2208 鋸岳

日程: 2022年8月22日(月)-23日(火) テント泊
山域: 南アルプス北部
参加者: 松林(単独)
行程:
第1日目: 自宅発(4:30) – 府中スマートIC(中央道) – 小淵沢IC – 釜無川ゲート手前駐車スペース(7:40) – (工事作業道) – 釜無川橋手前の分岐 – (作業廃道) – 赤尾根小屋(12:00) – 富士川水源(13:10) – 横岳峠(15:30)(テント設営) – (横岳山頂ピストン) – 岳峠サイト(16:30)(幕営)
第2日目: サイト発(5:30) – 角兵衛沢の頭(7:30) – 鋸岳山頂(第一高点)(9:00) – 横岳峠サイト(11:40)(撤収) – 駐車場(17:00)

南アルプス 鋸岳

釜無川ゲートにはガードマンがいてゲートは徒歩でも進入禁止だと言う!しかたがないので200mほど戻って河原に下り、河原をしばらく歩いて工事作業道に入り込んだ。

時間帯にもよるのかダンプ・工事関係車両が土ぼこりを巻き上げて頻繁に通る。あちらこちらで砂防工事をしている。9km超の作業道が終わり作業廃道に入るとあちらこちらで道路や橋が崩落・流失していて高巻きや河原への上り下りで時間を食う。 何度かルートを見失い間違えながらコースタイムをかなりオーバーして12:00赤尾根小屋(無人)に着いた。

ここからがまともな?登山道になるが釜無川本流は土石流の岩石で埋まりテープマークだけが頼りだが見失いがちで、まるでバリエーションルートのようだった。2回の渡渉の後、13:10富士川水源の標識のある湧水に到着。

この先、水場は一切ないのでプラティパ2個と500㏄ペットボトルを満タンにする。

14:30横岳峠着。単独テント泊で歩荷量が多く、水も多めに担ぎ上げたので予定時間をだいぶオーバーしてしまった。

テント設営が終わったころ、今日初めて会う登山者1名が鋸岳から下山してきた。福島の会津若松から車に自転車を積んできて工事作業道9kmは自転車で登ってきたとのこと、下山も自転車なら1時間ほどで車に戻れると言っていた。この登山者も登りの崩壊箇所で何度も道迷いをしたそうで不明瞭な登山道を嘆いていた。

テントで横になりコーヒーを沸かして一息ついた後で横岳に登った。山頂は樹木が茂って眺望はきかず、登山者も少ないのかコースは荒れていてテープマークも不明瞭なうえ獣道が多くてどれも登山道に思えてしまう。下山時にルートを間違えて30分ほど迷ってしまった。16:30サイト帰着。この頃小雨で視界不良。

スマホは圏外で情報は一切入らず小型ラジオを持って来ていれば・・と悔やみつつ、することもないので早めの夕食を取り就寝。横岳峠はガスに包まれだしていた。

翌23日 04:30雲の間から時折青空が望める。昨日よりはいい天気だ。

05:30テントを残して出発。三角点ピーク経由で角兵衛沢の頭まで2時間。

ピーク下のコルでヘルメット着用。ここから岩稜帯で展望が一気に拡大する。鋸状の稜線の先に鋸岳山頂の第1高点が見える。右下は戸台川。その向こうに仙丈岳。正面の甲斐駒山頂は残念ながら雲の中。 戸台川から吹き上げる風が気持ちいい。
アップダウンを繰り返し09:00鋸岳山頂着。

テントの撤収と下山道路の長さを考えて早めにテン場に戻る。撤収後早々に下山するも、コースの長さで疲れがどっと出て来てゲート下の車に戻ったのは17:00過ぎだった。

今回の山行はアプローチが長く、作業廃道は崩壊箇所が多いうえ迂回路のテープ表示もわかりにくく迷いやすい。単独幕営には少々きつい登山でしたが久々に満喫できました。

(記: 松林)

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