日時: 2019年12月14日(土) – 15日(日)
参加者: 林(L)・坂田・高安
山域: 八ヶ岳
行程:
第1日目: 美濃戸口(5:15) – 赤岳鉱泉(16:30) – 裏同心ルンゼ – 大同心稜 – 赤岳鉱泉(17:30)
第2日目: 赤岳鉱泉(6:00) – F1 − 乙女の滝(9:00) − ナイアガラの滝(11:00) − 下山開始 − 赤岳鉱泉 – 赤岳鉱泉(14:00) − 赤岳山荘(18:20)
金曜夜に、会社を30分ほど早く出て、家でバタバタと準備して出発。錦糸町で林車に乗り、小淵沢まで。
道の駅小淵沢で仮眠。阿弥陀に行く雨宮さんとばったり。
翌朝、同じところにいた坂田さんと合流して美濃戸口に停め、赤岳鉱泉へ向けて出発。
ところどころ新しく改修された橋を渡りながら、赤岳鉱泉へ。
全く雪が無い。スコップは完全に無用。
キャンディはオープンしていたが、2本ぐらいしかできなさそう。誰も取り付いていない。
12月14日 裏同心ルンゼ
テントを張って準備をして裏同心ルンゼへ。
大同心沢を過ぎたら裏同心。かなり近い。
沢伝いに登ってF1。ここでも雪が無い。結局、最後まで雪はなかった。
林さんリードでGO。
さて、ノミックとリンクスのデビュー戦。
アイゼンもバイルもパスパスと思うように決まる。
特に足は不安なく立てる。スゴイね。
手の方も、さすがにカジタとは段違い。以前借りたクオークよりも楽な気がする。
クォークを借りたのは1年前の話しなので、単にクライミングレベルが上がっただけかもしれないが。
多少の風はあるものの、天気良く快適。雪が全く無いので滝は完全に露出。
続いてF2。けっこう大きい。ここも林さんさんに行ってもらい、フォロー。少し立っているが、けっこう楽に登れた。
なぜかさっきから県警ヘリが我々の上を何度となく行ったり来たり。爆音でコールが聞こえない。
青空バックにヘリが美しい。
F3とF4はそのままノーロープで登って、F5。
ここはリードさせてもらう。やさしい滝を超えてその上の滝を目指すが、乗越たら、人が寝ていてその他に2人でシュラカバを着せたり。
落ちて怪我をした模様。先程のヘリはこのパーティが呼んでいた。
さすがにその上の滝には取り付けず、その場にあった大岩でビレイ。
林さんと坂田さんに上がってもらう。
要救助者パーティは山岳会のようで、装備もそれなりに用意があった模様。何かできることは無いかの問いかけにも大丈夫とのこと。
ヘリも飛んでいたし、救助につい我々にできることはないので、そのまま大同心稜を下る。台風のせいか、倒木多し。
赤岳鉱泉では救助隊が出発の準備をしていた。
また、翌日の長野県警のWEBに遭難情報が上がってた。
早く寝て明日に備える。
12月15日 ジョウゴ沢
6時過ぎに出発。
沢を少し歩いたところでF1。今日も天気良さそう。
立っているのでロープ出す。快調。
その後F2,F3はそのまま。雪が完璧に無いので、普段は埋まっているようなナメもアイスクライミング!
左に階段状の滝、その奥のナイヤガラは見えない。右に乙女の滝。立ってる。こちらに進む。
乙女の滝は右側に庇が出てる。左側は立っていて水氷。リードはムリそうなので、林さんが右側のルンゼを登って偵察。
トップロープを張って登る。
最初に高安。少し水流のある水氷。立っているのでレストができない。ガシガシ夢中で登って抜ける。
垂直部分の休み方は何度か練習しないと無理かな。
坂田さんは途中で断念。林さんは上手くレストを交えて抜ける。
さて、本流に戻って大滝へ。デカイ。氷の庇が沢山付いてる。
しかし、結氷甘く断念。登っている人もいなそう。
下って、ナイアガラへ。
ちょうど他パーティが撤収するところ。
待っていると、日差しを浴びて暑い、日に焼けそう。
それでは高安がリードでGO。
出だしで1本。階段を少し登ったところでもう1本クルクル、簡単に決まる。その上は垂直。手前でさらに1本入れて、突っ込む。
リンクスはスパスパ決まり、ノミックもそれほど力を入れずに決まる。氷は柔らかいので難なく刺さる。問題なくこなして、
落ち口でもクルクルして乗越す。こういった落ち口の少し平らなところの体制というかバイルの刺し方がちょっと不安定な気がする。
ペツルの支点で終了。
続いて、坂田さん、林さんと登って、撤収。
途中で3回くらい懸垂してF1右側の登山道?に出て、ギア収納して下る。
途中で坂田さんが足を滑らせて転倒。かなり痛そう。昨日のヘリが頭をよぎる。
足首をひねったようです。しばらく休んであるき出す。しかし、そうとう痛みがある模様。
ようやくテント。
片付けて出発。
坂田さんは足の痛みを我慢、のんびり歩いて真っ暗な中を赤岳山荘に到着。中で待っていると、先に下った林さんが程なく坂田車で到着。
皆さんが言うように、アイスクライミングの道具の発達はスゴイです。
坂田さんの足が良くなる様に。
(記: 高安)