日程: 2023年8月11日(金) – 12日(土)
山域: 瑞牆山
参加者: 林・江戸
トラッド&マルチの修行の場を求めて瑞牆へ(今季4回目)
山河微笑の5p目に備え、ワイドをメインに練習するため前烏帽子岩で遊ぶこととした。
8月11日(木)
○不動沢 前烏帽子岩
・イージースタート
計2p。
1p目はアプローチ。テラスからすぐ右上の立ち木まで上がって、右に5mほどトラバースし、岩を1段上がる。
2p目は晩秋荒野の顕著なワイドよりも1つ右側のクラックを使って登っていく。中段では晩秋荒野のものを含め3つのクラックが並ぶが、イージースタートでは真ん中の立ち木が生えているラインを進む。その後は若干右にトラバースして、前烏帽子岩の頂上へ。
・晩秋荒野
計2pで、アプローチはイージースタートと共通。
2p目最初のワイドはとても悪い。トップロープ&空身でも、最初は取っ掛かりすら掴めなかった。チキンウイング、ニーロック等を無我夢中で試して壁の外に吐き出されないようにもがいたり、壁に背を向けて登ってみたり。ちなみに背面登りは意外と安定した。
2日間で4,5本ほどTPで練習。
・真夏の太陽
フィンガー〜ハンドのショートルート。テラスからスラブを見上げた時に、右上に見えるライン。
スラブの直下のバンドまで上がって右トラバースし、フレーク上に上がってからが本番。核心は苦しいが、ジャムの決め所はある。
初日はTP3本、2日目にリードで2本登る。
8月12日(土)
○不動沢 前烏帽子岩
・水平飛行
アプローチで新緑荒野4p目と同ラインを登る。水平飛行の後は、ケイビングルート1p終了点に合流する。
今回はケイビングルート2pは省略したため、アプローチピッチが実質の核心となった。晩秋荒野と同グレードなものの、高度感から怖さはこちらが上。
水平飛行は落ちる要素は少ないが、落ちた時の壁ビタが頭にチラついてどうにも緊張した。今思えば、いっそ思い切りフォールしてみても良かったかもしれない。
水平飛行後は、カンテを回り込んでからやや下降気味のトラバースを経てケイビングルートに合流。このトラバースも結構怖いが、プロテクションセットの際はカンテでロープがスタックしないように注意が必要。
・宇宙人
スラブの中央を右往左往しつつ登るルート。終了点は真夏の太陽と同じ。スラブが結構悪い。
思うこと
・ワイドの収穫は水平飛行のみ。山河微笑を目指す以上、近い内に新緑4p目と晩秋2p目はやっておきたいところ。
(記: 江戸)