日程: 2021年9月10日(金)
山域: 大面岩左稜線(瑞牆山)
参加者: 国府谷・雨宮・大江
この度、初めてのマルチピッチに参加させて頂きました。
大面岩左稜線、最初の取り付きから大苦戦。
本当に最後までいけるのか…
最初から不安が募り激しい鼓動がこの時から治まらなかったのを鮮明に覚えてます。
1P目、早くも濡れた岩に苦戦…これは無理では無いかと
しかし、2P目が少し安心できる
3P目途中から視界が開けて瑞牆の山々が徐々に顔を出し始め、同時に高度も感じるように。
高鳴っていた鼓動は更にスピードを増したのを覚えております。
挑戦と恐怖は表裏一体と思いつつ、しかしトップに立った時の喜びを考え何が何でも登りきるという気持ちで行きます。
4P目、高度感のあるトラバースということでしたが、ここはそんなには苦戦しなかったのを覚えてます。
5P目、右がかなり切れ落ちていて高度感がかなりありました。カンテをつかみながら必死で登攀。
そして核心と言われる6P目。
スラブのようなフェースのような壁を右側のカンテにしがみつきながらかなりの時間をかけて登った。すごい怖かったのを覚えております。
リードはこれ、とんでもないなと思いました。 しかし、瑞牆マルチのロケーションは素晴らしかった。異世界に足を踏み入れた気分です。
7P目ここが私にとってとんでもないところでした、、
最初少し下ってそこから登り、、なんですが何をしようとも全然登れない!A0の概念も無かったのでとうしていいかわからない。
10回くらいチャレンジし、もうダメだと何度も諦めかけました。これで最後と身体中の気を手に全集中しなんとかよじ登れました。
本当にこういう時どうするのかと後で反省しながら、フォローの人の登り方を研究しました。
8P目は歩き。
9P目は苦戦すると言われているオフィズス。今までのこともあり、正直意気消沈していたのを覚えてます。
しかし、私の体が太いこともあってか岩に身体をズリズリ擦って登ると意外とすんなり登れてしまった。
10P目はほぼ歩きで終了点に。
最後は50M近い懸垂下降で登山道に。
正直、マルチは怖すぎると思いましたが、なんとかもっと登れるようになっていつかはリードで行きたいと思いました。
いつ出来るようになるのやら、、そんなに残された時間はない。
(記: 大江)