日時: 2012年6月5日(火) – 6日(水)
山域: 志賀高原
参加者: 飯田・掛川夫婦・静岡山岳会友人1名
浩世と飯田さんの誕生日が30年離れているが奇しくも同じ6月9日なので始まったこのバースディ山行ももう10年近く続いているのではないかな。
今回は浩世と同じ静岡山岳会の友人1人を加え、4名で梅雨入前の志賀高原を訪ねた。
静岡を早朝出発し、信州中野のICで降りて、その日の夕食の材料やお酒を調達した。
志賀高原について、静岡山岳会のHさんがまだ水ばしょうを見たことがないというので
水ばしょうを探しにまず、木戸池を目指した。
田の原湿原を歩いて、木戸池に行ったが、残念ながらあまりいい状態のものはなかった。
しかし、ムラサキヤシオツツジの花は見事だった。田の原湿原では、ヒメシャクナゲがちらほら咲いていたがほとんどがまだつぼみだった。それでも、ヒメシャクナゲは見たいと思っていた花だったのでうれしかった。
水ばしょうを探して、前山リフトを使ってひょうたん池に向かった。リフトを降りて30分程樹林帯の径を歩いて行くと、パッと視界が開けて小さな池の対岸に白い水芭蕉がたくさん咲いているのが目に飛び込んできて思わず歓声を挙げた。ここの水芭蕉は、20センチぐらいの高さで、小さくて品があるように感じた。
そこから四十八池に向かった。所々沢沿いには雪が残っていた。飯田さんは今年の初雪だとわざと踏みながら歩いていた。
四十八池は、まだ雪解け直後の様子で、所々ショウジョウバカマの薄ピンクの花が見えた。
ほんの標高は200-300メートル上がっただけだと思うが、ここではヒメシャクナゲはまだつぼみすらふくらんでいなかった。
リフトの最終には乗れなかったので、歩いて下山して、今日の宿泊予定地の野反湖に向かった。
かなり飛ばして、それでも湖畔についた時は既に暗くなっていた。
翌朝起きてみると、雨が降っていたので登山はやめて観光しながらのんびり帰ることにした。富士見峠から八間山に10分程登った所に、地元の中学生が植えたシラネアオイが何百株とあり、花が見頃だった。
帰りに赤岩で温泉に入った。この赤岩地区は重要伝統的建造物保存地区に指定されていて
養蚕に適した古い家屋がたくさんあった。父の実家は小諸で幼い頃、二階に蚕だながあったのをうっすら覚えている。なんだか懐かしかった。
帰りは、下道を北軽井沢~佐久~須玉と行き、静岡には7時過ぎに着いて解散した。
来年もまた元気な飯田さんと山を歩いて酒を飲みたいですね。
(記: 掛川)