂北尾根隊のメンバーであると思われた。しばらくすると4名の内の1人が他の3名に先行してBCに戻ってきたので話しから状況がつかめ安心した次第である。今回は天候に恵まれ実りのある山行であった。

(記: 飯田)

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