日時: 2013年1月3日(木) – 5日(土) 前夜発 参加者: 国府谷(L)・坂田・松林 山域: 西穂高岳西尾根(北アルプス) 第1日目: 新穂高温泉駐車場 – 小屋 – 西尾根取り付き – m付近テント場 第2日目: テント場 – m付近テント場 第3日目: テント場 – 西穂高岳山頂 – 西穂山荘 – ロープウェイ乗り場 – 新穂高温泉駐車場 雪山と言えばアルプス。 アルプスと言えば穂高ですね。 今回は西穂高。ロープウェイもあってお買得感強いですね。 ルートはこれまで何度も敗退(中止含む)している西尾根です。 今冬は冬らしい冬で雪もたっぷりです。楽しみ。 1月2日夜9時に松林さんと新宿を出発。今日はお休みなので余裕です。 坂田さんはいつも通り現地合流ということで。 懸念の笹子トンネルも順調に通過して、沢渡あたりからは本格的に 降雪があり安房トンネルを過ぎると猛吹雪。まいっちゃうなぁ。 ゆっくり運転で新穂高まで到着したのは1時頃でした。 一杯やって仮眠。 翌朝坂田さんと合流。 器材を分けて8時半ごろ出発。雪はほとんどやんでいる。 蒲田川左俣の林道はトレースがあり問題ない。 すれ違ったひとに話を聞くと昨日までずっと吹雪いていたらしい。 穂高牧場を横切るところからは膝ラッセル開始。 3人でラッセル廻して予定通り1950m地点付近に到着して幕営。 天候は回復傾向で、幕場は風も無く快適。 夕食は今夜だけ松林さんの用意してくれた豪華な鍋を頂く。 ガソリンも予備3Lあるので贅沢に。 翌1月4日は晴れ。最高気温はマイナス10度以下? ときどき吹き付ける風がとても冷たい。 今日の目標は2350m地点。標高差は少ないが水平距離はなかなかある。 昨日同様交代してのラッセル。松林さんが頑張ってくれる。 ワタシも体調良く思ったより苦しくない。 しかしスピードはさほど上がっていないようで、途中から空身の ラッセルに切り替える。 やっと予定通りのところまで到着して、第一岩峰の取付きまで 偵察がてらトレースをつけに行く。 岩峰の右手はラッセルが深すぎるので左から巻き気味に上がることにする。 今夜も幕場は快適な樹林帯の中。雪がたっぷりあるので整地しやすい。 夕食はいきなり質素に五目御飯と味噌汁だけ。 夜は冷え込んで真ん中なのに良く眠れなかった。 1月5日。天候も良いし、今日中に下山するぞー。 第一岩峰は予定通り左側から行くと赤テープもあり間違いなさそう。 このあたりからずっとうっすらとトレースが残っておりルートファインディング の助けになる。雪も締ってきてさほど潜らなくなる。 ジャンクションピークで一休みしたあと左右に張り出してる雪庇に 注意しつつ登って行くとやがて第二岩峰に着く。 ここと頂上直下はフィックスロープがちょっと残っている。 そのままロープを出すことなく登頂成功。気温は昨日よりは高めだが 水筒のスポーツドリンクはシャーベット状だし、ゼリー飲料は昨日から すでにガチガチに凍ってしまって解ける様子はない。せっかく今日まで とっておいたのに。 ここからの下山は天気も良く快適。 西穂山荘前ではマイナス5℃でもポカポカに感じる。 ロープウェイ駅からは15分で下界に到着。 そのまま、平湯の森で解凍して帰宅。 ほぼプラン通りでなかなか充実の山行でした。 天候とラッセルをやりきったのが勝因でしょうか。 思ったよりあんまりヒトの入らないルートみたいです。 樹林帯より上は風やガスが掛かっていると大変そうです。 松林さん坂田さん、お疲れ様でした。 (記: 国府谷) 久々のラッセルだった。何年か前の早月尾根や中崎尾根に比べたら通常の積雪量だったが、息が上がってしまって、見込んでいたよりも全然体が動かなかった。国府谷さんや松林さんの頑張りに感謝。 登頂日の天候は素晴らしかった。前日見えた稜線の雪煙がすごくて、ちょっとあきらめもあったが、実際には1日中日差しが暖かく、風もなかった。 第1岩稜を過ぎてからは、久しぶりに景色に見とれた。 ラッセル中にサングラスを紛失してしまったが、西側で日の当たり初めが遅く、ラッキーだった。 メンバーで一番役立たずですみませんでした&ありがとうございました。 (記: 坂田)