南アルプス聖岳での遭難事故について

本年1月2日に、南アルプス聖岳で発生した遭難事故は、当会会員がリーダーとなり、当山岳会の山行として、3名のパーティで登山を行ったものです。

同パーティは昨年12月30日に、聖沢登山口より入山し、聖岳東尾根から茶臼岳への縦走を目指しましたが、本年1月2日 前聖岳手前約150メートル付近の稜線上で、強風雪の為、行動不能となり緊急無線にて救助を要請。1月4日 静岡県警山岳救助隊のヘリコプターによって、救助されました。

当山岳会としては、この度の山岳遭難事故により、困難な気象状況の中にも関わらず、昼夜陸と空から懸命の救助活動に当たって頂いた静岡県警山岳救助隊及び静岡県警静岡中央警察署の方々はじめ、連絡を取り続けて頂いたアマチュア無線家の方々、医療機関の方々、友好山岳会の方々など多くの皆様に、大変なご迷惑とご心配をお掛けいたした事を、深くお詫び申し上げるとともに、多大なご協力とご支援をいただきました事に、心より感謝申し上げます。

当山岳会は、今回の遭難事故を極めて重大なことと受け止め、今後も継続して原因を究明し、二度とこのような事故を発生させないよう、万全の対応を進めてまいります。

                                    2010年2月26日
                                    鵬翔山岳会 東京支部長
                                            久世 直紀

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